四半期報告書-第16期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/06 16:12
【資料】
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【項目】
38項目
文中の将来に関する事項は、当第2四半期報告書提出日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国においては雇用および所得環境が良好であり個人消費は堅調に推移しましたが、中国は米国との通商問題などを背景に景気は減速傾向となりました。また、欧州においては雇用環境が改善傾向にあり個人消費は堅調に推移したものの、Brexitをめぐる先行き不透明な状況が依然として続いております。一方、わが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が継続したものの、世界経済の減速懸念から景気の先行きは不透明な状況にあります。
このような経済状況の中、当社グループでは、主として自動車電池事業における鉛価格の下落に伴う販売価格の低下や円高の影響などにより、当第2四半期連結累計期間の売上高は、1,904億14百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて50億円減少(△2.6%)しました。一方、営業利益は、電源装置の販売が好調に推移したことに加え鉛価格の下落の影響などにより75億49百万円(のれん等償却前営業利益は86億78百万円)と前第2四半期連結累計期間に比べて5億92百万円増加(8.5%)し、経常利益も84億24百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて9億32百万円増加(12.4%)しました。これに伴い親会社株主に帰属する四半期純利益も、47億74百万円(のれん等償却前親会社株主に帰属する四半期純利益は59億2百万円)と前第2四半期連結累計期間に比べて13億19百万円増加(38.2%)しました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
(自動車電池)
国内における売上高は、新車用および補修用の販売数量はともに堅調に推移したものの鉛価格の下落に伴う販売価格の低下の影響により、408億91百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて5億28百万円減少(△1.3%)しました。セグメント損益(のれん等償却前)は、上記販売価格の低下や経費増加により、20億80百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて5億80百万円減少(△21.8%)しました。
海外における売上高は、中国において市況悪化に伴い厳しい状況が続いたことや、円高の影響などもあり、817億28百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて57億56百万円減少(△6.6%)しました。セグメント損益は、売上高は減少しましたが鉛価格の下落の影響などにより、49億20百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて2億51百万円増加(5.4%)しました。
これにより、国内・海外合算における売上高は、1,226億20百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて62億85百万円減少(△4.9%)しました。セグメント損益(のれん等償却前)は、70億円と前第2四半期連結累計期間に比べて3億29百万円減少(△4.5%)しました。
(産業電池電源)
売上高は、主として電源装置の販売が好調に推移したことにより376億21百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて32億66百万円増加(9.5%)しました。セグメント損益は、売上高増加の影響に加え、鉛価格の下落の影響などにより、23億22百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて15億66百万円増加(207.3%)しました。
(車載用リチウムイオン電池)
売上高は、主として電気自動車用リチウムイオン電池の販売が減少したことにより、213億97百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて6億18百万円減少(△2.8%)しました。セグメント損益は、売上高減少の影響に加えて12Vリチウムイオン電池事業立上げに伴う費用増加により、7億33百万円の損失と前第2四半期連結累計期間に比べて4億42百万円悪化しました。
(その他)
売上高は、87億75百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて13億62百万円減少(△13.4%)しました。全社費用等調整後のセグメント損益は、売上高減少の影響などにより89百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて3億55百万円減少(△79.8%)しました。
(2)財政状態の分析
総資産は、海外子会社におけるIFRS第16号「リース」の適用による使用権資産等の増加があったものの、売上債権の回収が進んだこと、固定資産の減価償却、保有株式の時価下落による減少などにより、3,839億13百万円と前連結会計年度末に比べて3億30百万円減少しました。
負債は、仕入債務等が減少したものの、海外子会社におけるIFRS第16号「リース」の適用によるリース債務の増加、産業電池電源における大型案件の受注に伴う前受金の受領により、1,816億92百万円と前連結会計年度末に比べて51億57百万円増加しました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益による増加がありましたが、配当金の支払や自己株式の取得、為替レートの変動による為替換算調整勘定の減少、株価下落に伴うその他有価証券評価差額金の減少などにより、2,022億20百万円と前連結会計年度末に比べて54億88百万円減少しました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は246億56百万円と前連結会計年度末に比べて12億47百万円増加(5.3%)しました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払がありましたが、税金等調整前四半期純利益や減価償却費、売上債権の回収や産業電池電源における大型案件の受注に伴う前受金の受領などにより、150億55百万円のプラス(前年同期は101億93百万円のプラス)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、主として有形固定資産の取得などにより、86億12百万円のマイナス(前年同期は88億69百万円のマイナス)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の増加がありましたが、自己株式の取得や配当金の支払などにより、51億55百万円のマイナス(前年同期は16億31百万円のプラス)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は47億82百万円であります。
また、自動車電池、産業電池電源、車載用リチウムイオン電池、その他の事業について、当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
海外の主要地域の経済動向は、米国においては雇用および所得環境は良好ではありますが、中国との通商問題などを背景に景気減速が懸念されます。また、欧州においては雇用環境が改善傾向にあり個人消費は底堅く推移したものの、Brexitをめぐる先行き不透明な状況が依然として続いております。一方、わが国経済は、雇用や所得環境の改善は継続するものと見込まれますが、世界経済の減速懸念から景気の先行きは不透明な状況にあります。
このような経済状況のなか、当社グループとしては、これまで培った事業基盤をもとに、さらなる成長と利益率の向上を目指してまいります。自動車電池においては、国内ではシェア拡大とさらなる生産合理化を推進し、海外では事業領域の拡大を図ってまいります。産業用電池電源においては、合理化による利益確保に努めていくとともに、リチウムイオン電池事業においてはさらなる効率化を進め、今後とも安定的成長軌道へ乗せるべく取り組んでまいります。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は、「(3)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
(8)経営者の問題認識と今後の方針について
当社は、企業理念及び経営ビジョンを次のとおり定めております。
[企業理念]
『革新と成長』-GS YUASAは、社員と企業の「革新と成長」を通じ、人と社会と地球環境に貢献します。
[経営ビジョン]
GS YUASAは、電池で培った先進のエネルギー技術で世界のお客様へ快適さと安心をお届けします。
当社グループは、新たな価値を創造し続けるエネルギー・デバイス・カンパニーを目指し、「モノ・コトづくり」をキーワードに新しい価値創造を通じて、鉛電池事業とリチウムイオン電池事業それぞれの持続的成長に繋がる戦略的な企業活動を行ってまいります。
GSユアサでは企業理念である「革新と成長を通じ、人と社会と地球環境に貢献する」を実践することが事業の持続的な成長に結びつくものとしています。CSR課題を事業戦略に取り込んだビジネスプロセスを確立し、財務・非財務の両面で経営の質を向上させ、事業と社会のサステナブルグロース(持続可能な成長)を目指してまいります。
第五次中期経営計画では、次の3つの重要戦略課題に取り組みます。
①ビジネスプロセスに特化したCSRの重要課題に対する取り組みの強化
②鉛電池事業の収益強化と海外事業拡大を通じて、経営基盤の強化
③第六次中期経営計画以降にリチウムイオン電池事業の規模と収益を拡大させるための布石を打つこと

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