訂正四半期報告書-第117期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2021/07/30 15:00
【資料】
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【項目】
36項目
当第1四半期連結累計期間より、従来の米国会計基準に替えてIFRSを適用しており、前第1四半期連結累計期間および前連結会計年度の数値もIFRSベースに組み替えて比較・分析を行っています。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴う自動車市場の落ち込みなどの影響から、115万8千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて116万台 (50.0%) の減少となりました。日本での販売台数については、38万5千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて17万台 (30.7%) の減少となりました。海外においても、77万4千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて98万8千台 (56.1%) の減少となりました。
当第1四半期連結累計期間の業績については、次のとおりです。
営業収益4兆6,007億円(前年同期比増減△3兆1,204億円(△40.4%))
営業利益139億円(前年同期比増減△7,266億円(△98.1%))
税引前
四半期利益
1,182億円(前年同期比増減△7,327億円(△86.1%))
親会社の所有者に帰属する
四半期利益
1,588億円(前年同期比増減△4,602億円(△74.3%))

なお、営業利益の主な増減要因は、次のとおりです。
販売面での影響△8,100億円
為替変動の影響△750億円
原価改善の努力100億円
諸経費の増減・低減努力750億円
その他734億円

事業別セグメントの業績は、次のとおりです。
a.自動車事業
営業収益は3兆9,764億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて2兆9,781億円 (42.8%) の減収となり、営業利益は前年同四半期連結累計期間に比べて7,044億円減少し、865億円の損失となりました。営業利益の減少は、生産および販売台数の減少などによるものです。
b.金融事業
営業収益は5,349億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて141億円 (2.6%) の減収となり、営業利益は922億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて174億円 (15.9%) の減益となりました。営業利益の減益は、販売金融子会社において、貸倒関連費用および残価損失関連費用が増加したことなどによるものです。
c.その他の事業
営業収益は2,060億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1,639億円 (44.3%) の減収となり、営業利益は93億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて49億円 (34.8%) の減益となりました。
所在地別の業績は、次のとおりです。
a.日本
営業収益は2兆6,756億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1兆4,993億円 (35.9%) の減収となり、営業利益は774億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて3,525億円 (82.0%) の減益となりました。営業利益の減益は、生産および販売台数の減少などによるものです。
b.北米
営業収益は1兆3,811億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1兆4,568億円 (51.3%) の減収となり、営業利益は前年同四半期連結累計期間に比べて1,812億円減少し、685億円の損失となりました。営業利益の減少は、生産および販売台数の減少などによるものです。
c.欧州
営業収益は4,714億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて4,117億円 (46.6%) の減収となり、営業利益は前年同四半期連結累計期間に比べて606億円減少し、219億円の損失となりました。営業利益の減少は、生産および販売台数の減少などによるものです。
d.アジア
営業収益は9,065億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて4,554億円 (33.4%) の減収となり、営業利益は428億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて663億円 (60.8%) の減益となりました。営業利益の減益は、生産および販売台数の減少などによるものです。
e.その他の地域 (中南米、オセアニア、アフリカ、中近東)
営業収益は2,812億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて2,726億円 (49.2%) の減収となり、営業利益は前年同四半期連結累計期間に比べて328億円減少し、117億円の損失となりました。営業利益の減少は、生産および販売台数の減少などによるものです。
②財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における財政状態については、次のとおりです。
総資産は55兆9,165億円と、前連結会計年度末に比べて1兆9,441億円 (3.6%) の増加となりました。負債は34兆4,088億円と、前連結会計年度末に比べて1兆7,755億円 (5.4%) の増加となりました。資本は21兆5,076億円と、前連結会計年度末に比べて1,686億円 (0.8%) の増加となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は6兆8,015億円と、前連結会計年度末に比べて2兆7,031億円 (66.0%) の増加となりました。
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況と、前年同四半期連結累計期間に対するキャッシュ・フローの増減は、次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、6,732億円の資金の増加となり、前年同四半期連結累計期間が6,508億円の増加であったことに比べて、223億円の増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、3,376億円の資金の減少となり、前年同四半期連結累計期間が4,108億円の減少であったことに比べて、732億円の減少幅の縮小となりました。
財務活動によるキャッシュ・フロー
当第1四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、2兆3,351億円の資金の増加となり、前年同四半期連結累計期間が574億円の増加であったことに比べて、2兆2,776億円の増加となりました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社および連結子会社の研究開発支出は2,807億円です。また、要約四半期連結損益計算書に計上している研究開発費は2,811億円です。