四半期報告書-第83期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間においては、世界景気は一部の地域において弱さが見られるものの、持ち直しの動きが見られました。しかしながら、金融引き締めによる欧米の景気減速や米中両国による輸出規制の影響が懸念される他、中東地域を巡り地政学リスクが高まる等、先行き不透明な状況が継続しました。
当企業グループを取り巻く事業環境は、エレクトロニクス分野では、SiC半導体用途の需要に支えられ順調に推移しました。また、モビリティ分野においては、自動車産業の底堅い稼働等を背景に堅調に推移し、一般産業分野においては、企業の底堅い設備投資等を背景に安定的に推移しました。
このような状況の中、当企業グループでは、中期経営計画における経営目標の達成に向け、技術革新に追随しうる高付加価値製品の増強・開発に取り組むとともに、生産性向上によるコスト競争力の向上を図る等、製造・販売・開発が一体となり高付加価値化を加速することで、高度化する顧客ニーズに応え、着実に事業機会を取り込んでまいりました。加えて、原燃料や人件費等のコスト高騰による影響を軽減するべく、価格転嫁等の採算性向上に向けた取り組みを進めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高12,573百万円(前年同期比11.2%増)となりました。利益については、為替の影響に加え、価格転嫁や販売構成差等の影響で限界利益が増加したこと等により、営業利益2,546百万円(同19.1%増)、経常利益3,040百万円(同34.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,380百万円(同29.8%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
日本
半導体用は主にSiC半導体向けの強い需要に支えられ前年同期を大きく上回った他、放電加工電極等が堅調に推移したこと等により、売上高は6,849百万円(前年同期比15.6%増)、営業利益は2,623百万円(同32.9%増)となりました。
米国
半導体用が堅調に推移した他、連続鋳造用や工業炉用等の冶金用が好調であったこと等により、売上高は1,040百万円(同13.7%増)、人件費等の影響により営業損失9百万円(前年同期は12百万円の営業利益)となりました。
欧州
主力の冶金用が好調に推移した他、半導体用が伸長し、カーボンブラシ製品も前年同期を上回ったこと等により、売上高は1,441百万円(前年同期比14.1%増)、営業利益は人件費等の影響により21百万円(同75.7%減)となりました。
アジア
半導体用が底堅い需要に支えられた他、カーボンブラシ製品は家電向け小型モーター用の販売が緩やかに回復したこと等により、売上高は3,241百万円(同1.3%増)となり、営業利益は237百万円(同43.2%増)となりました。
品目別の概況は以下のとおりであります。
特殊黒鉛製品
エレクトロニクス分野は、単結晶シリコン製造用が小幅に減少したものの、SiC半導体向けの化合物半導体製造用が大きく伸長したこと等により、前年同期比12.6%増となりました。
一般産業分野は、連続鋳造用等の冶金用に加え、放電加工電極も堅調に推移したこと等により、前年同期比1.4%増となりました。
これらの結果、特殊黒鉛製品全体としては、前年同期比4.4%増となりました。
一般カーボン製品
機械用カーボン分野は、シールリング等が堅調に推移し、パンタグラフ用すり板も底堅く推移したものの、前期に終了した特定案件の減少等により、前年同期比12.9%減となりました。
電気用カーボン分野は、顧客の稼働が徐々に正常化する中、家電向け小型モーター用の販売が緩やかに回復したこと等により、前年同期比25.3%増となりました。
これらの結果、一般カーボン製品全体としては、前年同期比5.9%増となりました。
複合材その他製品
SiCコーティング黒鉛製品は、SiC半導体向けが大幅に伸長した他、シリコン半導体向けが底堅く推移したこと等により、前年同期を大きく上回りました。C/Cコンポジット製品は、工業炉用が堅調に推移したこと等により、前年同期を上回りました。黒鉛シート製品は、自動車用が堅調に推移し、前年同期を上回りました。
これらの結果、主要3製品は前年同期比33.5%増となり、複合材その他製品全体としては、前年同期比31.3%増となりました。
②財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,110百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が2,335百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が353百万円増加、棚卸資産が1,220百万円増加、補助金収入による未収入金の増加等により流動資産のその他が454百万円増加および有形固定資産が990百万円増加したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ6百万円増加いたしました。これは主に未払金が259百万円減少および未払法人税等が501百万円減少したものの、賞与引当金が567百万円増加および未払費用の増加等により流動負債のその他が272百万円増加したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,103百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が73百万円増加および為替換算調整勘定が965百万円増加したこと等によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当企業グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当企業グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の当企業グループ全体の研究開発活動の金額は210百万円であります。
その他当企業グループ研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第1四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
(6)生産、受注及び販売の実績
生産実績
当第1四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
受注実績
当第1四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.前四半期以前に外貨建てで受注したもので、当四半期中の為替相場の変動による差異については、当四半期受注金額に含めております。
3.半製品(素材製品)は、主として見込生産であるため、上記の金額には含まれておりません。
4.当第1四半期連結累計期間における受注実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
販売実績
当第1四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.当第1四半期連結累計期間の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間においては、世界景気は一部の地域において弱さが見られるものの、持ち直しの動きが見られました。しかしながら、金融引き締めによる欧米の景気減速や米中両国による輸出規制の影響が懸念される他、中東地域を巡り地政学リスクが高まる等、先行き不透明な状況が継続しました。
当企業グループを取り巻く事業環境は、エレクトロニクス分野では、SiC半導体用途の需要に支えられ順調に推移しました。また、モビリティ分野においては、自動車産業の底堅い稼働等を背景に堅調に推移し、一般産業分野においては、企業の底堅い設備投資等を背景に安定的に推移しました。
このような状況の中、当企業グループでは、中期経営計画における経営目標の達成に向け、技術革新に追随しうる高付加価値製品の増強・開発に取り組むとともに、生産性向上によるコスト競争力の向上を図る等、製造・販売・開発が一体となり高付加価値化を加速することで、高度化する顧客ニーズに応え、着実に事業機会を取り込んでまいりました。加えて、原燃料や人件費等のコスト高騰による影響を軽減するべく、価格転嫁等の採算性向上に向けた取り組みを進めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高12,573百万円(前年同期比11.2%増)となりました。利益については、為替の影響に加え、価格転嫁や販売構成差等の影響で限界利益が増加したこと等により、営業利益2,546百万円(同19.1%増)、経常利益3,040百万円(同34.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,380百万円(同29.8%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
日本
半導体用は主にSiC半導体向けの強い需要に支えられ前年同期を大きく上回った他、放電加工電極等が堅調に推移したこと等により、売上高は6,849百万円(前年同期比15.6%増)、営業利益は2,623百万円(同32.9%増)となりました。
米国
半導体用が堅調に推移した他、連続鋳造用や工業炉用等の冶金用が好調であったこと等により、売上高は1,040百万円(同13.7%増)、人件費等の影響により営業損失9百万円(前年同期は12百万円の営業利益)となりました。
欧州
主力の冶金用が好調に推移した他、半導体用が伸長し、カーボンブラシ製品も前年同期を上回ったこと等により、売上高は1,441百万円(前年同期比14.1%増)、営業利益は人件費等の影響により21百万円(同75.7%減)となりました。
アジア
半導体用が底堅い需要に支えられた他、カーボンブラシ製品は家電向け小型モーター用の販売が緩やかに回復したこと等により、売上高は3,241百万円(同1.3%増)となり、営業利益は237百万円(同43.2%増)となりました。
品目別の概況は以下のとおりであります。
特殊黒鉛製品
エレクトロニクス分野は、単結晶シリコン製造用が小幅に減少したものの、SiC半導体向けの化合物半導体製造用が大きく伸長したこと等により、前年同期比12.6%増となりました。
一般産業分野は、連続鋳造用等の冶金用に加え、放電加工電極も堅調に推移したこと等により、前年同期比1.4%増となりました。
これらの結果、特殊黒鉛製品全体としては、前年同期比4.4%増となりました。
一般カーボン製品
機械用カーボン分野は、シールリング等が堅調に推移し、パンタグラフ用すり板も底堅く推移したものの、前期に終了した特定案件の減少等により、前年同期比12.9%減となりました。
電気用カーボン分野は、顧客の稼働が徐々に正常化する中、家電向け小型モーター用の販売が緩やかに回復したこと等により、前年同期比25.3%増となりました。
これらの結果、一般カーボン製品全体としては、前年同期比5.9%増となりました。
複合材その他製品
SiCコーティング黒鉛製品は、SiC半導体向けが大幅に伸長した他、シリコン半導体向けが底堅く推移したこと等により、前年同期を大きく上回りました。C/Cコンポジット製品は、工業炉用が堅調に推移したこと等により、前年同期を上回りました。黒鉛シート製品は、自動車用が堅調に推移し、前年同期を上回りました。
これらの結果、主要3製品は前年同期比33.5%増となり、複合材その他製品全体としては、前年同期比31.3%増となりました。
②財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,110百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が2,335百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が353百万円増加、棚卸資産が1,220百万円増加、補助金収入による未収入金の増加等により流動資産のその他が454百万円増加および有形固定資産が990百万円増加したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ6百万円増加いたしました。これは主に未払金が259百万円減少および未払法人税等が501百万円減少したものの、賞与引当金が567百万円増加および未払費用の増加等により流動負債のその他が272百万円増加したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,103百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が73百万円増加および為替換算調整勘定が965百万円増加したこと等によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当企業グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当企業グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の当企業グループ全体の研究開発活動の金額は210百万円であります。
その他当企業グループ研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第1四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
| 会社名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定金額 | 着手及び完了予定 | ||
| 総額 (百万円) | 既支払額 (百万円) | 着手 | 完了 | |||
| 東洋炭素株式会社 生産技術センター (香川県観音寺市) | 日本 | 製造設備の増設 | 1,925 | - | 2024年2月 | 2026年6月 |
| 東洋炭素株式会社 詫間事業所 (香川県三豊市) | 日本 | 土地 | 1,050 | - | 2024年5月 | 2024年5月 |
(6)生産、受注及び販売の実績
生産実績
当第1四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 日本 | 7,284 | 117.0 |
| 米国 | 1,074 | 115.2 |
| 欧州 | 1,361 | 106.5 |
| アジア | 3,497 | 98.8 |
| 合計 | 13,217 | 110.3 |
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
受注実績
当第1四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年3月31日) | |||
| 受注金額 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | 受注残高 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | |
| 日本 | 6,831 | 114.4 | 8,592 | 103.9 |
| 米国 | 687 | 75.1 | 4,242 | 131.7 |
| 欧州 | 1,537 | 114.0 | 2,349 | 127.2 |
| アジア | 2,950 | 101.1 | 2,252 | 85.4 |
| 合計 | 12,008 | 107.6 | 17,437 | 109.1 |
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.前四半期以前に外貨建てで受注したもので、当四半期中の為替相場の変動による差異については、当四半期受注金額に含めております。
3.半製品(素材製品)は、主として見込生産であるため、上記の金額には含まれておりません。
4.当第1四半期連結累計期間における受注実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年3月31日) | |||
| 受注金額 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | 受注残高 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | |
| 特殊黒鉛製品 | 5,726 | 99.8 | 7,539 | 104.7 |
| 一般カーボン製品(機械用カーボン分野) | 958 | 90.0 | 928 | 88.2 |
| 一般カーボン製品(電気用カーボン分野) | 1,252 | 130.6 | 892 | 114.8 |
| 複合材その他製品 | 4,070 | 120.0 | 8,076 | 116.2 |
| 合計 | 12,008 | 107.6 | 17,437 | 109.1 |
販売実績
当第1四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 日本 | 6,849 | 115.6 |
| 米国 | 1,040 | 113.7 |
| 欧州 | 1,441 | 114.1 |
| アジア | 3,241 | 101.3 |
| 合計 | 12,573 | 111.2 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.当第1四半期連結累計期間の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 特殊黒鉛製品 | 5,899 | 104.4 |
| 一般カーボン製品(機械用カーボン分野) | 865 | 87.1 |
| 一般カーボン製品(電気用カーボン分野) | 1,199 | 125.3 |
| 複合材その他製品 | 4,119 | 131.3 |
| 商品 | 488 | 86.1 |
| 合計 | 12,573 | 111.2 |