四半期報告書-第90期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/07 9:13
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、連結決算の開示内容の充実及びグループ経営の強化を図るため、前連結会計年度において非連結子会社であった大同不銹鋼(大連)有限公司、韓国ナスロン株式会社及び日精テクノ株式会社を連結の範囲に含めております。報告セグメントについては、日精テクノ株式会社は「日本」、大同不銹鋼(大連)有限公司及び韓国ナスロン株式会社は「中国・韓国」に含めております。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費が消費増税に伴う駆込み需要の反動や大型台風の影響などにより下振れに転じました。また非製造業の見通しは弱含みのまま推移しており、製造業は依然として在庫の高止まりや輸出、設備投資の低迷などにより、力強さを欠く展開が続いています。世界経済も米中貿易摩擦の長期化による中国経済の減速と欧州経済の停滞、更にはイランをはじめとする中東情勢の緊迫化など、景気の先行き不透明感が強い状況となっています。
当社及び連結子会社(以下「当社グループ」という。)が属するステンレス鋼線業界は、世界的な自動車生産・販売の減少などの影響で、業界出荷数量は前年同期比減少となりました。LMEニッケル価格については、インドネシアにおけるニッケル鉱石の禁輸措置などによりポンド当たり8ドル超まで騰勢を強めましたが、その後中国を中心とする世界景気の後退感が増して軟調に推移、第3四半期末には6ドル台前半まで落ち込みました。
このような状況の中、当社グループでは連結経常利益55億円、連結ROS及び同ROA10%以上などを経営目標とする『第14次中期計画(NSR20)』(最終年度2021年3月期)の達成に向け、収益の向上に取り組んでまいりました。
主力のステンレス鋼線部門は、ステンレス鋼線市場全体の需要動向の減少傾向が続き減産を余儀なくされました。また金属繊維部門ではナスロンフィルターは減収、超精密ガスフィルター(ナスクリーン)は半導体需要が回復基調となり、販売数量は持ち直しつつあります。その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は261億80百万円(前年同期比11.7%減)となりました。
損益につきましてはステンレス鋼線、ナスロンフィルターの販売が振るわず、営業利益13億69百万円(前年同期比55.6%減)、経常利益14億19百万円(同55.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益9億97百万円(同54.9%減)となりました。
事業部門別の経営成績は次のとおりであります。
①ステンレス鋼線
極細線や耐熱ボルトなど一部の高機能・独自製品は在庫一巡による顧客からの引合いも見られましたが、ステンレス鋼線市場全体の需要動向の減少が続き低迷しています。その結果、ステンレス鋼線の売上高は221億55百万円(前年同期比9.1%減)となりました。
②金属繊維
ナスロンフィルターは、化合繊維や高機能樹脂用途が低調であり減収となりました。また超精密ガスフィルター(ナスクリーン)は第2四半期までは低迷を続けていましたが、半導体需要が回復基調となり半導体製造装置・ガスメーカーからの引合いが増え、販売数量は持ち直しつつあります。その結果、金属繊維の売上高は40億25百万円(前年同期比23.5%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。なお、セグメントごとの経営成績については、セグメント間の内部売上高又は振替高の相殺消去前の金額を記載しています。
①日本
主力のステンレス鋼線は市場全体の需要動向の減少が続き、売上高は前年同期比減収となりました。金属繊維につきましてもナスロンフィルターは低調、また超精密ガスフィルター(ナスクリーン)は回復基調にありますが、第2四半期までの低迷が響き、前年同期比減収となりました。
これらの結果、売上高は237億54百万円(前年同期比14.2%減)となりました。損益につきましては、ステンレス鋼線、ナスロンフィルターの販売が振るわず、セグメント利益は11億72百万円(同59.5%減)となりました。
②タイ
ステンレス鋼線の販売数量は若干ながら減少し、売上高は33億12百万円(同2.1%減)となりました。高収益品が伸び悩み、セグメント利益は1億44百万円(同17.2%減)となりました。
③中国・韓国
中国国内向けの販売が好調に推移したこと、及び非連結子会社を連結の範囲に加えたことなどにより、売上高は8億55百万円(同105.9%増)、セグメント利益は1億7百万円(同179.7%増)となりました。
なお、上記記載金額には消費税等は含まれておりません。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、421億50百万円となり、前連結会計年度末に比べ77百万円減少しました。流動資産は258億39百万円となり、4億8百万円減少しました。主な要因は現金及び預金の減少などです。固定資産は163億11百万円となり、3億31百万円増加しました。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、108億75百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億84百万円減少しました。流動負債は63億83百万円となり、9億87百万円減少しました。主な要因は未払法人税等の減少、及び賞与引当金の減少などです。固定負債は44億92百万円となり、1億3百万円増加しました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、312億74百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億7百万円増加しました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、4億4百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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