四半期報告書-第91期第2四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を主因に内需と生産活動の双方が低迷いたしました。世界経済においても、生産や投資が回復傾向にある中国を除き、米国のGDPが過去最悪を記録するなど、移動制限や都市封鎖などの影響から景気は危機的な状況に直面することとなりました。
当社グループが属する自動車業界におきましては、日本国内の自動車生産台数は、需要減などから第1四半期から更に第2四半期は落ち込み、前年同期比では大幅なマイナスとなりました。アセアンにおいても、新型コロナウィルスの感染防止などからカーメーカーが工場操業を一時停止した影響などもあり、タイ、マレーシア、インドネシアの3か国ともに自動車生産台数は前年同期比で大幅なマイナスとなりました。また、中国の自動車生産台数は第2四半期に入って回復したものの、特に2月の生産が大きく落ち込んだことなどから前年同期比では減少となりました。
このような環境の下、当第2四半期連結累計期間においては、市光工業グループとして売上高の減少に対応した経費の変動費化を図りましたが、新型コロナの影響は大きく、主力の国内は売上高の減少や厚木新工場への移転に伴うコスト増などから減益となり、海外子会社(アセアン3社と中国1社)は4社合計で減収、4社とも赤字を余儀なくされ、売上高は51,713百万円(前年同期比22.7%減)、営業損失は439百万円(前年同期は営業利益4,016百万円)、経常損失は665百万円(前年同期は経常利益4,172百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は636百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益2,756百万円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
自動車部品事業
主力の国内については国内自動車生産台数に比べ売上高の減少は小幅に留まり、アセアンにおいてもタイ子会社における新規車種の立ち上げなどもあり売上高の減少はアセアンの自動車生産台数の減少割合よりも良好な結果となりました。更に、市光工業グループとして売上高の減少に対応した経費の変動費化を徹底いたしましたが、新型コロナの影響は大きく、主力の国内は売上高の減少や厚木新工場への移転に伴うコスト増などから減益となり、海外子会社(アセアン3社と中国1社)は4社合計で減収、4社とも赤字を余儀なくされ、売上高は48,346百万円(前年同期比22.9%減)、営業損失396百万円(前年同期は営業利益3,968百万円) となりました。
用品事業
用品事業におきましては、新型コロナの影響からアフターマーケットの売上が減少したことなどから売上高は3,527百万円(前年同期比15.9%減)となり、ITシステム投資関連費用の増加などもあって、営業損失7百万円(前年同期は営業利益54百万円)となりました。
② 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は100,963百万円となり、前連結会計年度末比で8,850百万円の減少となりました。現金及び預金が3,393百万円、受取手形及び売掛金が6,237百万円それぞれ減少したこと等を主因として流動資産が全体で11,148百万円減少した一方で、建設仮勘定が2,076百万円増加したこと等により有形固定資産が全体で2,750百万円増加したこと等によるものであります。
負債は57,484百万円となり、前連結会計年度末比で6,923百万円の減少となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金が7,316百万円減少した一方で、賞与引当金が1,618百万円増加したこと等であります。
純資産は43,478百万円となり、前連結会計年度末比で1,927百万円の減少となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、4,803百万円となり、前第2四半期連結累計期間末比3,794百万円の減少となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は1,589百万円(前年同期は9,780百万円の収入)となりました。主な要因は、減価償却費3,641百万円、売上債権の増減額6,323百万円及び賞与引当金の増加1,619百万円等の増加要因がある一方で、仕入債務の増減額7,112百万円及びその他の流動負債の増減額1,429百万円等の減少要因があること等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は4,084百万円(前年同期は11,829百万円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出5,041百万円がある一方で、短期貸付金の純増減額(貸付金の回収による収入)1,168百万円があること等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は819百万円(前年同期は452百万円の収入)となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出564百万円、配当金の支払額336百万円があること等によるものであります
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,849百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を主因に内需と生産活動の双方が低迷いたしました。世界経済においても、生産や投資が回復傾向にある中国を除き、米国のGDPが過去最悪を記録するなど、移動制限や都市封鎖などの影響から景気は危機的な状況に直面することとなりました。
当社グループが属する自動車業界におきましては、日本国内の自動車生産台数は、需要減などから第1四半期から更に第2四半期は落ち込み、前年同期比では大幅なマイナスとなりました。アセアンにおいても、新型コロナウィルスの感染防止などからカーメーカーが工場操業を一時停止した影響などもあり、タイ、マレーシア、インドネシアの3か国ともに自動車生産台数は前年同期比で大幅なマイナスとなりました。また、中国の自動車生産台数は第2四半期に入って回復したものの、特に2月の生産が大きく落ち込んだことなどから前年同期比では減少となりました。
このような環境の下、当第2四半期連結累計期間においては、市光工業グループとして売上高の減少に対応した経費の変動費化を図りましたが、新型コロナの影響は大きく、主力の国内は売上高の減少や厚木新工場への移転に伴うコスト増などから減益となり、海外子会社(アセアン3社と中国1社)は4社合計で減収、4社とも赤字を余儀なくされ、売上高は51,713百万円(前年同期比22.7%減)、営業損失は439百万円(前年同期は営業利益4,016百万円)、経常損失は665百万円(前年同期は経常利益4,172百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は636百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益2,756百万円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
自動車部品事業
主力の国内については国内自動車生産台数に比べ売上高の減少は小幅に留まり、アセアンにおいてもタイ子会社における新規車種の立ち上げなどもあり売上高の減少はアセアンの自動車生産台数の減少割合よりも良好な結果となりました。更に、市光工業グループとして売上高の減少に対応した経費の変動費化を徹底いたしましたが、新型コロナの影響は大きく、主力の国内は売上高の減少や厚木新工場への移転に伴うコスト増などから減益となり、海外子会社(アセアン3社と中国1社)は4社合計で減収、4社とも赤字を余儀なくされ、売上高は48,346百万円(前年同期比22.9%減)、営業損失396百万円(前年同期は営業利益3,968百万円) となりました。
用品事業
用品事業におきましては、新型コロナの影響からアフターマーケットの売上が減少したことなどから売上高は3,527百万円(前年同期比15.9%減)となり、ITシステム投資関連費用の増加などもあって、営業損失7百万円(前年同期は営業利益54百万円)となりました。
② 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は100,963百万円となり、前連結会計年度末比で8,850百万円の減少となりました。現金及び預金が3,393百万円、受取手形及び売掛金が6,237百万円それぞれ減少したこと等を主因として流動資産が全体で11,148百万円減少した一方で、建設仮勘定が2,076百万円増加したこと等により有形固定資産が全体で2,750百万円増加したこと等によるものであります。
負債は57,484百万円となり、前連結会計年度末比で6,923百万円の減少となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金が7,316百万円減少した一方で、賞与引当金が1,618百万円増加したこと等であります。
純資産は43,478百万円となり、前連結会計年度末比で1,927百万円の減少となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、4,803百万円となり、前第2四半期連結累計期間末比3,794百万円の減少となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は1,589百万円(前年同期は9,780百万円の収入)となりました。主な要因は、減価償却費3,641百万円、売上債権の増減額6,323百万円及び賞与引当金の増加1,619百万円等の増加要因がある一方で、仕入債務の増減額7,112百万円及びその他の流動負債の増減額1,429百万円等の減少要因があること等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は4,084百万円(前年同期は11,829百万円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出5,041百万円がある一方で、短期貸付金の純増減額(貸付金の回収による収入)1,168百万円があること等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は819百万円(前年同期は452百万円の収入)となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出564百万円、配当金の支払額336百万円があること等によるものであります
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,849百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。