四半期報告書-第73期第3四半期(平成27年10月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2016/02/12 16:08
【資料】
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、円安・原油安を背景に企業収益や雇用環境の改善がみられたものの、個人消費の伸び悩みや中国の景気減速、国際情勢不安に起因した世界経済の下振れ等、引き続き不透明な状況で推移いたしました。
建設業界及び合成樹脂加工品業界におきましては、需要の伸び悩みや販売競争の激化、労働力不足等により引き続き厳しい状況が続いております。
当社グループはこのような状況の下、営業力の強化と積極的な販売活動に努めてまいりましたが、当第3四半期連結累計期間の連結売上高は、152億85百万円(前年同期比2.0%減)となりました。
損益面につきましては、当第3四半期連結累計期間においても徹底したコストダウン及び諸経費の削減などの諸施策を実施してまいりました結果、営業利益は12億17百万円(前年同期比28.4%増)、経常利益は12億73百万円(前年同期比23.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億12百万円(前年同期比24.0%増)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりです。
[合成樹脂加工品事業]
主力の建材製品は、防水資材、住宅資材、壁装用品及び輸出用床材が売上増になりましたが、国内床材は売上減となりました。また、産業資材製品は、車両用床材及び欧米向けフィルムが売上減となりました。
この結果、売上高は149億88百万円(前年同期比2.0%減)、営業利益は9億88百万円(前年同期比37.4%増)となりました。
[不動産賃貸事業]
不動産賃貸料収入は、売上高は2億97百万円(前年同期と同額)、営業利益は2億29百万円(前年同期比0.2%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間の資産合計は、前連結会計年度より1億87百万円減少し、208億43百万円となりました。その主な原因といたしましては、投資有価証券が2億65百万円増加したものの、現金及び預金が4億24百万円減少したことによるものです。
負債の部では、前連結会計年度より10億35百万円減少し、87億56百万円となりました。その主な原因といたしましては、支払手形及び買掛金が3億92百万円、未払法人税等が2億2百万円、長期借入金が3億97百万円それぞれ減少したことによるものです。
純資産の部では、前連結会計年度より8億48百万円増加し、120億87百万円となりました。その主な原因といたしましては、配当金の支払いがありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が6億69百万円、その他有価証券評価差額金が1億81百万円それぞれ増加したことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億6百万円です。