四半期報告書-第74期第1四半期(平成28年4月1日-平成28年6月30日)

【提出】
2016/08/05 15:25
【資料】
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、公共投資や住宅着工などが堅調に推移する一方、個人消費や企業収益の弱含みに加え、英国のEU離脱問題などの影響により急速に円高が進むなど、引き続き不透明な状況で推移いたしました。
建設業界及び合成樹脂加工品業界におきましては、需要の伸び悩みや販売競争の激化、労働力不足等により引き続き厳しい状況が続いております。
当社グループはこのような状況の下、営業力の強化と積極的な販売活動に努めてまいりましたが、当第1四半期連結累計期間の連結売上高は、46億39百万円(前年同期比3.2%減)となりました。
損益面につきましては、当第1四半期連結累計期間においても徹底したコストダウン及び諸経費の削減などの諸施策を実施してまいりました結果、営業利益は4億30百万円(前年同期比94.9%増)、経常利益は4億11百万円(前年同期比66.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億52百万円(前年同期比67.5%増)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりです。
[合成樹脂加工品事業]
主力の建材製品は、住宅資材及び輸出用床材が売上増となりましたが、国内床材、防水資材及び壁装用品は売上減となりました。また、産業資材製品は、車両用床材及び欧米向けフイルムは売上減となりました。
この結果、売上高は45億46百万円(前年同期比3.1%減)、営業利益は3億61百万円(前年同期比150.0%増)となりました。
[不動産賃貸事業]
不動産賃貸料収入は、売上高は92百万円(前年同期比7.0%減)、営業利益は69百万円(前年同期比8.9%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末より7億82百万円減少し、205億14百万円となりました。その主な原因といたしましては、商品及び製品が1億61百万円増加したものの、現金及び預金が2億85百万円、受取手形及び売掛金が5億98百万円それぞれ減少したことによるものです。
負債の部では、前連結会計年度末より4億58百万円減少し、83億72百万円となりました。その主な原因といたしましては、短期借入金が1億8百万円、未払法人税等が1億94百万円、賞与引当金が1億25百万円、長期借入金が1億48百万円それぞれ減少したことによるものです。
純資産の部では、前連結会計年度末より3億23百万円減少し、121億42百万円となりました。その主な原因といたしましては、利益剰余金が60百万円増加したものの、自己株式が3億円、その他有価証券評価差額金が35百万円、為替換算調整勘定が48百万円それぞれ減少したことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は62百万円です。