四半期報告書-第116期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/10 17:04
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20項目
「企業内容等の開示に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」 (平成31年内閣府令第3号) による改正後の「企業内容等の開示に関する内閣府令」第四号の三様式記載上の注意(8)の規定を当事業年度に係る四半期報告書から適用しています。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、683万台と、前年同四半期連結累計期間に比べて12万9千台 (1.9%) の増加となりました。日本での販売台数については、165万6千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて6万1千台 (3.8%) の増加となりました。海外においても、517万4千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて6万9千台 (1.3%) の増加となりました。
当第3四半期連結累計期間の業績については、次のとおりです。
売上高22兆8,301億円(前年同期比増減3,546億円( 1.6%))
営業利益2兆587億円(前年同期比増減1,208億円( 6.2%))
税金等調整前
四半期純利益
2兆5,157億円(前年同期比増減7,900億円( 45.8%))
当社株主に帰属する
四半期純利益
2兆130億円(前年同期比増減5,897億円( 41.4%))

なお、営業利益の主な増減要因は、次のとおりです。
営業面の努力1,600億円
為替変動の影響△ 2,500億円
原価改善の努力1,100億円
諸経費の増減・低減努力△ 500億円
その他1,508億円

事業別セグメントの業績は、次のとおりです。
a.自動車事業
売上高は20兆4,480億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて2,812億円 (1.4%) の増収となり、営業利益は1兆7,003億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて541億円 (3.3%) の増益となりました。営業利益の増益は、生産および販売台数の増加などによるものです。
b.金融事業
売上高は1兆6,425億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて388億円 (2.4%) の増収となり、営業利益は3,005億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて628億円 (26.5%) の増益となりました。営業利益の増益は、販売金融子会社において、融資残高が増加したことおよび残価損失関連費用が減少したことなどによるものです。
c.その他の事業
売上高は1兆2,045億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて428億円 (3.7%) の増収となり、営業利益は611億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて62億円 (11.5%) の増益となりました。
所在地別の業績は、次のとおりです。
a.日本
売上高は12兆4,804億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて3,428億円 (2.8%) の増収となりましたが、営業利益は1兆2,312億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて131億円 (1.1%) の減益となりました。営業利益の減益は、為替変動の影響および諸経費の増加などによるものです。
b.北米
売上高は8兆2,240億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて427億円 (0.5%) の増収となり、営業利益は3,302億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて2,012億円 (155.9%) の増益となりました。営業利益の増益は、販売諸費用の減少ならびに販売金融子会社において、金利スワップ取引などの時価評価による評価益が計上されたことおよび残価損失関連費用が減少したことなどによるものです。
c.欧州
売上高は2兆5,348億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1,690億円 (7.1%) の増収となり、営業利益は1,134億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて241億円 (27.1%) の増益となりました。営業利益の増益は、販売台数の増加などによるものです。
d.アジア
売上高は4兆287億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1,028億円 (2.5%) の減収となり、営業利益は3,169億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて833億円 (20.8%) の減益となりました。営業利益の減益は、為替変動の影響などによるものです。
e.その他の地域 (中南米、オセアニア、アフリカ、中近東)
売上高は1兆6,340億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1,656億円 (9.2%) の減収となり、営業利益は739億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて111億円 (13.1%) の減益となりました。営業利益の減益は、為替変動の影響などによるものです。
②財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における財政状態については、次のとおりです。
総資産は53兆8,011億円と、前連結会計年度末に比べて1兆8,641億円 (3.6%) の増加となりました。負債は32兆2,694億円と、前連結会計年度末に比べて8,977億円 (2.9%) の増加となりました。純資産は21兆5,316億円と、前連結会計年度末に比べて9,664億円 (4.7%) の増加となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物並びに拘束性現金の残高は3兆8,826億円と、前連結会計年度末に比べて1,761億円 (4.8%) の増加となりました。
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況と、前年同四半期連結累計期間に対するキャッシュ・フローの増減は、次のとおりです。
営業活動からのキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の営業活動からのキャッシュ・フローは、2兆8,888億円の資金の増加となり、前年同四半期連結累計期間が2兆8,667億円の増加であったことに比べて、221億円の増加となりました。
投資活動からのキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の投資活動からのキャッシュ・フローは、2兆6,888億円の資金の減少となり、前年同四半期連結累計期間が2兆3,426億円の減少であったことに比べて、3,462億円の減少となりました。
財務活動からのキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間の財務活動からのキャッシュ・フローは、664億円の資金の増加となり、前年同四半期連結累計期間が4,361億円の減少であったことに比べて、5,025億円の増加となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は、8,729億円です。