四半期報告書-第74期第3四半期(平成28年10月1日-平成28年12月31日)

【提出】
2017/02/09 14:15
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、中国経済の減速や、英国のEU離脱問題、米国大統領選挙などの影響により為替や株価が振れの大きい動きを示すなど、引き続き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループを取り巻く事業環境は、建設業界及び合成樹脂加工品業界における需要の伸び悩みや販売競争の激化、労働力不足等により引き続き厳しい状況が続いております。
当社グループはこのような状況の下、営業力の強化と積極的な販売活動に努めてまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の連結売上高は、153億58百万円(前年同期比0.5%増)となりました。
損益面につきましては、当第3四半期連結累計期間においても徹底したコストダウン及び諸経費の削減などの諸施策を実施してまいりました結果、営業利益は17億82百万円(前年同期比46.4%増)、経常利益は18億10百万円(前年同期比42.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億36百万円(前年同期比52.2%増)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりです。
[合成樹脂加工品事業]
主力の建材製品は、住宅資材が売上増になりましたが、国内床材、防水資材、壁装用品及び輸出用床材は売上減となりました。また、産業資材製品は、車両用床材及び欧米向けフィルムが売上増となりました。
この結果、売上高は150億80百万円(前年同期比0.6%増)、営業利益は15億72百万円(前年同期比59.1%増)となりました。
[不動産賃貸事業]
不動産賃貸料収入は、売上高は2億77百万円(前年同期比6.5%減)、営業利益は2億10百万円(前年同期比8.2%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末より4億43百万円減少し、208億52百万円となりました。その主な原因といたしましては、電子記録債権が4億28百万円、受取手形及び売掛金が82百万円それぞれ増加したものの、現金及び預金が9億50百万円減少したことによるものです。
負債の部では、前連結会計年度末より10億72百万円減少し、77億58百万円となりました。その主な原因といたしましては、短期借入金が8億52百万円、未払法人税等が1億68百万円、長期借入金が2億44百万円それぞれ減少したことによるものです。
純資産の部では、前連結会計年度末より6億28百万円増加し、130億93百万円となりました。その主な原因といたしましては、為替換算調整勘定が1億13百万円減少したものの、利益剰余金が7億23百万円増加したことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億18百万円です。