四半期報告書-第157期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/07/28 15:03
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、本四半期報告書に記載の数値は国際会計基準(IFRS)ベースで表示しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
財政状態
当第1四半期連結会計期間末の財政状態は以下のとおりであります。
前連結会計年度末に比べ資産合計は6,421百万円増加し、972,322百万円となり、負債合計は1,529百万円減少し、247,685百万円となりました。また、資本合計は7,950百万円増加し、724,637百万円となりました。この結果、親会社所有者帰属持分比率は前連結会計年度末の74.1%から74.4%になりました。
主な増減は資産では、現金及び現金同等物が13,655百万円減少、売上債権及びその他の債権が2,763百万円増加、棚卸資産が4,872百万円増加、その他の流動資産が5,962百万円増加、有形固定資産が5,038百万円増加、金融資産が1,120百万円増加しました。負債では、仕入債務及びその他の債務が1,409百万円増加、未払法人所得税等が3,043百万円減少、その他の金融負債(流動)が1,263百万円増加しました。
経営成績
当第1四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年6月30日)における経済環境は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンの普及や、景気支援策の広がりにより、各国間に差があるものの、世界的に景気回復が進みました。
このような環境の中、当社グループの主要な市場においては、ノートパソコン、タブレット端末用光学フィルムが引き続き堅調に推移し、スマートフォン用の製品は、OLED用光学フィルムや組み立て用部材並びに高精度基板の需要が伸長しました。また半導体需要の増加を背景とした半導体製造工程用部材の需要も好調に推移しました。核酸医薬市場においては、COVID-19のワクチン開発が急ピッチで進んでおり、当社グループにおける受託製造及び関連部材の需要が高まっています。加えて、核酸医薬の創薬においてライセンス契約に基づくマイルストーンを達成しました。
当社グループにおけるCOVID-19への対応においては、すべての人の健康と安全を最優先に、感染拡大の防止とともに、お客様への供給継続に向けて取り組んでおります。その一環として、情報通信技術を活用し、テレワークやウェブ会議といった新しい働き方を積極的に推進しました。
以上の結果、売上収益は前第1四半期連結累計期間と比較し24.7%増(以下の比較はこれに同じ)の203,715百万円となりました。また、営業利益は70.4%増の29,720百万円、税引前四半期利益は72.0%増の29,643百万円、四半期利益は73.2%増の20,870百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は73.2%増の20,844百万円となりました。
セグメント別の経営成績
① インダストリアルテープ
基盤機能材料では、前第1四半期連結累計期間に対して伸長しました。ディスプレイの進化に伴いハイエンドスマートフォンの生産が増加し、組み立て用部材の需要が伸長しました。また、テレワークの拡大などを背景にタブレット端末、サーバーなどの電子機器に使用されるセラミックコンデンサーや半導体の需要が拡大し、それらの生産における工程用部材も伸長しました。加えて、自動車材料や一般工業用部材、金属用保護材料などが、前第1四半期連結累計期間におけるCOVID-19による影響から回復し、需要が増加しました。
以上の結果、売上収益は82,542百万円(41.0%増)、営業利益は10,717百万円(549.4%増)となりました。
② オプトロニクス
情報機能材料では、前第1四半期連結累計期間に対して伸長しました。テレワークの拡大などを背景としたノートパソコン、タブレット端末用光学フィルムの需要が、引き続き堅調に推移しました。スマートフォン用製品は、OLEDディスプレイ用光学フィルムの採用が拡大しました。一方、TV用製品は、前第1四半期連結累計期間において技術供与によるロイヤリティ収益を計上しており、その反動があり減収となりました。
プリント回路では、前第1四半期連結累計期間に対して伸長しました。ハードディスクドライブにおいて、高容量化が続くデータセンター用途は、堅調な需要に加えて、前第1四半期連結累計期間におけるCOVID-19による影響の反動があり増加しました。また、スマートフォン用の高精度基板は、採用機種の拡大により伸長しました。
以上の結果、売上収益は106,727百万円(11.0%増)、営業利益は17,315百万円(2.3%減)となりました。
③ ライフサイエンス
ライフサイエンスでは、前第1四半期連結累計期間に対して伸長しました。核酸受託製造におけるCOVID-19ワクチンの治験への対応による実績化や、核酸医薬合成材料(NittoPhase)の需要拡大が業績に寄与しました。また、医療用衛生材料の需要がCOVID-19による影響から緩やかな回復が見られました。一方、病院への通院者数の減少などにより経皮吸収型テープ製剤の需要が減少しました。
核酸医薬の創薬においては、肝線維症・肝硬変を対象とした製剤の独占ライセンス契約に基づく、所定のマイルストーンを達成しました。また、肺線維症及び難治性の癌治療薬の治験に、引き続き取り組んでおります。
以上の結果、売上収益は11,901百万円(69.0%増)、営業利益は3,113百万円(前年同四半期は営業損失518百万円)となりました。
④ その他
メンブレン(高分子分離膜)では、前第1四半期連結累計期間に対して伸長しました。各種産業用途やエネル
ギー分野などにおける需要が回復しました。なお、当セグメントには未だ十分な売上収益を伴っていない新規事業が含まれております。
以上の結果、売上収益は7,037百万円(30.5%増)、営業損失は969百万円(前年同四半期は営業損失1,021百万円)となりました。
当第1四半期連結会計期間において、マネジメント体制の変更を行った結果、「基盤機能材料」と「トランスポーテーション」を統合し、「インダストリアルテープ」として記載しております。
当該変更を反映した組替後の数値で前第1四半期連結累計期間との比較を行っております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は287,233百万円となり、前連結会計年度末より13,655百万円減少(前年同四半期は54,620百万円の減少)しました。当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は14,696百万円(前年同四半期は5,083百万円の増加)となりました。
これは主に、税引前四半期利益29,643百万円、減価償却費及び償却費12,011百万円による増加、売上債権及びその他の債権の増減額2,240百万円、棚卸資産の増減額4,409百万円、法人税等の支払額又は還付額12,205百万円による減少の結果であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は11,965百万円(前年同四半期は16,057百万円の減少)となりました。
これは主に、有形固定資産及び無形資産の取得による支出12,120百万円による減少の結果であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は16,794百万円(前年同四半期は43,499百万円の減少)となりました。
これは主に、リース負債の返済による支出1,614百万円、配当金の支払額14,796百万円による減少の結果であります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は9,038百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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