有価証券報告書-第59期(平成28年3月1日-平成29年2月28日)

【提出】
2017/05/26 11:34
【資料】
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【項目】
123項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループに関する財政状態及び経営成績の分析、検討内容は原則として連結財務諸表に基づいて分析した内容であります。
(1)重要な会計方針及び会計数値の見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。
この連結財務諸表の作成に当って採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。
当社グループの連結財務諸表の作成において、損益または資産及び負債の状況に影響を与える見積り、判断は、過去の実績や入手可能な情報に基づいておりますが、見積りは不確実性をともなうため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。
(2)当連結会計年度末の経営成績の分析
当連結会計年度末における経営成績の概況については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」に記載しております。
(3)当連結会計年度末の財政状態の分析
① 資産の部
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して16億円減少し、236億1千9百万円となりました。
流動資産は、現金及び預金10億3千万円、受取手形及び売掛金7億1千2百万円がそれぞれ減少したことなどにより、前連結会計年度末と比較して16億3千万円減少し、128億5千1百万円となりました。
有形固定資産は、当社本社工場製造設備等2億1千2百万円、熊本工場製造設備等1億4千8百万円、鹿児島工場製造設備等6千万円、アジア子会社の工場製造設備等2億8千万円及び北米・中米子会社の工場製造設備等9千6百万円の設備投資を実施いたしました。
なお、有形固定資産合計は、前連結会計年度末と比較して1億4千4百万円減少し、79億4千6百万円となりました。
投資その他の資産は、繰延税金資産が1億8千3百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末と比較して1億7千8百万円増加し、25億8千9百万円となりました。
② 負債の部
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比較して14億6百万円減少し、70億3千5百万円となりました。
これは主に、支払手形及び買掛金5億1千万円、短期借入金2億3千9百万円、1年内返済予定の長期借入金3億6千9百万円がそれぞれ減少したことなどによるものであります。
③ 純資産の部
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較して1億9千3百万円減少し、165億8千3百万円となりました。
これは主に、その他有価証券評価差額金1億6千1百万円、退職給付に係る調整累計額2億5千4百万円がそれぞれ増加し、為替換算調整勘定4億8千3百万円が減少したことなどによるものであります。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① キャッシュ・フロー
当社グループの当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して8億9千3百万円減少し、50億6千万円となりました。
なお、各キャッシュ・フローの状況と増減については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載しております。
② 資金需要
当社グループの資金需要の主なものは、運転資金、設備投資、法人税等の支払い、借入金の返済、配当金の支払等であります。
また、その資金の原資といたしましては、営業活動によるキャッシュ・フロー、金融機関からの借入等により必要とする資金を調達しております。