四半期報告書-第80期第3四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間においては、一部地域における新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響が懸念されるなど、先行きは依然不透明な状況にあるものの、企業収益の改善や設備投資に持ち直しの動きが見られるなど、景気は緩やかながら回復の動きが見られました。
当企業グループを取り巻く事業環境は、輸送機器やエネルギー関連市場においては、半導体不足による自動車産業の稼働低下や、太陽電池市場における競争激化などの懸念材料があったものの、半導体市場における旺盛な需要に支えられ、好調に推移しました。
このような状況の中、当企業グループにおきましては、顧客ニーズに真摯に向き合いながら、事業機会を着実に取り込むべく、生産性向上によるコスト競争力の向上、技術革新に追随しうる新製品ならびに高付加価値製品の開発・増強などを推進してまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は27,449百万円(前年同期比18.7%増)、利益については、営業利益4,148百万円(同50.8%増)、経常利益4,623百万円(同51.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,168百万円(同51.9%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
日本
半導体用の強い需要が全体を牽引したことに加え、機械用カーボン分野は底堅く推移したほか、連続鋳造用や工業炉用などの冶金用が着実に回復したこと等により、売上高は13,958百万円(前年同期比12.6%増)、営業利益は3,124百万円(同41.0%増)となりました。
米国
米中貿易摩擦の影響などにより一部用途が低迷したものの、半導体や冶金用など全般的に堅調に推移し、売上高は1,951百万円(同0.4%増)、営業利益は55百万円(同82.3%増)となりました。
欧州
カーボンブラシ製品および冶金用が好調に推移したことにより、売上高は2,435百万円(同5.5%増)、営業利益は129百万円(同522.6%増)となりました。
アジア
太陽電池用は若干減少したものの付加価値製品の販売が進展したほか、半導体用や放電加工電極用をはじめとした冶金用やカーボンブラシ製品などが好調に推移したことにより、売上高は9,103百万円(同40.7%増)、営業利益は806百万円(同128.3%増)となりました。
品目別の概況は以下のとおりであります。
特殊黒鉛製品
エレクトロニクス分野は、単結晶シリコン製造用やSiC(炭化ケイ素)半導体向けなどの化合物半導体製造用が大きく伸長したほか、太陽電池製造用が、中国における需要に加え一部アジア地域での引合いもあり、前年同期をやや上回ったことなどにより、前年同期比26.3%増となりました。
一般産業分野は、連続鋳造用や工業炉用が好調に推移したほか、放電加工電極用も堅調に推移したことにより、前年同期比16.6%増となりました。
これらの結果、特殊黒鉛製品全体としては、前年同期比19.7%増となりました。
一般カーボン製品
機械用カーボン分野は、パンタグラフ用すり板は堅調に推移し、軸受・シールリングは前上期のスポット需要が剥落したものの底堅く推移したことにより、前年同期比3.6%減にとどまりました。
電気用カーボン分野は、家電・電動工具向け小型モーター用の旺盛な需要が継続したことにより、前年同期比33.8%増となりました。
これらの結果、一般カーボン製品全体としては、前年同期比16.2%増となりました。
複合材その他製品
SiC(炭化ケイ素)コーティング黒鉛製品は、半導体用の一部用途が大きく伸長したことに加え、LED用の需要も増加するなど、前年同期を上回りました。C/Cコンポジット製品は、工業炉用が堅調に推移したほか、半導体用の需要が好調だったことにより、前年同期を上回りました。また、黒鉛シート製品は、自動車用や半導体用が好調に推移したことにより、前年同期を上回りました。
これらの結果、主要3製品は前年同期比13.6%増となり、複合材その他製品全体としては、前年同期比17.1%増となりました。
②財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,758百万円増加いたしました。これは主に受取手形及び売掛金が2,192百万円増加および有形固定資産が1,530百万円増加したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ177百万円増加いたしました。これは主に設備関係支払手形の減少等により流動負債のその他が1,249百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が513百万円増加、未払法人税等が290百万円増加および賞与引当金が505百万円増加したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,581百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が2,119百万円増加および為替換算調整勘定が1,421百万円増加したこと等によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当企業グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当企業グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の当企業グループ全体の研究開発活動の金額は1,007百万円であります。
当企業グループの研究開発は、主として当社の技術開発部門が担っておりますが、生産部門と営業部門との社内連携、ユーザーや大学、国内・海外研究機関等との共同研究も積極的に進め、顧客ニーズに合致した製品やそれを掘り起こす製品の早期開発を推進しております。また、国内外のグループ会社との共同開発を進める一方、技術・ノウハウの体系化管理を強化・推進しております。
なお、当第3四半期連結累計期間において、貴金属触媒担持クノーベルを開発し、試薬として製品化いたしました。水素エネルギーの利用により環境負荷低減が期待できる燃料電池の電極など、クリーンエネルギー分野での採用を視野に、当該商品を積極的に展開し、社会課題の解決に貢献してまいります。また、機械用カーボンの製造技術向上を目的に試験装置を導入いたしました。自動車の電動化進展にともない、軽量化や耐久性など、自動車部品に対する要求特性がより高度化する中、高い特性に加え、省エネルギーなど環境負荷低減にもつながる部品等の開発・製品化により、ユーザーニーズを的確に捉えてまいります。
その他当企業グループ研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間において、変更があったものは、次のとおりであります。
(注)1.完了予定年月を2023年3月から2024年12月に変更しております。
2.上記金額には消費税等を含めておりません。
(6)生産、受注及び販売の実績
生産実績
当第3四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
受注実績
当第3四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.外貨建てで受注したもので、当期中の為替相場の変動による差異については、当期受注金額に含めております。
4.半製品(素材製品)は、主として見込生産であるため、上記の金額には含まれておりません。
5.当第3四半期連結累計期間における受注実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
6.欧州および一般カーボン製品(機械用カーボン分野)については内示による受注を含めております。
販売実績
当第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当第3四半期連結累計期間の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間においては、一部地域における新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響が懸念されるなど、先行きは依然不透明な状況にあるものの、企業収益の改善や設備投資に持ち直しの動きが見られるなど、景気は緩やかながら回復の動きが見られました。
当企業グループを取り巻く事業環境は、輸送機器やエネルギー関連市場においては、半導体不足による自動車産業の稼働低下や、太陽電池市場における競争激化などの懸念材料があったものの、半導体市場における旺盛な需要に支えられ、好調に推移しました。
このような状況の中、当企業グループにおきましては、顧客ニーズに真摯に向き合いながら、事業機会を着実に取り込むべく、生産性向上によるコスト競争力の向上、技術革新に追随しうる新製品ならびに高付加価値製品の開発・増強などを推進してまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は27,449百万円(前年同期比18.7%増)、利益については、営業利益4,148百万円(同50.8%増)、経常利益4,623百万円(同51.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,168百万円(同51.9%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
日本
半導体用の強い需要が全体を牽引したことに加え、機械用カーボン分野は底堅く推移したほか、連続鋳造用や工業炉用などの冶金用が着実に回復したこと等により、売上高は13,958百万円(前年同期比12.6%増)、営業利益は3,124百万円(同41.0%増)となりました。
米国
米中貿易摩擦の影響などにより一部用途が低迷したものの、半導体や冶金用など全般的に堅調に推移し、売上高は1,951百万円(同0.4%増)、営業利益は55百万円(同82.3%増)となりました。
欧州
カーボンブラシ製品および冶金用が好調に推移したことにより、売上高は2,435百万円(同5.5%増)、営業利益は129百万円(同522.6%増)となりました。
アジア
太陽電池用は若干減少したものの付加価値製品の販売が進展したほか、半導体用や放電加工電極用をはじめとした冶金用やカーボンブラシ製品などが好調に推移したことにより、売上高は9,103百万円(同40.7%増)、営業利益は806百万円(同128.3%増)となりました。
品目別の概況は以下のとおりであります。
特殊黒鉛製品
エレクトロニクス分野は、単結晶シリコン製造用やSiC(炭化ケイ素)半導体向けなどの化合物半導体製造用が大きく伸長したほか、太陽電池製造用が、中国における需要に加え一部アジア地域での引合いもあり、前年同期をやや上回ったことなどにより、前年同期比26.3%増となりました。
一般産業分野は、連続鋳造用や工業炉用が好調に推移したほか、放電加工電極用も堅調に推移したことにより、前年同期比16.6%増となりました。
これらの結果、特殊黒鉛製品全体としては、前年同期比19.7%増となりました。
一般カーボン製品
機械用カーボン分野は、パンタグラフ用すり板は堅調に推移し、軸受・シールリングは前上期のスポット需要が剥落したものの底堅く推移したことにより、前年同期比3.6%減にとどまりました。
電気用カーボン分野は、家電・電動工具向け小型モーター用の旺盛な需要が継続したことにより、前年同期比33.8%増となりました。
これらの結果、一般カーボン製品全体としては、前年同期比16.2%増となりました。
複合材その他製品
SiC(炭化ケイ素)コーティング黒鉛製品は、半導体用の一部用途が大きく伸長したことに加え、LED用の需要も増加するなど、前年同期を上回りました。C/Cコンポジット製品は、工業炉用が堅調に推移したほか、半導体用の需要が好調だったことにより、前年同期を上回りました。また、黒鉛シート製品は、自動車用や半導体用が好調に推移したことにより、前年同期を上回りました。
これらの結果、主要3製品は前年同期比13.6%増となり、複合材その他製品全体としては、前年同期比17.1%増となりました。
②財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,758百万円増加いたしました。これは主に受取手形及び売掛金が2,192百万円増加および有形固定資産が1,530百万円増加したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ177百万円増加いたしました。これは主に設備関係支払手形の減少等により流動負債のその他が1,249百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が513百万円増加、未払法人税等が290百万円増加および賞与引当金が505百万円増加したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,581百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が2,119百万円増加および為替換算調整勘定が1,421百万円増加したこと等によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当企業グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当企業グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の当企業グループ全体の研究開発活動の金額は1,007百万円であります。
当企業グループの研究開発は、主として当社の技術開発部門が担っておりますが、生産部門と営業部門との社内連携、ユーザーや大学、国内・海外研究機関等との共同研究も積極的に進め、顧客ニーズに合致した製品やそれを掘り起こす製品の早期開発を推進しております。また、国内外のグループ会社との共同開発を進める一方、技術・ノウハウの体系化管理を強化・推進しております。
なお、当第3四半期連結累計期間において、貴金属触媒担持クノーベルを開発し、試薬として製品化いたしました。水素エネルギーの利用により環境負荷低減が期待できる燃料電池の電極など、クリーンエネルギー分野での採用を視野に、当該商品を積極的に展開し、社会課題の解決に貢献してまいります。また、機械用カーボンの製造技術向上を目的に試験装置を導入いたしました。自動車の電動化進展にともない、軽量化や耐久性など、自動車部品に対する要求特性がより高度化する中、高い特性に加え、省エネルギーなど環境負荷低減にもつながる部品等の開発・製品化により、ユーザーニーズを的確に捉えてまいります。
その他当企業グループ研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間において、変更があったものは、次のとおりであります。
| 会社名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定金額 | 着手及び完了予定 | ||
| 総額 (百万円) | 既支払額 (百万円) | 着手 | 完了 | |||
| 東洋炭素㈱ 詫間事業所 (香川県三豊市) | 日本 | 製造設備の新設 | 1,370 | 76 | 2019年10月 | 2024年12月 (注)1 |
(注)1.完了予定年月を2023年3月から2024年12月に変更しております。
2.上記金額には消費税等を含めておりません。
(6)生産、受注及び販売の実績
生産実績
当第3四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第3四半期連結累計期間 (自 2021年1月1日 至 2021年9月30日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 日本 | 13,893 | 113.4 |
| 米国 | 1,966 | 100.2 |
| 欧州 | 2,423 | 107.3 |
| アジア | 9,665 | 149.7 |
| 合計 | 27,949 | 121.9 |
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
受注実績
当第3四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第3四半期連結累計期間 (自 2021年1月1日 至 2021年9月30日) | |||
| 受注金額 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | 受注残高 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | |
| 日本 | 15,213 | 140.6 | 5,270 | 179.2 |
| 米国 | 2,795 | 173.0 | 1,679 | 221.1 |
| 欧州 | 2,383 | 115.2 | 608 | 104.9 |
| アジア | 8,276 | 140.3 | 1,668 | 149.9 |
| 合計 | 28,669 | 140.5 | 9,227 | 171.1 |
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.外貨建てで受注したもので、当期中の為替相場の変動による差異については、当期受注金額に含めております。
4.半製品(素材製品)は、主として見込生産であるため、上記の金額には含まれておりません。
5.当第3四半期連結累計期間における受注実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 当第3四半期連結累計期間 (自 2021年1月1日 至 2021年9月30日) | |||
| 受注金額 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | 受注残高 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | |
| 特殊黒鉛製品 | 13,489 | 148.0 | 3,906 | 205.1 |
| 一般カーボン製品(機械用カーボン分野) | 2,723 | 99.9 | 779 | 111.1 |
| 一般カーボン製品(電気用カーボン分野) | 4,267 | 124.4 | 1,174 | 126.0 |
| 複合材その他製品 | 8,188 | 159.6 | 3,366 | 181.6 |
| 合計 | 28,669 | 140.5 | 9,227 | 171.1 |
6.欧州および一般カーボン製品(機械用カーボン分野)については内示による受注を含めております。
販売実績
当第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第3四半期連結累計期間 (自 2021年1月1日 至 2021年9月30日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 日本 | 13,958 | 112.6 |
| 米国 | 1,951 | 100.4 |
| 欧州 | 2,435 | 105.5 |
| アジア | 9,103 | 140.7 |
| 合計 | 27,449 | 118.7 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当第3四半期連結累計期間の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 当第3四半期連結累計期間 (自 2021年1月1日 至 2021年9月30日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 特殊黒鉛製品 | 12,512 | 119.7 |
| 一般カーボン製品(機械用カーボン分野) | 2,780 | 96.4 |
| 一般カーボン製品(電気用カーボン分野) | 4,338 | 133.8 |
| 複合材その他製品 | 6,734 | 117.1 |
| 商品 | 1,083 | 137.9 |
| 合計 | 27,449 | 118.7 |