四半期報告書-第50期第2四半期(令和1年6月21日-令和1年9月20日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については当該会計基準等を遡って適用した後の前連結会計年度の数値で比較を行っております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済の減速による外需の低迷で製造業が減速していることを示す指標が続き、景気の先行きには不透明感が増しています。
当社グループの主な関連業界である建設及び住宅関連業界におきましては、2020年に迫った東京オリンピック・パラリンピック関連の建設工事が終盤に差し掛かるなか、老朽化した社会インフラの改修・整備や首都圏並びに主要都市における再開発案件をはじめとして、引き続き堅調な建設需要が継続する見通しです。
このような状況のなか、売上高は前年同期比8.4%増の283億99百万円となりました。利益面では、売上高の増加によって、営業利益は前年同期比47.8%増の20億20百万円、経常利益は前年同期比29.7%増の21億51百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比31.2%増の13億3百万円となりました。
各セグメントの状況は次のとおりであります。なお、セグメント区分の売上高はセグメント間の内部売上高を含んでおりません。
(注) 1. セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
2. セグメント利益又は損失の調整額は、主に報告セグメントに帰属しない持分法による投資利益、為替差損益や支払利息などの営業外収益及び営業外費用であります。
建設機材関連事業
当事業の売上高は、前年同期比11.3%増の103億86百万円となりました。建設用仮設機材の販売が新型足場「アルバトロス」や高速道路補修工事向けの「SKパネル」を中心に広範なジャンルにわたって増加しました。また、子会社の双福鋼器㈱の売上高も物流倉庫向けラックの販売が好調に推移しました。
損益面では、売上高の増加によって、セグメント利益は前年同期比17.6%増の13億50百万円となりました。
レンタル関連事業
当事業の売上高は、前年同期比2.6%増の87億80百万円となりました。低層向けレンタルにおいてここ数年注力してきた非住宅分野での売上高が拡大するとともに、中高層用レンタルにおいては新型足場「アルバトロス」を中心に期初から高稼働が継続しました。
損益面では、レンタル資産の稼働率が期初から好調に推移したことなどから、セグメント利益は前年同期比187.3%増の5億円となりました。
住宅機器関連事業
当事業の売上高は、前年同期比13.1%増の75億43百万円となりました。子会社化した昭和ブリッジ販売㈱の売上高が業績に寄与したほか、アルミ製脚立の新製品「GAUDI」の好調な販売や、㈱シィップの高所作業台の販売が伸びたことによって、機械工具ルート向けの売上高が増加しました。また、フィットネス機器については、マッサージ関連の新商品が量販店や家電販売店を中心に好調であったほか、電動ランナーやジョギングマシンが通販やネット販売で好調に推移しました。
損益面では、売上高の増加によって、セグメント利益は前年同期比18.8%増の1億88百万円となりました。
電子機器関連事業
当事業の売上高は、前年同期比3.2%増の16億89百万円となりました。業務用無線機や防災行政無線の拡販が進むとともに、当期に繰り延べとなっていた防災行政無線の受注案件は当第3四半期から納入が開始される見込みとなりました。
損益面では、売上高の増加によって、セグメント損失は前年同期比8百万円改善して28百万円となりました。
財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は559億50百万円となり、前期末に比べ20億10百万円増加しました。総資産の内訳は、流動資産が329億27百万円(前期末比17億89百万円増)、固定資産が230億22百万円(前期末比2億20百万円増)であります。総資産の主な増加要因は、流動資産において売掛金やたな卸資産が増加したほか、固定資産においてレンタル資産や長期貸付金が増加したためであります。
(負債)
負債は、285億76百万円となり、前期末に比べ9億95百万円増加しました。その内訳は、流動負債が170億89百万円(前期末比9億66百万円増)、固定負債が114億86百万円(前期末比29百万円増)であります。負債の主な増加要因は、買掛金と借入金の増加であります。
(純資産)
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益が13億3百万円となったことや、剰余金の配当を3億76百万円実施したことなどにより、273億74百万円(前期末比10億14百万円増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は前期末に比べ5億40百万円増加し48億84百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比較して、税金等調整前四半期純利益が増加したことや、生産高の増加にともなって仕入債務が増加したことなどから、28億32百万円の収入(前年同期比7億82百万円の収入増)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、M&Aにともなう投資有価証券の取得による支出が減少し、主にレンタル資産の取得が中心となったことから、23億9百万円の支出(前年同期比27億9百万円の支出減)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の増加などにより、3百万円の収入(前年同期比26億73百万円の収入減)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動に係る費用の総額は1億81百万円であります。なお、当該金額は既存製品の改良、応用等に関する費用であり、「研究開発費等に係る会計基準」(企業会計審議会)に規定する「研究開発費」として計上すべき金額はありません。
また、当第2四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済の減速による外需の低迷で製造業が減速していることを示す指標が続き、景気の先行きには不透明感が増しています。
当社グループの主な関連業界である建設及び住宅関連業界におきましては、2020年に迫った東京オリンピック・パラリンピック関連の建設工事が終盤に差し掛かるなか、老朽化した社会インフラの改修・整備や首都圏並びに主要都市における再開発案件をはじめとして、引き続き堅調な建設需要が継続する見通しです。
このような状況のなか、売上高は前年同期比8.4%増の283億99百万円となりました。利益面では、売上高の増加によって、営業利益は前年同期比47.8%増の20億20百万円、経常利益は前年同期比29.7%増の21億51百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比31.2%増の13億3百万円となりました。
各セグメントの状況は次のとおりであります。なお、セグメント区分の売上高はセグメント間の内部売上高を含んでおりません。
セグメントの名称 | 売上高 | セグメント利益又は損失(△) | ||
金額(百万円) | 前年同期比(%) | 金額(百万円) | 前年同期比(%) | |
建設機材関連事業 | 10,386 | 11.3 | 1,350 | 17.6 |
レンタル関連事業 | 8,780 | 2.6 | 500 | 187.3 |
住宅機器関連事業 | 7,543 | 13.1 | 188 | 18.8 |
電子機器関連事業 | 1,689 | 3.2 | △28 | ― |
報告セグメント計 | 28,399 | 8.4 | 2,010 | 39.2 |
調整額 | ― | ― | 141 | ― |
四半期連結損益計算書計上額 | 28,399 | 8.4 | 2,151 | 29.7 |
(注) 1. セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
2. セグメント利益又は損失の調整額は、主に報告セグメントに帰属しない持分法による投資利益、為替差損益や支払利息などの営業外収益及び営業外費用であります。
建設機材関連事業
当事業の売上高は、前年同期比11.3%増の103億86百万円となりました。建設用仮設機材の販売が新型足場「アルバトロス」や高速道路補修工事向けの「SKパネル」を中心に広範なジャンルにわたって増加しました。また、子会社の双福鋼器㈱の売上高も物流倉庫向けラックの販売が好調に推移しました。
損益面では、売上高の増加によって、セグメント利益は前年同期比17.6%増の13億50百万円となりました。
レンタル関連事業
当事業の売上高は、前年同期比2.6%増の87億80百万円となりました。低層向けレンタルにおいてここ数年注力してきた非住宅分野での売上高が拡大するとともに、中高層用レンタルにおいては新型足場「アルバトロス」を中心に期初から高稼働が継続しました。
損益面では、レンタル資産の稼働率が期初から好調に推移したことなどから、セグメント利益は前年同期比187.3%増の5億円となりました。
住宅機器関連事業
当事業の売上高は、前年同期比13.1%増の75億43百万円となりました。子会社化した昭和ブリッジ販売㈱の売上高が業績に寄与したほか、アルミ製脚立の新製品「GAUDI」の好調な販売や、㈱シィップの高所作業台の販売が伸びたことによって、機械工具ルート向けの売上高が増加しました。また、フィットネス機器については、マッサージ関連の新商品が量販店や家電販売店を中心に好調であったほか、電動ランナーやジョギングマシンが通販やネット販売で好調に推移しました。
損益面では、売上高の増加によって、セグメント利益は前年同期比18.8%増の1億88百万円となりました。
電子機器関連事業
当事業の売上高は、前年同期比3.2%増の16億89百万円となりました。業務用無線機や防災行政無線の拡販が進むとともに、当期に繰り延べとなっていた防災行政無線の受注案件は当第3四半期から納入が開始される見込みとなりました。
損益面では、売上高の増加によって、セグメント損失は前年同期比8百万円改善して28百万円となりました。
財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は559億50百万円となり、前期末に比べ20億10百万円増加しました。総資産の内訳は、流動資産が329億27百万円(前期末比17億89百万円増)、固定資産が230億22百万円(前期末比2億20百万円増)であります。総資産の主な増加要因は、流動資産において売掛金やたな卸資産が増加したほか、固定資産においてレンタル資産や長期貸付金が増加したためであります。
(負債)
負債は、285億76百万円となり、前期末に比べ9億95百万円増加しました。その内訳は、流動負債が170億89百万円(前期末比9億66百万円増)、固定負債が114億86百万円(前期末比29百万円増)であります。負債の主な増加要因は、買掛金と借入金の増加であります。
(純資産)
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益が13億3百万円となったことや、剰余金の配当を3億76百万円実施したことなどにより、273億74百万円(前期末比10億14百万円増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は前期末に比べ5億40百万円増加し48億84百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比較して、税金等調整前四半期純利益が増加したことや、生産高の増加にともなって仕入債務が増加したことなどから、28億32百万円の収入(前年同期比7億82百万円の収入増)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、M&Aにともなう投資有価証券の取得による支出が減少し、主にレンタル資産の取得が中心となったことから、23億9百万円の支出(前年同期比27億9百万円の支出減)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の増加などにより、3百万円の収入(前年同期比26億73百万円の収入減)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動に係る費用の総額は1億81百万円であります。なお、当該金額は既存製品の改良、応用等に関する費用であり、「研究開発費等に係る会計基準」(企業会計審議会)に規定する「研究開発費」として計上すべき金額はありません。
また、当第2四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。