四半期報告書-第57期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、2023年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し対策の緩和が進む中、社会生活は正常化に向かいつつあります。その一方で世界情勢不安による資源・エネルギー及び原材料価格の高騰、世界的な金融引き締めと円安進行、物価上昇や実質賃金の減少等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
また、当業界におきましては、当社の業績に影響する持家着工戸数が前年同四半期比で約10%減少し、その中でも高価格帯の注文住宅の需要減退が大きく、他素材と比較して高付加価値な屋根材である粘土瓦にとっては引き続き厳しい状況が継続しております。
このような経営環境のもと、当社では、2023年4月より製品価格の改定を実施し、適正取引価格の浸透を図る一方、新商品やアップサイクル型粘土瓦の発売に注力をしてまいりました。また顧客の多様なニーズに対応すべく、2024年1月より元旦ビューティ工業株式会社が立ち上げたフランチャイズ組織である元旦リルーフメンバーズへ加盟し、引き続き屋根周辺副資材や金属屋根材等の商品の取り扱いを拡充してまいります。
売上高につきましては、前述の持家着工戸数の減少の影響から前年同四半期比8.8%減の4,894百万円となりました。
一方、損益面につきましては、前述の各物価上昇の影響から、前年同四半期比で原材料をはじめとして、鋼材や木材、石油製品、運送等の費用増が幅広くコストを押し上げましたが、販売量に応じた柔軟な生産対応を行うことで、人員の適正配置やエネルギー利用の最適化といった生産性向上に引き続き取り組み、製造原価の抑制に努めました。
この結果、当第3四半期累計期間における売上原価率は、前年同四半期比5.9ポイント減の72.9%となり、売上総利益は前年同四半期比16.3%増の1,325百万円となりました。
販売費及び一般管理費におきましては、継続的なコスト削減を行い、前年同四半期比10.8%減の1,131百万円となりました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高4,894百万円(前年同四半期比8.8%減)、営業利益194百万円(前年同四半期営業損失127百万円)、経常利益294百万円(前年同四半期経常損失46百万円)、四半期純利益196百万円(前年同四半期純損失45百万円)の減収増益となりました。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期末の資産につきましては、受取手形及び売掛金の減少348百万円(前事業年度末比20.5%減)がありましたが、現金及び預金の増加404百万円(前事業年度末比34.2%増)等により、15,774百万円(前事業年度末比2.2%増)となりました。
負債につきましては、電子記録債務の増加143百万円(前事業年度末比18.8%増)等により3,877百万円(前事業年度末比1.0%増)となりました。
純資産につきましては、利益剰余金の増加158百万円(前事業年度末比2.5%増)等により11,897百万円(前事業年度末比2.6%増)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べて404百万円増加し、1,575百万円となりました。
当第3四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は、590百万円となりました(前年同四半期累計期間に比べ416百万円の増加)。
営業活動による資金の増加要因としては、主に税引前四半期純利益294百万円、減価償却費155百万円及び売上債権の減少額348百万円によるものです。
一方、営業活動による資金の減少要因としては、主に賞与引当金の減少額63百万円及び棚卸資産の増加額257百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は、147百万円となりました(前年同四半期累計期間に比べ35百万円の減少)。
投資活動による資金の減少要因としては、固定資産の取得による支出149百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は、38百万円となりました(前年同四半期累計期間に比べ17百万円の減少)。
財務活動による資金の減少要因としては、配当金の支払額38百万円によるものです。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。
(5) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財政上の課題
当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した優先的に対処すべき事業上及び財政上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、197百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した研究開発活動の状況について重要な変更はありません。
(8) 経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(9) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した資本の財源及び資金の流動性についての方針に重要な変更はありません。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、2023年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し対策の緩和が進む中、社会生活は正常化に向かいつつあります。その一方で世界情勢不安による資源・エネルギー及び原材料価格の高騰、世界的な金融引き締めと円安進行、物価上昇や実質賃金の減少等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
また、当業界におきましては、当社の業績に影響する持家着工戸数が前年同四半期比で約10%減少し、その中でも高価格帯の注文住宅の需要減退が大きく、他素材と比較して高付加価値な屋根材である粘土瓦にとっては引き続き厳しい状況が継続しております。
このような経営環境のもと、当社では、2023年4月より製品価格の改定を実施し、適正取引価格の浸透を図る一方、新商品やアップサイクル型粘土瓦の発売に注力をしてまいりました。また顧客の多様なニーズに対応すべく、2024年1月より元旦ビューティ工業株式会社が立ち上げたフランチャイズ組織である元旦リルーフメンバーズへ加盟し、引き続き屋根周辺副資材や金属屋根材等の商品の取り扱いを拡充してまいります。
売上高につきましては、前述の持家着工戸数の減少の影響から前年同四半期比8.8%減の4,894百万円となりました。
一方、損益面につきましては、前述の各物価上昇の影響から、前年同四半期比で原材料をはじめとして、鋼材や木材、石油製品、運送等の費用増が幅広くコストを押し上げましたが、販売量に応じた柔軟な生産対応を行うことで、人員の適正配置やエネルギー利用の最適化といった生産性向上に引き続き取り組み、製造原価の抑制に努めました。
この結果、当第3四半期累計期間における売上原価率は、前年同四半期比5.9ポイント減の72.9%となり、売上総利益は前年同四半期比16.3%増の1,325百万円となりました。
販売費及び一般管理費におきましては、継続的なコスト削減を行い、前年同四半期比10.8%減の1,131百万円となりました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高4,894百万円(前年同四半期比8.8%減)、営業利益194百万円(前年同四半期営業損失127百万円)、経常利益294百万円(前年同四半期経常損失46百万円)、四半期純利益196百万円(前年同四半期純損失45百万円)の減収増益となりました。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期末の資産につきましては、受取手形及び売掛金の減少348百万円(前事業年度末比20.5%減)がありましたが、現金及び預金の増加404百万円(前事業年度末比34.2%増)等により、15,774百万円(前事業年度末比2.2%増)となりました。
負債につきましては、電子記録債務の増加143百万円(前事業年度末比18.8%増)等により3,877百万円(前事業年度末比1.0%増)となりました。
純資産につきましては、利益剰余金の増加158百万円(前事業年度末比2.5%増)等により11,897百万円(前事業年度末比2.6%増)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べて404百万円増加し、1,575百万円となりました。
当第3四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は、590百万円となりました(前年同四半期累計期間に比べ416百万円の増加)。
営業活動による資金の増加要因としては、主に税引前四半期純利益294百万円、減価償却費155百万円及び売上債権の減少額348百万円によるものです。
一方、営業活動による資金の減少要因としては、主に賞与引当金の減少額63百万円及び棚卸資産の増加額257百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は、147百万円となりました(前年同四半期累計期間に比べ35百万円の減少)。
投資活動による資金の減少要因としては、固定資産の取得による支出149百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は、38百万円となりました(前年同四半期累計期間に比べ17百万円の減少)。
財務活動による資金の減少要因としては、配当金の支払額38百万円によるものです。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。
(5) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財政上の課題
当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した優先的に対処すべき事業上及び財政上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、197百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した研究開発活動の状況について重要な変更はありません。
(8) 経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(9) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した資本の財源及び資金の流動性についての方針に重要な変更はありません。