四半期報告書-第58期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間における我が国の経済は、雇用環境及び企業収益の改善が続き、個人消費に回復の兆しが見られるなど、緩やかな回復基調で推移しておりますが、米中間の貿易摩擦や英国によるEU離脱問題などにより世界経済全般に先行き不透明な状況が続いております。
この間、建設業界におきましては、東京オリンピック関連工事は一段落ついたものの、資材価格・エネルギーコスト・輸送価格は引き続き高騰し、建設技能労働者不足による労務単価の高止まりしている市場環境が続いております。
このような状況下で当社の当第2四半期累計期間の業績は、不動産事業は堅調であったものの、スパンクリート事業の売上数量が前第2四半期累計期間に対し53.0%減少したことにより大幅に悪化し、売上高1,584百万円(前年同四半期比24.5%減)、営業損失84百万円(前年同四半期は59百万円の営業利益)、経常損失81百万円(前年同四半期は70百万円の経常利益)、四半期純損失57百万円(前年同四半期は61百万円の四半期純利益)の減収減益となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①スパンクリート事業
当事業は、ホームドア向け床材などの物件は比較的好調でしたが、オリンピック関連工事の出荷は前期で終了し、北陸新幹線延伸による防音壁や高層マンションの床等の出荷は来期以降と見込まれるため今期の予定出荷数量を確保が出来ず、売上数量が前年同四半期比53.0%減少しました。その結果、売上高は1,427百万円(前年同四半期比26.5%減)、営業損失146百万円(前年同四半期は20百万円の営業利益)の減収減益となりました。
②不動産事業
当事業は、オフィスビル4棟の賃料収入が安定収益源となっており、更に、前期に比べて環境整備関連費用の負担が軽減され、売上高157百万円(前年同四半期比1.1%増)、営業利益62百万円(前年同四半期比59.3%増)となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べ287百万円減少して7,896百万円となりました。
流動資産は266百万円減少しておりますが、これは主として、現金及び預金が739百万円増加、公社債投資信託の売却により有価証券が285百万円減少、売上債権が701百万円減少、たな卸資産が41百万円減少したこと等によるものであります。
固定資産は20百万円減少しておりますが、これは主として、機械及び装置が17百万円減少、投資有価証券が5百万円減少したこと等によるものであります。
流動負債は159百万円減少しておりますが、これは主として、1年内返済予定の長期借入金が59百万円減少、未払法人税等が43百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は8百万円増加しておりますが、これは主として、その他の内の預り敷金が9百万円増加したこと等によるものであります。
純資産につきましては136百万円減少しておりますが、これは主として、期末配当による77百万円減少、四半期純損失により57百万円減少したこと等によるものであり、当第2四半期会計期間末の残高は6,553百万円となり、この結果、自己資本比率は83.0%(前事業年度末81.7%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末比454百万円増加(前年同四半期は449百万円の減少)して1,490百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は716百万円(前年同四半期は212百万円の減少)となりました。
これは主に、税引前四半期純損失79百万円、法人税等の支払額25百万円等の減少があったものの、減価償却費72百万円、売上債権の減少額701百万円、仕入債務の増加額18百万円、たな卸資産の減少額41百万円等の増加が上回ったものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は124百万円(前年同四半期は125百万円の減少)となりました。
これは主に、有形・無形固定資産の取得による支出136百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は137百万円(前年同四半期は111百万円の減少)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出59百万円と配当金の支払額77百万円等の支出によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。また、新たに対処すべき課題もありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、15百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期累計期間における、スパンクリート事業の生産、受注及び販売の実績は、前第2四半期累計期間に対し、生産数量は50.9%の減少、受注数量は57.8%の減少、販売(売上)数量は53.0%の減少、受注残高数量は60.0%の減少となりました。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社スパンクリート事業は、オリンピック関連工事がほぼ終了し、それに続く北陸新幹線延伸による防音壁及び高層マンション向けの床の出荷開始が来期以降と見込まれることから、その間、苦戦を強いられております。また、資材価格・エネルギーコスト・輸送価格の高騰によるコスト高が続いていることも当社利益への影響が少なからず生じております。
斯かる状況を踏まえて当社としては、収益を向上させるべく、以下の主要施策を着実に実行してまいります。
①主力であるスパンクリート事業において、引き続き安定した品質の製品の提供、工場の効率化、合理化による製造原価の削減に努めます。
②建設業界におけるプレキャスト化に貢献すべく、販売促進を強化し、他工法とのコスト競争力の強化に努めます。
③より付加価値の高い新製品の開発及び土木向けを含めた新たな販路の開拓を目標とします。
④収益基盤の安定化のため、不動産事業による利益確保に努めます。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金状況は、前事業年度末に比べ営業活動によるキャッシュ・フローで716百万円増、投資活動によるキャッシュ・フローで124百万円減、財務活動によるキャッシュ・フローで137百万円減等の計454百万円の資金増加となり、当第2四半期会計期間末の現金及び現金同等物の残高は1,490百万円となりました。
当第2四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べて287百万円減少して7,896百万円となりました。純資産につきましては、136百万円減少して6,553百万円となり、この結果、自己資本比率は83.0%(前事業年度末81.7%)になりました。
(9)経営者の問題認識と今後の方針について
国内経済は緩やかな回復基調が見られるものの、建設業界の先行きは依然不透明な状況が続いており、当社の受注面及び採算面での苦戦が見込まれます。今後については、資材価格・エネルギーコスト・輸送価格が高騰し、建設技能労働者不足による労務単価の上昇などのリスクがあり、中長期的には国内の少子高齢化や建設技能労働者不足、建設投資の質・量の変化など当社を取り巻く経営環境は、決して楽観できない状況が続くものと認識しております。
経営目標達成による当社の付加価値向上に向けて、次に掲げる「重点課題」に取り組んでまいります。
①スパンクリート事業の基盤強化
主力であるスパンクリート事業において、建設技能労働者不足によるプレキャスト化は、当社スパンクリート製品の販売拡大への好機ととらえ、工場の適正な操業度を維持するべく営業活動を行います。同時に、顧客満足度経営を重視し、顧客ニーズへの対応体制を構築し、製品の安定、改善に努めるとともに、より付加価値の高い新製品の開発、新たな用途の開拓に努めます。
②新たな収益基盤の創出
増加するコンクリートプレキャスト製品市場へ対応を実施し、コンクリート二次製品メーカーとして総合力を高めるとともに、他社との業務提携を推進します。
③人材育成・情報化への対応
従業員へのインセンティブ及び福利厚生の充実により魅力ある雇用を提供し、担い手の確保・育成を図るとともに、将来の建設業界の情報化に対応します。
④不動産事業の収益維持
収益基盤の安定化を図るため、不動産事業の着実な安定的推進を図ります。
こうした状況下、当社は生き残りを図り、かつ、将来に亘って永続的な成長・発展を遂げていくために、スパンクリート事業での受注状況に応じた機動的な生産体制の調整、新製品の開発、コスト競争力の強化等に尽力いたします。また、不動産事業の安定的収益確保を図ることによって経営基盤を強化し企業価値の向上に努めてまいる所存であります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間における我が国の経済は、雇用環境及び企業収益の改善が続き、個人消費に回復の兆しが見られるなど、緩やかな回復基調で推移しておりますが、米中間の貿易摩擦や英国によるEU離脱問題などにより世界経済全般に先行き不透明な状況が続いております。
この間、建設業界におきましては、東京オリンピック関連工事は一段落ついたものの、資材価格・エネルギーコスト・輸送価格は引き続き高騰し、建設技能労働者不足による労務単価の高止まりしている市場環境が続いております。
このような状況下で当社の当第2四半期累計期間の業績は、不動産事業は堅調であったものの、スパンクリート事業の売上数量が前第2四半期累計期間に対し53.0%減少したことにより大幅に悪化し、売上高1,584百万円(前年同四半期比24.5%減)、営業損失84百万円(前年同四半期は59百万円の営業利益)、経常損失81百万円(前年同四半期は70百万円の経常利益)、四半期純損失57百万円(前年同四半期は61百万円の四半期純利益)の減収減益となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①スパンクリート事業
当事業は、ホームドア向け床材などの物件は比較的好調でしたが、オリンピック関連工事の出荷は前期で終了し、北陸新幹線延伸による防音壁や高層マンションの床等の出荷は来期以降と見込まれるため今期の予定出荷数量を確保が出来ず、売上数量が前年同四半期比53.0%減少しました。その結果、売上高は1,427百万円(前年同四半期比26.5%減)、営業損失146百万円(前年同四半期は20百万円の営業利益)の減収減益となりました。
②不動産事業
当事業は、オフィスビル4棟の賃料収入が安定収益源となっており、更に、前期に比べて環境整備関連費用の負担が軽減され、売上高157百万円(前年同四半期比1.1%増)、営業利益62百万円(前年同四半期比59.3%増)となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べ287百万円減少して7,896百万円となりました。
流動資産は266百万円減少しておりますが、これは主として、現金及び預金が739百万円増加、公社債投資信託の売却により有価証券が285百万円減少、売上債権が701百万円減少、たな卸資産が41百万円減少したこと等によるものであります。
固定資産は20百万円減少しておりますが、これは主として、機械及び装置が17百万円減少、投資有価証券が5百万円減少したこと等によるものであります。
流動負債は159百万円減少しておりますが、これは主として、1年内返済予定の長期借入金が59百万円減少、未払法人税等が43百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は8百万円増加しておりますが、これは主として、その他の内の預り敷金が9百万円増加したこと等によるものであります。
純資産につきましては136百万円減少しておりますが、これは主として、期末配当による77百万円減少、四半期純損失により57百万円減少したこと等によるものであり、当第2四半期会計期間末の残高は6,553百万円となり、この結果、自己資本比率は83.0%(前事業年度末81.7%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末比454百万円増加(前年同四半期は449百万円の減少)して1,490百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は716百万円(前年同四半期は212百万円の減少)となりました。
これは主に、税引前四半期純損失79百万円、法人税等の支払額25百万円等の減少があったものの、減価償却費72百万円、売上債権の減少額701百万円、仕入債務の増加額18百万円、たな卸資産の減少額41百万円等の増加が上回ったものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は124百万円(前年同四半期は125百万円の減少)となりました。
これは主に、有形・無形固定資産の取得による支出136百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は137百万円(前年同四半期は111百万円の減少)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出59百万円と配当金の支払額77百万円等の支出によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。また、新たに対処すべき課題もありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、15百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期累計期間における、スパンクリート事業の生産、受注及び販売の実績は、前第2四半期累計期間に対し、生産数量は50.9%の減少、受注数量は57.8%の減少、販売(売上)数量は53.0%の減少、受注残高数量は60.0%の減少となりました。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社スパンクリート事業は、オリンピック関連工事がほぼ終了し、それに続く北陸新幹線延伸による防音壁及び高層マンション向けの床の出荷開始が来期以降と見込まれることから、その間、苦戦を強いられております。また、資材価格・エネルギーコスト・輸送価格の高騰によるコスト高が続いていることも当社利益への影響が少なからず生じております。
斯かる状況を踏まえて当社としては、収益を向上させるべく、以下の主要施策を着実に実行してまいります。
①主力であるスパンクリート事業において、引き続き安定した品質の製品の提供、工場の効率化、合理化による製造原価の削減に努めます。
②建設業界におけるプレキャスト化に貢献すべく、販売促進を強化し、他工法とのコスト競争力の強化に努めます。
③より付加価値の高い新製品の開発及び土木向けを含めた新たな販路の開拓を目標とします。
④収益基盤の安定化のため、不動産事業による利益確保に努めます。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金状況は、前事業年度末に比べ営業活動によるキャッシュ・フローで716百万円増、投資活動によるキャッシュ・フローで124百万円減、財務活動によるキャッシュ・フローで137百万円減等の計454百万円の資金増加となり、当第2四半期会計期間末の現金及び現金同等物の残高は1,490百万円となりました。
当第2四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べて287百万円減少して7,896百万円となりました。純資産につきましては、136百万円減少して6,553百万円となり、この結果、自己資本比率は83.0%(前事業年度末81.7%)になりました。
(9)経営者の問題認識と今後の方針について
国内経済は緩やかな回復基調が見られるものの、建設業界の先行きは依然不透明な状況が続いており、当社の受注面及び採算面での苦戦が見込まれます。今後については、資材価格・エネルギーコスト・輸送価格が高騰し、建設技能労働者不足による労務単価の上昇などのリスクがあり、中長期的には国内の少子高齢化や建設技能労働者不足、建設投資の質・量の変化など当社を取り巻く経営環境は、決して楽観できない状況が続くものと認識しております。
経営目標達成による当社の付加価値向上に向けて、次に掲げる「重点課題」に取り組んでまいります。
①スパンクリート事業の基盤強化
主力であるスパンクリート事業において、建設技能労働者不足によるプレキャスト化は、当社スパンクリート製品の販売拡大への好機ととらえ、工場の適正な操業度を維持するべく営業活動を行います。同時に、顧客満足度経営を重視し、顧客ニーズへの対応体制を構築し、製品の安定、改善に努めるとともに、より付加価値の高い新製品の開発、新たな用途の開拓に努めます。
②新たな収益基盤の創出
増加するコンクリートプレキャスト製品市場へ対応を実施し、コンクリート二次製品メーカーとして総合力を高めるとともに、他社との業務提携を推進します。
③人材育成・情報化への対応
従業員へのインセンティブ及び福利厚生の充実により魅力ある雇用を提供し、担い手の確保・育成を図るとともに、将来の建設業界の情報化に対応します。
④不動産事業の収益維持
収益基盤の安定化を図るため、不動産事業の着実な安定的推進を図ります。
こうした状況下、当社は生き残りを図り、かつ、将来に亘って永続的な成長・発展を遂げていくために、スパンクリート事業での受注状況に応じた機動的な生産体制の調整、新製品の開発、コスト競争力の強化等に尽力いたします。また、不動産事業の安定的収益確保を図ることによって経営基盤を強化し企業価値の向上に努めてまいる所存であります。