四半期報告書-第79期第1四半期(令和2年1月1日-令和2年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により、経済は大幅に減速し、当企業グループを取り巻く事業環境は、半導体市場をはじめ、輸送機器関連市場やエネルギー関連市場の需要が、期間後半にかけて落ち込みが鮮明になり、厳しい状況で推移しました。
このような中、当企業グループは、従業員・顧客・地域社会の安全確保を第一義に据えたうえで、経済停滞の影響を最小限に抑えるべくあらゆる手立てを講じるとともに、コロナ後の中長期的な成長を見据え、高付加価値製品の増強や生産性向上、新製品・新規事業開発などの取り組みを推進してまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は7,897百万円(前年同期比18.5%減)、利益については、営業利益905百万円(同48.5%減)、経常利益831百万円(同53.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は568百万円(同58.0%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
日本
機械用カーボン分野は若干減にとどまったものの、半導体用、LED用および冶金用が大幅に減少したことにより、売上高は4,266百万円(前年同期比17.5%減)、営業利益は926百万円(同26.3%減)となりました。
米国
半導体用においては、一部用途は健闘したものの、全体としては大幅に減少し、冶金用においては、放電加工電極用や工業炉用が減少したことにより、売上高は623百万円(同26.7%減)となり、売上高の減少による限界利益の減少により営業損失は30百万円(前年同期は238百万円の営業利益)となりました。
欧州
半導体関連、冶金用およびカーボンブラシ製品が低調に推移したものの、機械用カーボン製品が増加したことにより、売上高は917百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は46百万円(前年同期は27百万円の営業損失)となりました。
アジア
LED用および太陽電池用が減少したことに加え、光ファイバー用などの冶金用やカーボンブラシ製品なども低調に推移したことにより、売上高は2,090百万円(前年同期比24.1%減)、営業利益は112百万円(同65.7%減)となりました。
品目別の概況は以下のとおりであります。
特殊黒鉛製品
エレクトロニクス分野は、化合物半導体製造用の販売が落ち込んだものの、単結晶シリコン製造用および太陽電池製造用については、低調ながらも下落幅は比較的小幅にとどまったことにより、前年同期比6.2%減となりました。
一般産業分野は、自動車の生産台数減少の影響により、放電加工電極用や工業炉用を中心に低迷したほか、中国における光ファイバー向けの需要が大幅に減少したことにより、前年同期比18.5%減となりました。
これらの結果、特殊黒鉛製品全体としては、前年同期比13.6%減となりました。
一般カーボン製品
機械用カーボン分野は、パンタグラフ用すり板は前年同期が好調だったこともあり減少したものの、主力製品である軸受・シール材が堅調に推移したことにより、前年同期比7.5%増となりました。
電気用カーボン分野は、電動工具用や家電用が低調に推移したことにより、前年同期比16.2%減となりました。
これらの結果、一般カーボン製品全体としては、前年同期比5.3%減となりました。
複合材その他製品
SiC(炭化ケイ素)コーティング黒鉛製品は、半導体用が好調に推移したものの、LED用が前期下期以降に減速感を強めており、前年同期を大幅に下回りました。C/Cコンポジット製品は、半導体用、工業炉用および太陽電池用の全ての用途において売上が落ち込んだことにより、前年同期を大きく下回りました。また、黒鉛シート製品は、自動車用は好調に推移したものの、半導体用および冶金用が落ち込んだことにより、前年同期を下回りました。
これらの結果、主要3製品は前年同期比28.6%減となり、複合材その他製品全体としては、前年同期比30.0%減となりました。
②財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ827百万円減少いたしました。これは主に有価証券が2,999百万円増加および有形固定資産が927百万円増加したものの、現金及び預金が3,699百万円減少および受取手形及び売掛金が1,363百万円減少したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ27百万円増加いたしました。これは主に未払金が640百万円減少および未払法人税等が284百万円減少したものの、賞与引当金が353百万円増加および営業外電子記録債務等の増加により流動負債その他が701百万円増加したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ855百万円減少いたしました。これは主に利益剰余金が480百万円減少および為替換算調整勘定が348百万円減少したこと等によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当企業グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当企業グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の当企業グループ全体の研究開発活動の金額は244百万円であります。
当企業グループの研究開発は、主として当社の技術開発部門が担っておりますが、生産部門と営業部門との社内連携、ユーザーや大学、国内・海外研究機関等との共同研究も積極的に進め、顧客ニーズに合致した製品やそれを掘り起こす製品の早期開発を推進しております。また、国内外のグループ会社との共同開発を進める一方、技術・ノウハウの体系化管理を強化・推進しております。
なお、SiC(炭化ケイ素)パワーデバイスの信頼性向上に寄与する独自技術「単結晶SiCウエハー表面処理技術」につきましては、ユーザーや研究機関との連携のもと、ウエハー評価技術への展開を進めるとともに、ウエハー特性および機能向上の実現を目的とする用途への技術活用など、今後のパワー半導体市場の立ち上りスピードに合わせるべく取り組みを推進しております。
その他当企業グループ研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
生産実績
当第1四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
受注実績
当第1四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.外貨建てで受注したもので、当期中の為替相場の変動による差異については、当期受注金額に含めております。
4.半製品(素材製品)は、主として見込生産であるため、上記の金額には含まれておりません。
5.当第1四半期連結累計期間における受注実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
6.欧州および一般カーボン製品(機械用カーボン分野)については内示による受注を含めております。
販売実績
当第1四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当第1四半期連結累計期間の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により、経済は大幅に減速し、当企業グループを取り巻く事業環境は、半導体市場をはじめ、輸送機器関連市場やエネルギー関連市場の需要が、期間後半にかけて落ち込みが鮮明になり、厳しい状況で推移しました。
このような中、当企業グループは、従業員・顧客・地域社会の安全確保を第一義に据えたうえで、経済停滞の影響を最小限に抑えるべくあらゆる手立てを講じるとともに、コロナ後の中長期的な成長を見据え、高付加価値製品の増強や生産性向上、新製品・新規事業開発などの取り組みを推進してまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は7,897百万円(前年同期比18.5%減)、利益については、営業利益905百万円(同48.5%減)、経常利益831百万円(同53.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は568百万円(同58.0%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
日本
機械用カーボン分野は若干減にとどまったものの、半導体用、LED用および冶金用が大幅に減少したことにより、売上高は4,266百万円(前年同期比17.5%減)、営業利益は926百万円(同26.3%減)となりました。
米国
半導体用においては、一部用途は健闘したものの、全体としては大幅に減少し、冶金用においては、放電加工電極用や工業炉用が減少したことにより、売上高は623百万円(同26.7%減)となり、売上高の減少による限界利益の減少により営業損失は30百万円(前年同期は238百万円の営業利益)となりました。
欧州
半導体関連、冶金用およびカーボンブラシ製品が低調に推移したものの、機械用カーボン製品が増加したことにより、売上高は917百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は46百万円(前年同期は27百万円の営業損失)となりました。
アジア
LED用および太陽電池用が減少したことに加え、光ファイバー用などの冶金用やカーボンブラシ製品なども低調に推移したことにより、売上高は2,090百万円(前年同期比24.1%減)、営業利益は112百万円(同65.7%減)となりました。
品目別の概況は以下のとおりであります。
特殊黒鉛製品
エレクトロニクス分野は、化合物半導体製造用の販売が落ち込んだものの、単結晶シリコン製造用および太陽電池製造用については、低調ながらも下落幅は比較的小幅にとどまったことにより、前年同期比6.2%減となりました。
一般産業分野は、自動車の生産台数減少の影響により、放電加工電極用や工業炉用を中心に低迷したほか、中国における光ファイバー向けの需要が大幅に減少したことにより、前年同期比18.5%減となりました。
これらの結果、特殊黒鉛製品全体としては、前年同期比13.6%減となりました。
一般カーボン製品
機械用カーボン分野は、パンタグラフ用すり板は前年同期が好調だったこともあり減少したものの、主力製品である軸受・シール材が堅調に推移したことにより、前年同期比7.5%増となりました。
電気用カーボン分野は、電動工具用や家電用が低調に推移したことにより、前年同期比16.2%減となりました。
これらの結果、一般カーボン製品全体としては、前年同期比5.3%減となりました。
複合材その他製品
SiC(炭化ケイ素)コーティング黒鉛製品は、半導体用が好調に推移したものの、LED用が前期下期以降に減速感を強めており、前年同期を大幅に下回りました。C/Cコンポジット製品は、半導体用、工業炉用および太陽電池用の全ての用途において売上が落ち込んだことにより、前年同期を大きく下回りました。また、黒鉛シート製品は、自動車用は好調に推移したものの、半導体用および冶金用が落ち込んだことにより、前年同期を下回りました。
これらの結果、主要3製品は前年同期比28.6%減となり、複合材その他製品全体としては、前年同期比30.0%減となりました。
②財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ827百万円減少いたしました。これは主に有価証券が2,999百万円増加および有形固定資産が927百万円増加したものの、現金及び預金が3,699百万円減少および受取手形及び売掛金が1,363百万円減少したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ27百万円増加いたしました。これは主に未払金が640百万円減少および未払法人税等が284百万円減少したものの、賞与引当金が353百万円増加および営業外電子記録債務等の増加により流動負債その他が701百万円増加したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ855百万円減少いたしました。これは主に利益剰余金が480百万円減少および為替換算調整勘定が348百万円減少したこと等によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当企業グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当企業グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の当企業グループ全体の研究開発活動の金額は244百万円であります。
当企業グループの研究開発は、主として当社の技術開発部門が担っておりますが、生産部門と営業部門との社内連携、ユーザーや大学、国内・海外研究機関等との共同研究も積極的に進め、顧客ニーズに合致した製品やそれを掘り起こす製品の早期開発を推進しております。また、国内外のグループ会社との共同開発を進める一方、技術・ノウハウの体系化管理を強化・推進しております。
なお、SiC(炭化ケイ素)パワーデバイスの信頼性向上に寄与する独自技術「単結晶SiCウエハー表面処理技術」につきましては、ユーザーや研究機関との連携のもと、ウエハー評価技術への展開を進めるとともに、ウエハー特性および機能向上の実現を目的とする用途への技術活用など、今後のパワー半導体市場の立ち上りスピードに合わせるべく取り組みを推進しております。
その他当企業グループ研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
生産実績
当第1四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2020年1月1日 至 2020年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 日本 | 4,365 | 85.0 |
| 米国 | 611 | 62.4 |
| 欧州 | 859 | 93.3 |
| アジア | 1,949 | 78.3 |
| 合計 | 7,785 | 81.7 |
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
受注実績
当第1四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2020年1月1日 至 2020年3月31日) | |||
| 受注金額 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | 受注残高 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | |
| 日本 | 3,945 | 83.0 | 3,334 | 68.3 |
| 米国 | 617 | 90.9 | 1,096 | 61.6 |
| 欧州 | 787 | 109.6 | 669 | 73.7 |
| アジア | 2,083 | 98.8 | 1,427 | 113.8 |
| 合計 | 7,433 | 90.0 | 6,527 | 74.0 |
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.外貨建てで受注したもので、当期中の為替相場の変動による差異については、当期受注金額に含めております。
4.半製品(素材製品)は、主として見込生産であるため、上記の金額には含まれておりません。
5.当第1四半期連結累計期間における受注実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2020年1月1日 至 2020年3月31日) | |||
| 受注金額 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | 受注残高 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | |
| 特殊黒鉛製品 | 3,458 | 94.2 | 2,437 | 76.7 |
| 一般カーボン製品(機械用カーボン分野) | 1,129 | 115.7 | 905 | 117.5 |
| 一般カーボン製品(電気用カーボン分野) | 1,076 | 95.5 | 900 | 106.1 |
| 複合材その他製品 | 1,769 | 71.1 | 2,284 | 56.7 |
| 合計 | 7,433 | 90.0 | 6,527 | 74.0 |
6.欧州および一般カーボン製品(機械用カーボン分野)については内示による受注を含めております。
販売実績
当第1四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2020年1月1日 至 2020年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 日本 | 4,266 | 82.5 |
| 米国 | 623 | 73.3 |
| 欧州 | 917 | 100.8 |
| アジア | 2,090 | 75.9 |
| 合計 | 7,897 | 81.5 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当第1四半期連結累計期間の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2020年1月1日 至 2020年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 特殊黒鉛製品 | 3,650 | 86.4 |
| 一般カーボン製品(機械用カーボン分野) | 1,032 | 107.5 |
| 一般カーボン製品(電気用カーボン分野) | 945 | 83.8 |
| 複合材その他製品 | 1,929 | 70.0 |
| 商品 | 338 | 55.2 |
| 合計 | 7,897 | 81.5 |