有価証券報告書-第36期(平成26年1月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/03/30 10:23
【資料】
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【項目】
110項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 重要な会計方針及び会計数値の見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成に際しては、連結会計年度末における資産・負債の報告数値及び偶発債務の開示並びに報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りや仮定を使用する必要があるため、過去の実績や法制度の変更など様々な要因に基づき、見積り及び判断を行っております。
当社グループの重要な会計方針については、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりですが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
売上高は256億78百万円となり、前連結会計年度に比べ20億95百万円増加しました。これは主に円安を背景に防犯関連等の販売額が増加し、センシング事業における売上高が180億13百万円と16億91百万円増加したことによるものです。
営業利益は25億58百万円となり、前連結会計年度に比べ4億50百万円増加しました。これは人件費や販売に付随する費用等の販売費及び一般管理費が11億9百万円増加したものの、売上総利益の増加がこれを上回ったことによるものです。
経常利益は30億43百万円となりました。これは主に受取利息・受取配当金や余資運用による投資有価証券売却益等を2億40百万円得たことや為替差益を1億91百万円確保したことによるものです。
当期純利益は18億97百万円となり、前連結会計年度に比べ2億77百万円増加しました。なお、少数株主利益(控除)は、オプテックス・エフエー株式会社等の少数株主に帰属する利益からなるものです。
(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2事業の状況 4事業等のリスク」に記載のとおりです。
(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
① キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は97億70百万円となり、前連結会計年度末と比べ17億33百万円増加しました。
なお、詳細につきましては「第2事業の状況 1業績等の概要 (2) キャッシュ・フロー」に記載のとおりです。
② 財政状態
1) 資産の状況
連結会計年度末における資産合計は301億96百万円となり、前連結会計年度末に比べ26億64百万円増加しました。
流動資産は213億82百万円となり、25億64百万円増加しました。これは、現金及び預金が17億33百万円、受取手形及び売掛金が5億25百万円、商品及び製品が5億61百万円それぞれ増加したことが主な要因であります。固定資産は88億14百万円となり、99百万円増加しました。
2) 負債の状況
当連結会計年度末における負債合計は57億84百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億63百万円増加しました。これは主に役員退職慰労引当金が1億70百万円、退職給付に係る負債(前連結会計年度末は退職給付引当金)が76百万円それぞれ増加したことによるものであります。
3) 純資産の状況
当連結会計年度末における純資産合計は244億12百万円となり、前連結会計年度末に比べ21億円増加しました。これは主に利益剰余金が13億18百万円増加したことに加え、為替換算調整勘定等のその他の包括利益累計額が6億7百万円増加したことによるものであります。