四半期報告書-第82期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間においては、一部の地域において弱さが見られるものの、世界景気は緩やかな持ち直しの動きが見られました。しかしながら、資源価格は依然高止まりしている他、金融引き締めにより欧米の景気減速が懸念される等、先行き不透明な状況が継続しました。
当企業グループを取り巻く事業環境は、エレクトロニクス分野では、半導体産業が調整局面を迎えたものの、SiC半導体をはじめとしたウエハー製造等の対面市場では旺盛な需要が継続しました。また、モビリティー分野では、自動車産業の稼働が回復傾向にあり、一般産業分野においても企業の底堅い設備投資等を背景に需要は堅調に推移しました。
このような状況の中、当企業グループでは、中期経営計画における経営目標の達成に向け、外部環境の変化を機敏に捉えた事業展開を推進するとともに、生産性向上によるコスト競争力の向上、技術革新に追随しうる新製品および高付加価値製品の開発・増強に着手する等、顧客ニーズに真摯に向き合いながら、事業機会を着実に取り込むべく事業を推進してまいりました。加えて、原燃料価格高騰の影響を軽減するべく採算性の確保・維持に向けた取り組みを進めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、カーボンブラシ製品の需要が減少したものの、半導体や冶金用途における堅調な需要に加え、円安の影響もあり、売上高は11,304百万円(前年同期比14.1%増)となりました。利益については、一過性の高付加価値品販売を計上したこともあり、営業利益2,137百万円(同42.3%増)、経常利益2,266百万円(同27.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,833百万円(同52.4%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
日本
半導体用は強い需要に支えられ前年同期を大きく上回り、機械用カーボン分野も好調に推移したことに加え、工業炉用や連続鋳造用等の冶金用が底堅く推移したこと等により、売上高は5,926百万円(前年同期比13.4%増)、営業利益は一過性の高付加価値品販売を計上したこともあり1,973百万円(同56.7%増)となりました。
米国
半導体用が好調に推移した他、連続鋳造用等の冶金用や放電加工電極が堅調に推移したこと等により、売上高は915百万円(同17.1%増)、営業利益は人件費の増加等により12百万円(同76.5%減)となりました。
欧州
カーボンブラシ製品の売上は前年同期を下回ったものの、主力の冶金用が好調に推移したことに加え、半導体用が大幅に伸長したこと等により、売上高は1,263百万円(同35.8%増)、営業利益は88百万円(同44.9%増)となりました。
アジア
カーボンブラシ製品は顧客の生産調整の影響等により大幅に減少し、太陽電池用は選別受注により減少したものの、半導体用が前年同期より増加したことに加え、冶金用等も好調に推移しました。これらの結果、売上高は3,199百万円(同7.8%増)となり、営業利益は一部地域の需要減の影響もあり165百万円(同40.7%減)となりました。
品目別の概況は以下のとおりであります。
特殊黒鉛製品
エレクトロニクス分野は、太陽電池製造用が選別受注により大幅に減少したものの、単結晶シリコン製造用やSiC半導体向けの化合物半導体製造用が大きく伸長したこと等により、前年同期比50.6%増となりました。
一般産業分野は、放電加工電極に加え、連続鋳造用や工業炉用等の冶金用が増加したこと等により、前年同期比18.3%増となりました。
これらの結果、特殊黒鉛製品全体としては、前年同期比30.1%増となりました。
一般カーボン製品
機械用カーボン分野は、主力の軸受・シールリング等が堅調に推移したこと等により、前年同期比7.3%増となりました。
電気用カーボン分野は、顧客の生産調整等により小型モーター用の需要が大幅に減少したこと等により、前年同期比30.2%減となりました。
これらの結果、一般カーボン製品全体としては、前年同期比15.1%減となりました。
複合材その他製品
SiC(炭化ケイ素)コーティング黒鉛製品は、シリコンおよびSiC半導体向けが大幅に伸長したこと等により、前年同期を大きく上回りました。C/Cコンポジット製品は、工業炉用の需要が好調だったこと等により、前年同期を上回りました。また、黒鉛シート製品は、自動車用が減少したものの、半導体用や冶金用が堅調に推移したこと等により、前年同期を上回りました。
これらの結果、主要3製品は前年同期比20.6%増となり、複合材その他製品全体としては、前年同期比18.1%増となりました。
②財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ89百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が2,117百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が105百万円増加、棚卸資産が1,341百万円増加、補助金収入による未収入金の増加等により流動資産のその他が362百万円増加、有形固定資産が222百万円増加および投資その他の資産が114百万円増加したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ725百万円減少いたしました。これは主に賞与引当金が471百万円増加および営業外電子記録債務の増加等により流動負債のその他が302百万円増加したものの、短期借入金が284百万円減少、未払金が277百万円減少および未払法人税等が854百万円減少したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ815百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が365百万円増加および為替換算調整勘定が415百万円増加したこと等によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当企業グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当企業グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の当企業グループ全体の研究開発活動の金額は270百万円であります。
その他当企業グループ研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第1四半期連結累計期間において、著しい変更があったものは、次のとおりであります。
(注)完了予定年月を2024年12月から2025年1月に変更しております。
当第1四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
(6)生産、受注及び販売の実績
生産実績
当第1四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
受注実績
当第1四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.前四半期以前に外貨建てで受注したもので、当四半期中の為替相場の変動による差異については、当四半期受注金額に含めております。
3.半製品(素材製品)は、主として見込生産であるため、上記の金額には含まれておりません。
4.当第1四半期連結累計期間における受注実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
5.欧州および一般カーボン製品(機械用カーボン分野)については内示による受注を含めております。
販売実績
当第1四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.当第1四半期連結累計期間の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間においては、一部の地域において弱さが見られるものの、世界景気は緩やかな持ち直しの動きが見られました。しかしながら、資源価格は依然高止まりしている他、金融引き締めにより欧米の景気減速が懸念される等、先行き不透明な状況が継続しました。
当企業グループを取り巻く事業環境は、エレクトロニクス分野では、半導体産業が調整局面を迎えたものの、SiC半導体をはじめとしたウエハー製造等の対面市場では旺盛な需要が継続しました。また、モビリティー分野では、自動車産業の稼働が回復傾向にあり、一般産業分野においても企業の底堅い設備投資等を背景に需要は堅調に推移しました。
このような状況の中、当企業グループでは、中期経営計画における経営目標の達成に向け、外部環境の変化を機敏に捉えた事業展開を推進するとともに、生産性向上によるコスト競争力の向上、技術革新に追随しうる新製品および高付加価値製品の開発・増強に着手する等、顧客ニーズに真摯に向き合いながら、事業機会を着実に取り込むべく事業を推進してまいりました。加えて、原燃料価格高騰の影響を軽減するべく採算性の確保・維持に向けた取り組みを進めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、カーボンブラシ製品の需要が減少したものの、半導体や冶金用途における堅調な需要に加え、円安の影響もあり、売上高は11,304百万円(前年同期比14.1%増)となりました。利益については、一過性の高付加価値品販売を計上したこともあり、営業利益2,137百万円(同42.3%増)、経常利益2,266百万円(同27.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,833百万円(同52.4%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
日本
半導体用は強い需要に支えられ前年同期を大きく上回り、機械用カーボン分野も好調に推移したことに加え、工業炉用や連続鋳造用等の冶金用が底堅く推移したこと等により、売上高は5,926百万円(前年同期比13.4%増)、営業利益は一過性の高付加価値品販売を計上したこともあり1,973百万円(同56.7%増)となりました。
米国
半導体用が好調に推移した他、連続鋳造用等の冶金用や放電加工電極が堅調に推移したこと等により、売上高は915百万円(同17.1%増)、営業利益は人件費の増加等により12百万円(同76.5%減)となりました。
欧州
カーボンブラシ製品の売上は前年同期を下回ったものの、主力の冶金用が好調に推移したことに加え、半導体用が大幅に伸長したこと等により、売上高は1,263百万円(同35.8%増)、営業利益は88百万円(同44.9%増)となりました。
アジア
カーボンブラシ製品は顧客の生産調整の影響等により大幅に減少し、太陽電池用は選別受注により減少したものの、半導体用が前年同期より増加したことに加え、冶金用等も好調に推移しました。これらの結果、売上高は3,199百万円(同7.8%増)となり、営業利益は一部地域の需要減の影響もあり165百万円(同40.7%減)となりました。
品目別の概況は以下のとおりであります。
特殊黒鉛製品
エレクトロニクス分野は、太陽電池製造用が選別受注により大幅に減少したものの、単結晶シリコン製造用やSiC半導体向けの化合物半導体製造用が大きく伸長したこと等により、前年同期比50.6%増となりました。
一般産業分野は、放電加工電極に加え、連続鋳造用や工業炉用等の冶金用が増加したこと等により、前年同期比18.3%増となりました。
これらの結果、特殊黒鉛製品全体としては、前年同期比30.1%増となりました。
一般カーボン製品
機械用カーボン分野は、主力の軸受・シールリング等が堅調に推移したこと等により、前年同期比7.3%増となりました。
電気用カーボン分野は、顧客の生産調整等により小型モーター用の需要が大幅に減少したこと等により、前年同期比30.2%減となりました。
これらの結果、一般カーボン製品全体としては、前年同期比15.1%減となりました。
複合材その他製品
SiC(炭化ケイ素)コーティング黒鉛製品は、シリコンおよびSiC半導体向けが大幅に伸長したこと等により、前年同期を大きく上回りました。C/Cコンポジット製品は、工業炉用の需要が好調だったこと等により、前年同期を上回りました。また、黒鉛シート製品は、自動車用が減少したものの、半導体用や冶金用が堅調に推移したこと等により、前年同期を上回りました。
これらの結果、主要3製品は前年同期比20.6%増となり、複合材その他製品全体としては、前年同期比18.1%増となりました。
②財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ89百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が2,117百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が105百万円増加、棚卸資産が1,341百万円増加、補助金収入による未収入金の増加等により流動資産のその他が362百万円増加、有形固定資産が222百万円増加および投資その他の資産が114百万円増加したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ725百万円減少いたしました。これは主に賞与引当金が471百万円増加および営業外電子記録債務の増加等により流動負債のその他が302百万円増加したものの、短期借入金が284百万円減少、未払金が277百万円減少および未払法人税等が854百万円減少したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ815百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が365百万円増加および為替換算調整勘定が415百万円増加したこと等によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当企業グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当企業グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の当企業グループ全体の研究開発活動の金額は270百万円であります。
その他当企業グループ研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第1四半期連結累計期間において、著しい変更があったものは、次のとおりであります。
| 会社名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定金額 | 着手及び完了予定 | ||
| 総額 (百万円) | 既支払額 (百万円) | 着手 | 完了 | |||
| 東洋炭素株式会社 詫間事業所 (香川県三豊市) | 日本 | 製造設備の増設 | 674 | - | 2023年2月 | 2025年1月 (注) |
(注)完了予定年月を2024年12月から2025年1月に変更しております。
当第1四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
| 会社名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定金額 | 着手及び完了予定 | ||
| 総額 (百万円) | 既支払額 (百万円) | 着手 | 完了 | |||
| 上海東洋炭素有限公司 (中国 上海市) | アジア | 製造設備の増設 | 558 | - | 2023年3月 | 2024年7月 |
| TOYO TANSO EUROPE S.P.A. (イタリア ミラノ市) | 欧州 | 製造設備の新設 | 874 | - | 2023年5月 | 2025年3月 |
(6)生産、受注及び販売の実績
生産実績
当第1四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 日本 | 6,227 | 116.7 |
| 米国 | 932 | 119.5 |
| 欧州 | 1,278 | 144.7 |
| アジア | 3,540 | 106.4 |
| 合計 | 11,979 | 116.0 |
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
受注実績
当第1四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年3月31日) | |||
| 受注金額 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | 受注残高 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | |
| 日本 | 5,972 | 121.2 | 8,270 | 133.8 |
| 米国 | 915 | 113.5 | 3,222 | 140.8 |
| 欧州 | 1,348 | 105.2 | 1,847 | 147.6 |
| アジア | 2,918 | 108.5 | 2,637 | 119.6 |
| 合計 | 11,155 | 114.9 | 15,978 | 134.0 |
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.前四半期以前に外貨建てで受注したもので、当四半期中の為替相場の変動による差異については、当四半期受注金額に含めております。
3.半製品(素材製品)は、主として見込生産であるため、上記の金額には含まれておりません。
4.当第1四半期連結累計期間における受注実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年3月31日) | |||
| 受注金額 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | 受注残高 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | |
| 特殊黒鉛製品 | 5,738 | 123.7 | 7,197 | 137.1 |
| 一般カーボン製品(機械用カーボン分野) | 1,064 | 111.9 | 1,053 | 126.8 |
| 一般カーボン製品(電気用カーボン分野) | 958 | 88.5 | 777 | 78.3 |
| 複合材その他製品 | 3,393 | 111.8 | 6,949 | 143.2 |
| 合計 | 11,155 | 114.9 | 15,978 | 134.0 |
5.欧州および一般カーボン製品(機械用カーボン分野)については内示による受注を含めております。
販売実績
当第1四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 日本 | 5,926 | 113.4 |
| 米国 | 915 | 117.1 |
| 欧州 | 1,263 | 135.8 |
| アジア | 3,199 | 107.8 |
| 合計 | 11,304 | 114.1 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.当第1四半期連結累計期間の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 特殊黒鉛製品 | 5,648 | 130.1 |
| 一般カーボン製品(機械用カーボン分野) | 993 | 107.3 |
| 一般カーボン製品(電気用カーボン分野) | 957 | 69.8 |
| 複合材その他製品 | 3,137 | 118.1 |
| 商品 | 567 | 92.8 |
| 合計 | 11,304 | 114.1 |