四半期報告書-第53期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/06 9:23
【資料】
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【項目】
30項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)経営成績の状況の分析
当第2四半期累計期間における国内経済は、個人消費や設備投資が景気を下支えする一方、大国間の貿易摩擦による企業活動への影響が表面化するなど、先行きに関しては不透明感が顕著となってきております。
当業界におきましては、当社の業績に影響の大きい持家着工戸数が、消費税増税前の需要拡大によって、当第2四半期累計期間では前年を上回る状況にありますが、直近ではその一部反動と思われる動きもあり、需要動向を注視する必要があります。
このような経営環境のもと、地震台風に強い防災瓦という当社製品に共通した特長を軸に、近年増加傾向にある片流れ屋根でも防水性を高める「スーパートライ110タイプⅠ Plus」を中心とした積極的な営業活動の結果、売上高につきましては、前年同四半期比9.6%増の4,436百万円となりました。
損益面につきましては、国際的な原油価格の低下や、継続したコスト削減により当第2四半期累計期間における売上原価率は、前年同四半期比0.7ポイント減の73.1%となり、加えて売上高の増加によって売上総利益は前年同四半期比12.5%増の1,191百万円となりました。また、販売費及び一般管理費におきましては、取引先の信用リスクの発生による貸倒引当金繰入額及び貸倒損失の増加があったものの、前年同四半期比1.2%増の979百万円と増加率は抑えられました。
その一方で、10月15日には陶板壁材「スーパートライ Wall」の新柄「ディープボーダー」及び新色「水面(みなも)」を新製品として発売するなど、研究開発活動にも継続して注力致しました。
以上により、当第2四半期累計期間の業績は、売上高4,436百万円(前年同四半期比9.6%増)、営業利益212百万円(前年同四半期比131.4%増)、経常利益218百万円(前年同四半期比117.0%増)、四半期純利益145百万円(前年同四半期比141.0%増)の増収増益となりました。
(2)財政状態の状況の分析
当第2四半期末の資産につきましては、現金及び預金の減少225百万円(前事業年度末比12.4%減)、棚卸資産の減少136百万円(前事業年度末比15.6%減)等により、15,923百万円(前事業年度末比2.8%減)となりました。
負債につきましては、短期借入金(1年内返済予定長期借入金含む)の減少250百万円(前事業年度末比11.0%減)、長期借入金の減少50百万円(前事業年度末比100.0%減)等により4,588百万円(前事業年度末比10.4%減)となりました。
純資産につきましては、11,334百万円(前事業年度末比0.7%増)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べて225百万円減少し1,576百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は、124百万円となりました(前年同四半期累計期間に比べ108百万円減少)。
営業活動による資金の増加要因としては、主に税引前四半期純利益218百万円、減価償却費113百万円及びたな卸資産の減少額136百万円等によるものです。
一方、資金の減少要因としては、主に仕入債務の減少額204百万円及び、未払費用の減少額12百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、得られた資金は、8百万円となりました(前年同四半期累計期間に比べ19百万円増加)。
投資活動による資金の増加要因としては、貸付金の回収による収入24百万円等によるものです。
一方、資金の減少要因としては、主に有形固定資産の取得による支出15百万円によるものです。
(財政活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は、358百万円となりました(前年同四半期累計期間に比べ19百万円増加)。
財務活動による資金の減少要因としては、主に短期借入金の減少額100百万円、長期借入金の返済による支出200百万円及び配当金の支払額58百万円によるものです。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財政上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業上及び財政上の対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、165百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した研究開発活動の状況について重要な変更はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性
当第2四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した資本の財源及び資金の流動性についての方針に重要な変更はありません。