四半期報告書-第73期第2四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)

【提出】
2015/11/11 15:18
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、円安や原油安を背景に企業収益や雇用環境の改善等がみられたものの、中国など海外経済の減速懸念等により、景気の先行きは不透明な状況で推移いたしました。
建設業界及び合成樹脂加工品業界におきましては、需要の伸び悩みや販売競争の激化、労働力不足等により引き続き厳しい状況が続いております。
当社グループはこのような状況の下、営業力の強化と積極的な販売活動に努めてまいりましたが、当第2四半期連結累計期間の連結売上高は、98億96百万円(前年同期比1.1%減)となりました。
損益面につきましては、当第2四半期連結累計期間においても徹底したコストダウン及び諸経費の削減などの諸施策を実施してまいりました結果、営業利益は6億52百万円(前年同期比27.2%増)、経常利益は6億85百万円(前年同期比23.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億32百万円(前年同期比26.5%増)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりです。
[合成樹脂加工品事業]
主力の建材製品は、住宅資材、壁装用品及び輸出用床材が売上増となりましたが、国内床材及び防水資材は売上減となりました。また、産業資材製品は、欧米向けフイルムが売上増となりましたが、車両用床材は売上減となりました。
この結果、売上高は96億98百万円(前年同期比1.2%減)、営業利益は4億99百万円(前年同期比38.9%増)となりました。
[不動産賃貸事業]
不動産賃貸料収入は、売上高は1億98百万円(前年同期と同額)、営業利益は1億52百万円(前年同期比0.4%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間の資産合計は、前連結会計年度より6億45百万円減少し、203億85百万円となりました。その主な原因といたしましては、投資有価証券が1億28百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が8億91百万円減少したことによるものです。
負債の部では、前連結会計年度より10億33百万円減少し、87億58百万円となりました。その主な原因といたしましては、支払手形及び買掛金が3億39百万円、電子記録債務が1億63百万円、未払法人税等が66百万円、長期借入金が2億50百万円それぞれ減少したことによるものです。
純資産の部では、前連結会計年度より3億87百万円増加し、116億26百万円となりました。その主な原因といたしましては、配当金の支払いがありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が2億89百万円、その他有価証券評価差額金が87百万円それぞれ増加したことによるものです。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ44百万円増加し、43億53百万円となりました。当第2四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況と原因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、8億3百万円(前年同四半期収入2億99百万円)となりました。これは主に仕入債務の減少及び法人税等の支払がありましたが、税金等調整前四半期純利益、減価償却費及び売上債権の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、3億33百万円(前年同四半期支出2億70百万円)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、4億26百万円(前年同四半期支出43百万円)となりました。これは主に長期借入金の返済及び配当金の支払額による支出によるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1億38百万円です。