四半期報告書-第139期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/14 9:08
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、「感染症」とする)拡大による緊急事態宣言が政府から発出される中で経済活動が大幅に制限され、非常に厳しい状況で推移しました。緊急事態宣言解除後においては段階的に経済活動が再開されているものの、感染症の再拡大が懸念される等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
ステンレス特殊鋼業界におきましても、感染症拡大による経済活動の停滞を受けて需要が減少し、荷動きが急速に悪化する状況となりました。
また、当社の戦略分野である高機能材につきましても感染症拡大の影響により、海外において受注活動中の案件の延期や停滞が発生しておりますが、当第1四半期連結累計期間の高機能材販売の多くは当期首以前の受注分であったことから、直近の販売数量への影響は限定的でした。
このような経営環境の中、当社と致しましては販売価格の適正化によるロールマージンの確保に努める一方、「中期経営計画2020」に計画されている諸施策を着実に実行していくことにより収益確保に向けた取り組みを進めてまいりました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の販売数量は前年同期比23.4%減(高機能材9.5%減、一般材26.6%減)となり、売上高は28,945百万円(前年同期比5,675百万円減)、利益面につきましては営業利益1,892百万円(前年同期比720百万円増)、経常利益1,691百万円(前年同期比685百万円増)、親会社株主に帰属する四半期純利益702百万円(前年同期比209百万円増)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における総資産の額は150,649百万円となり、前連結会計年度末対比7,919百万円減少しております。これは主として現金及び預金の減少(5,789百万円)及び売上債権の減少(1,922百万円)によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における負債の額は99,058百万円となり、前連結会計年度末対比8,379百万円減少しております。これは主として社債及び借入金の減少(5,480百万円)及び仕入債務の減少(1,825百万円)によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における純資産の額は51,592百万円となり、前連結会計年度末対比461百万円増加しております。これにより自己資本比率は34.2%となりました。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、174百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。