四半期報告書-第17期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/06 15:13
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当第2四半期報告書提出日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、景気が大幅に悪化しました。段階的に経済活動が再開しており、少しずつ回復が見られているものの、地域によっては感染拡大第2波の傾向もみられており、先行き不透明な状況が続いております。
このような経済状況の中、当社グループでは、主として国内外の自動車新車向け鉛蓄電池や、プラグインハイブリッド車用リチウムイオン電池の販売が減少したことなどにより、当第2四半期連結累計期間の売上高は、1,723億25百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて180億89百万円減少(△9.5%)しました。これに伴い、営業利益は52億94百万円(のれん等償却前営業利益は64億24百万円)と前第2四半期連結累計期間に比べて22億54百万円減少(△29.9%)、また、経常利益も65億円と前第2四半期連結累計期間に比べて19億24百万円減少(△22.8%)しました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、経常減益に加えて、収益力低下に伴い繰延税金資産の回収可能性を加味したことに加え、連結子会社における減損損失を計上したこともあり、1億21百万円(のれん等償却前親会社株主に帰属する四半期純利益は12億20百万円)と、前第2四半期連結累計期間に比べて46億52百万円減少(△97.5%)しました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(自動車電池)
国内における売上高は、補修用需要は堅調に推移しましたが、特に第1四半期の自動車新車の生産が大幅に減少したことによる新車用販売数量の減少に加え、鉛価格の下落に伴う販売価格の低下の影響により、359億15百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて49億75百万円減少(△12.2%)しました。セグメント損益(のれん等償却前)は、主原料の鉛価格の下落や補修用販売増加により、26億52百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて5億71百万円増加(27.5%)しました。
海外における売上高は、特に第1四半期において各国における新型コロナウイルス感染拡大の影響により販売が減少したことにより、780億68百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて36億60百万円減少(△4.5%)しました。セグメント損益は、豪州やアセアンの一部地域において四輪用の補修用販売数量が増加したことに加え、鉛価格の下落や経費減少などの影響により53億42百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて4億22百万円増加(8.6%)しました。
これにより、国内・海外合算における売上高は、1,139億84百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて86億36百万円減少(△7.0%)しましたが、セグメント損益(のれん等償却前)は、79億94百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて9億94百万円増加(14.2%)しました。
(産業電池電源)
売上高は、主として、通信事業者向け電源装置が一巡したこと、及び国内外においてフォークリフト用電池の販売が減少したことにより355億28百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて20億93百万円減少(△5.6%)しました。セグメント損益は、鉛価格の下落はありましたが、上記売上高減少の影響により、1億63百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて21億58百万円減少(△93.0%)しました。
(車載用リチウムイオン電池)
売上高は、ハイブリッド車用電池の販売は増加したものの、プラグインハイブリッド車用リチウムイオン電池の販売が減少したことにより、141億46百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて72億50百万円減少(△33.9%)しました。セグメント損益は、売上高減少の影響により、18億55百万円の損失と前第2四半期連結累計期間に比べて11億21百万円悪化しました。
(その他)
売上高は、86億66百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて1億8百万円減少(△1.2%)しました。全社費用等調整後のセグメント損益は1億22百万円と前第2四半期連結累計期間に比べて32百万円増加(35.9%)しました。
(2)財政状態の分析
総資産は、売上債権の回収が進んだこと、固定資産の減価償却などにより、3,782億23百万円と前連結会計年度末に比べて71億93百万円減少しました。
負債は、景気変動に伴い先行して資金手当をするために長期借入金を積み増ししたものの、仕入債務等の減少、産業電池電源における大型案件の売上計上に伴う前受金減少により、1,754億19百万円と前連結会計年度末に比べて46億78百万円減少しました。
純資産は、保有株式の時価評価による増加がありましたが、配当金の支払や自己株式の取得などにより、2,028億3百万円と前連結会計年度末に比べて25億14百万円減少しました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は247億5百万円と前連結会計年度末に比べて43百万円減少(△0.2%)しました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少、法人税等の支払がありましたが、税金等調整前四半期純利益や減価償却費、売上債権の回収などにより、126億23百万円のプラス(前年同期は150億55百万円のプラス)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、主として有形固定資産の取得などにより、89億71百万円のマイナス(前年同期は86億12百万円のマイナス)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の増加がありましたが、自己株式の取得や配当金の支払などにより、38億4百万円のマイナス(前年同期は51億55百万円のマイナス)となりました。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は50億77百万円であります。
また、自動車電池、産業電池電源、車載用リチウムイオン電池、その他の事業について、当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
海外の主要地域の経済動向は、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、景気が大幅に悪化しました。段階的に経済活動を再開していくものの、新型コロナウイルスは現在も世界各国で感染拡大を続けており、先行き不透明な状況が続いております。
このような経済状況の中、当社グループでは、これまで培った事業基盤をもとに、売上・利益確保に向けた取組みを進めます。自動車電池においては、国内では高付加価値製品の販売拡大を推進するとともに、需要変動に応じた柔軟な生産体制構築を図り、一方、海外では拠点毎に状況が大きく異なりますが、四輪及び二輪電池の補修用需要に対する販売確保を図ってまいります。産業用電池電源においては、需要変動に対する柔軟な生産体制構築を図るとともに、領域の拡大に対する取組みを推進します。また、車載用リチウムイオン電池事業においては、足下の販売数量には厳しいものがあるものの、数量変動に対する適切な生産体制構築を図るとともに、12Vリチウムイオン電池の量産及び拡販体制の構築や産業用事業の拡大に向けた取組みを進めてまいります。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は、「(3)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
(8)経営者の問題認識と今後の方針について
当社は、企業理念及び経営ビジョンを次のとおり定めております。
[企業理念]
『革新と成長』-GS YUASAは、社員と企業の「革新と成長」を通じ、人と社会と地球環境に貢献します。
[経営ビジョン]
GS YUASAは、電池で培った先進のエネルギー技術で世界のお客様へ快適さと安心をお届けします。
当社グループは、新たな価値を創造し続けるエネルギー・デバイス・カンパニーを目指し、「モノ・コトづくり」をキーワードに新しい価値創造を通じて、鉛電池事業とリチウムイオン電池事業それぞれの持続的成長に繋がる戦略的な企業活動を行ってまいります。
GSユアサでは企業理念である「革新と成長を通じ、人と社会と地球環境に貢献する」を実践することが事業の持続的な成長に結びつくものとしています。CSR課題を事業戦略に取り込んだビジネスプロセスを確立し、財務・非財務の両面で経営の質を向上させ、事業と社会のサステナブルグロース(持続可能な成長)を目指してまいります。
第五次中期経営計画では、次の3つの重要戦略課題に取り組みます。
①ビジネスプロセスに特化したCSRの重要課題に対する取り組みの強化
②鉛電池事業の収益強化と海外事業拡大を通じて、経営基盤の強化
③第六次中期経営計画以降にリチウムイオン電池事業の規模と収益を拡大させるための布石を打つこと

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