有価証券報告書-第57期(平成26年3月1日-平成27年2月28日)

【提出】
2015/05/22 10:34
【資料】
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【項目】
123項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループに関する財政状態及び経営成績の分析、検討内容は原則として連結財務諸表に基づいて分析した内容であります。
(1)重要な会計方針及び会計数値の見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。
この連結財務諸表の作成に当って採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。
当社グループの連結財務諸表の作成において、損益または資産及び負債の状況に影響を与える見積り、判断は、過去の実績や入手可能な情報に基づいておりますが、見積りは不確実性をともなうため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。
(2)当連結会計年度末の経営成績の分析
当連結会計年度末における経営成績の概況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」に記載しております。
(3)当連結会計年度末の財政状態の分析
① 資産の部
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して、総資産は35億9千3百万円増加して250億7千4百万円となりました。
流動資産は、現金及び預金13億1百万円、受取手形及び売掛金6億6千万円、仕掛品1億7千2百万円の増加等により、前連結会計年度末と比較して23億2千3百万円増加し、136億8千5百万円となりました。
有形固定資産は、当社本社工場製造設備等2億2千万円、熊本工場製造設備等5千4百万円、アジア子会社の工場製造設備等2億5千3百万円、北米・中米子会社の工場製造設備等1億1千5百万円ならびにオセアニア子会社の工場製造設備等1億5千万円の設備投資を実施いたしました。
その結果、前連結会計年度末と比較して9億8千9百万円増加し、83億3百万円となりました。
投資その他の資産は、投資有価証券1億9千3百万円の増加等により、前連結会計年度末と比較して2億4千5百万円増加し、28億3千5百万円となりました。
② 負債の部
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比較して13億3千1百万円増加し、72億7千万円となりました。
これは主に、1年内返済予定の長期借入金が1億7千6百万円増加し、退職給付引当金に替わり退職給付に係る負債が22億8千6百万円計上されたことなどによるものであります。
③ 純資産の部
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較して22億6千1百万円増加し、178億4百万円となりました。
これは主に、利益剰余金9億8千9百万円、その他有価証券評価差額金2億6千7百万円、為替換算調整勘定5億7千1百万円、少数株主持分10億8百万円がそれぞれ増加したことなどによるものであります。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① キャッシュ・フロー
当社グループの当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して12億9千7百万円増加し、49億6千5百万円となりました。
なお、各キャッシュ・フローの状況と増減につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載しております。
② 資金需要
当社グループの資金需要の主なものは、運転資金、設備投資、法人税等の支払い、借入金の返済、配当金の支払等であります。
また、その資金の原資といたしましては、営業活動によるキャッシュ・フロー、金融機関からの借入等により必要とする資金を調達しております。