四半期報告書-第88期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/05 11:19
【資料】
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【項目】
35項目
(1)財政状態の状況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて6.6%減少し、250億5千7百万円となりました。これは、現金及び預金が6億1千8百万円増加、電子記録債権が13億4千9百万円増加、その他が11億9千8百万円増加した一方、受取手形、売掛金及び契約資産が49億7千9百万円減少したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて3.7%増加し、127億1千9百万円となりました。これは、有形固定資産のその他(純額)が2億7百万円増加、投資その他の資産のその他が2億5千7百万円増加したことなどによります。
この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて3.4%減少し、377億7千6百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて8.7%減少し、97億6千9百万円となりました。これは、その他が6億1千1百万円増加した一方、支払手形及び買掛金が4億7千7百万円減少、電子記録債務が7億2千4百万円減少、未払法人税等が2億6千2百万円減少したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて48.4%減少し、12億4千3百万円となりました。これは、その他が1億7千4百万円増加した一方、役員退職慰労引当金が1億4千6百万円減少、退職給付に係る負債が11億9千6百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて16.0%減少し、110億1千3百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて2.9%増加し、267億6千3百万円となりました。これは、利益剰余金が4億2千6百万円増加、その他有価証券評価差額金が1億4千8百万円増加、為替換算調整勘定が1億4千3百万円増加したことなどによります。
(2)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は146億8千7百万円と前年同四半期と比べ19億3百万円(11.5%減)の減収となりました。
営業利益は9億8千万円と前年同四半期と比べ2億2千9百万円(30.5%増)の増益、経常利益は11億9千9百万円と前年同四半期と比べ3億7千7百万円(45.8%増)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億7千万円と前年同四半期と比べ2億3千8百万円(44.9%増)の増益となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
・設備部門
設備部門は、塗装設備納入等の減少により売上高は109億8千7百万円と前年同四半期と比べ21億1千4百万円(16.1%減)の減収となったものの製品構成の改善等により、営業利益は17億5千8百万円と前年同四半期と比べ2億1千6百万円(14.1%増)の増益となりました。
・自動車部品部門
自動車部品部門は、内装部品及び外装部品の販売の増加により売上高は37億円と前年同四半期と比べ2億1千万円(6.0%増)の増収、営業利益は8千9百万円(前年同四半期は1百万円の営業損失)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、116億8千万円となり、前連結会計年度末より8億4千7百万円(7.8%増)の増加となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は14億4千7百万円(前年同四半期比185.5%増)となりました。これは主に、売上債権の減少額36億8千4百万円、前受金の増加額13億3千8百万円、仕入債務の減少額12億5千1百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は2億7千1百万円(前年同四半期比32.3%増)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出5億6千万円、有形固定資産の取得による支出3億7千3百万円、貸付けによる支出1億1千6百万円、定期預金の払戻による収入7億9千4百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は4億1千2百万円(前年同四半期比0.4%減)となりました。これは主に、配当金の支払額3億4千4百万円によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億7千3百万円であります。