四半期報告書-第60期第3四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/12 16:05
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は57,355百万円(前連結会計年度末比63百万円減)となりました。
流動資産合計は30,194百万円(同1,795百万円増)となりました。主な変動要因は現金及び預金(同2,090百万円増)、受取手形及び売掛金(同139百万円減)、有価証券(同399百万円減)、棚卸資産(同416百万円増)およびその他(同173百万円減)であります。
固定資産合計は27,160百万円(同1,858百万円減)となっております。このうち、有形固定資産合計は21,835百万円(同904百万円減)となっております。主な変動要因は建物及び構築物(同295百万円減)、機械装置及び運搬具(同193百万円減)および建設仮勘定(同291百万円減)であります。投資その他の資産合計は5,231百万円(同958百万円減)となっております。主な変動要因は、投資有価証券(同1,288百万円減)であります。
負債合計は3,973百万円(同111百万円増)となりました。流動負債合計は3,135百万円(同269百万円増)となりました。主な変動要因は、支払手形及び買掛金(同279百万円減)、未払法人税等(同270百万円増)および賞与引当金(同371百万円増)であります。固定負債合計は838百万円(同158百万円減)となりました。主な変動要因はその他(同169百万円減)によるものであります。
純資産合計は53,381百万円(同174百万円減)となりました。株主資本合計が52,568百万円(同646百万円増)、その他の包括利益累計額合計が813百万円(同820百万円減)となっております。主な変動項目は、その他有価証券評価差額金(同676百万円減)および為替換算調整勘定(同170百万円減)であります。
(2)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の事業環境は、新型コロナウィルス肺炎の感染拡大に伴う経済活動の後退や、米中対立懸念の高まりによる様子見の動きなどから、先行き不透明な状況が続いていました。
当社グループに関連深い電子機器工業界では、夏場に全般調整した中で半導体関連に堅調な動きが見られた後、まだまだ楽観はできませんが、最近になってその他の一部の分野に底打ちの兆しが見られるようになってきました。当社グループは、より広い事業機会を得ながらこのような手応えを獲得していけるよう、更なる効率改善と産出量の向上に注力していく所存であります。
このような状況のもと当期間の売上高は16,552百万円(前年同期比0.3%減)になりました。
同期間の利益は、高付加価値製品の主需要地である日本での需要が低迷していることから厳しい状況になっています。営業利益は1,978百万円(同10.8%減)、経常利益は1,988百万円(同9.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,682百万円(同3.4%減)となりました。
次にセグメント別の状況ですが、日本地区では、一部の電子部品などに堅調な需要動向が感じられましたが、生産全般は低迷しており、高付加価値の消耗工具需要が盛上がりに欠けました。この地区での売上高(セグメント間取引消去額を含む。以下同じ。)は11,641百万円(前年同期比2.6%増)、セグメント利益(営業利益)は1,113百万円(同14.4%減)となっております。
日本を除くアジア地区は、次世代高速通信関連や半導体製造関連の中国国内向けの工具需要の高まりが感じられ、前年同期比増収増益と利益率の改善を達成しております。この地区での売上高は8,327百万円(同4.9%増)となり、セグメント利益は752百万円(同15.6%増)となっております。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,249百万円であります。
なお、同期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。