四半期報告書

【提出】
2019/08/02 15:34
【資料】
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【項目】
37項目
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
昨年末以降、米中通商問題をはじめとした経済の先行き不透明感が更に増しており、世界の自動車需要も低迷しています。
このような状況下、当社グループにおいては、アセアン地域で引き続き好調を維持する『エクスパンダー』が、日本地域で新型軽自動車『eKワゴン』『eKクロス』、新型『デリカD:5』がそれぞれ販売を牽引したことなどにより、当第1四半期連結累計期間のグローバル販売台数(小売)は298千台(前年同期比+6千台、同+2%)となりました。
一方で、昨年後半からの中国・米国・欧州など主要市場での需要低迷を受け、昨年度後半に膨らんだ流通在庫の圧縮に優先的に取り組んだ結果、当社グループの売上高は伸び悩みました。
係る事態に対処すべく、将来的な成長への投資を進める中、費用の再精査を行うなどのコスト削減に努めましたが、効果が生じるまでに時間が掛かるものもあり、更にはユーロ安・豪ドル安などの為替影響の追い打ちもあって、利益を押し下げることとなりました。
(ⅰ)売上高
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は5,362億円(前年同期比△238億円、同△4%)となりました。
(ⅱ)営業利益
営業利益は39億円(前年同期は営業利益281億円)となりました。
(ⅲ)経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益
経常損失は14億円(前年同期は経常利益334億円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は93億円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益282億円)となりました。
なお、中国の販売実績については、当連結会計年度から小売販売台数の集計方法を変更しました。このため、当連結会計年度に計上する小売台数については、前連結会計年度以前に計上した台数が含まれている場合があります。
② セグメントごとの経営成績
(ⅰ)自動車
当第1四半期連結累計期間における自動車事業に係る売上高は5,327億円となり、営業利益は29億円となりました。
(ⅱ)金融
当第1四半期連結累計期間における金融事業に係る売上高は65億円となり、営業利益は13億円となりました。
③ 財政状態
当第1四半期連結会計期間末の総資産は1兆9,096億円(前年度末比△1,007億円)となりました。そのうち現金及び預金は4,044億円(前年度末比△965億円)となりました。負債合計は1兆446億円(前年度末比△845億円)となり、そのうちリース債務を含む有利子負債残高は、2,613億円(前年度末比+303億円)となりました。純資産は8,650 億円(前年度末比△162億円)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等及び対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等、及び当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費(自動車事業)は、305億円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当第1四半期連結累計期間における生産実績は次のとおりであります。
当第1四半期連結累計期間
数量(台)
前第1四半期連結累計期間比(%)
国 内148,03196.1
海 外163,82390.1
合計311,85492.9

② 販売実績
当第1四半期連結累計期間における販売実績は次のとおりであります。
当第1四半期連結累計期間前第1四半期連結累計期間比(%)
数量(台)金額(百万円)数量金額
国 内68,907111,970125.6124.0
海 外259,760424,19492.390.2
合計328,667536,16497.795.7

(注)1. 販売実績は、外部顧客の所在地別の当社及び連結子会社の完成車及びKDパックの卸売り台数を示しております。
2. 上記金額は、消費税等を含んでおりません。