四半期報告書-第75期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/08 14:08
【資料】
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済や企業収益の回復などを背景に雇用・所得情勢に改善が見られるなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。
当社グループを取り巻く事業環境は、建設業界及び合成樹脂加工品業界における人手不足や原材料価格の上昇に伴うコスト上昇等により引き続き厳しい状況が続いております。
当社グループはこのような状況の下、営業力の強化と積極的な販売活動に努めてまいりましたが、当第3四半期連結累計期間の連結売上高は、153億21百万円(前年同期比0.2%減)となりました。
損益面につきましては、当第3四半期連結累計期間においても徹底したコストダウン及び諸経費の削減などの諸施策を実施してまいりましたが、営業利益は15億77百万円(前年同期比11.5%減)、経常利益は16億29百万円(前年同期比10.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億30百万円(前年同期比0.5%減)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりです。
[合成樹脂加工品事業]
主力の建材製品は、国内床材及び壁装材が売上増になりましたが、防水資材、住宅資材及び輸出用床材は売上減となりました。また、産業資材製品は、欧米向けフィルムが売上増となりましたが、車両用床材が売上減となりました。
この結果、売上高は150億38百万円(前年同期比0.3%減)、営業利益は13億65百万円(前年同期比13.2%減)となりました。
[不動産賃貸事業]
不動産賃貸料収入は、売上高は2億82百万円(前年同期比1.6%増)、営業利益は2億12百万円(前年同期比0.8%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末より5億91百万円増加し、220億88百万円となりました。その主な原因といたしましては、現金及び預金が1億63百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が2億76百万円、電子記録債権が2億60百万円、商品及び製品が1億31百万円、投資有価証券が2億53百万円それぞれ増加したことによるものです。
負債の部では、前連結会計年度末より4億68百万円減少し、73億74百万円となりました。その主な原因といたしましては、短期借入金が1億円、未払法人税等が3億99百万円、長期借入金が1億44百万円それぞれ減少したことによるものです。
純資産の部では、前連結会計年度末より10億60百万円増加し、147億13百万円となりました。その主な原因といたしましては、利益剰余金が9億8百万円、その他有価証券評価差額金が1億77百万円それぞれ増加したことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億25百万円です。