四半期報告書-第78期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
経営成績は、次のとおりであります。
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスによる行動制限が緩和され、経済活動の正常化に向けた動きが見られました。一方、半導体供給不足、中国のロックダウンに加え、ウクライナ情勢長期化による原材料・物流費等の高騰もあり、景気については先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの関連する自動車産業におきましては、引き続き半導体不足、コロナ感染再拡大もあり、生産台数が回復に至っておらず予断を許さない状態が続いております。
このような状況下において当社グループの売上高は、総じて生産台数は減少したものの鋼材価格の上昇や円安に伴う換算の影響により、前年同期比9.8%増の33,712百万円となりました。営業利益は、生産量に合わせた「寄せて止める」生産体制の徹底を行っておりますが生産台数が減少したことや物価の上昇影響などにより、前年同期444百万円減の80百万円の損失となりました。経常利益は前年同期比28.7%減ではあったものの、前年同期の為替差損から差益に転じたことで、158百万円の黒字となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期から72百万円改善ではありましたが法人税の計上等により72百万円の損失となりました。
なお、連結決算における海外子会社損益の円換算には、各子会社決算期の平均レートを使用しており、当第1四半期連結累計期間の米ドルレート(1~3月)は、116.34円/ドル(前第1四半期連結累計期間は106.09円/ドル)であります。
当社グループを取り巻く事業環境は、グローバルレベルでの価格競争力はもとより、グローバル供給能力、システム化/モジュール化製品供給能力でのサバイバルな選別がますます加速されております。
そのような状況下にありまして、ますます製品開発力及び技術力並びに品質システムにおいて競合他社を凌駕することが経営成績に大きく影響を与えるものと認識しております。また、当社グループの経営成績における海外依存度は年毎に増しております。これは、海外戦略の効果の表れであり、国内需要の低迷を海外でカバーしているためであります。
セグメントの状況は、以下のとおりであります。
①日本 売上高は、生産台数は減少したものの、金型売上やロイヤルティ収入の増加などにより、前年同期比9.7%増の8,976百万円となりました。営業利益は、海外からのロイヤルティの増加などにより、前年同期比270百万円増の211百万円の黒字となりました。
②米州
売上高は、生産台数は減少したものの、円安に伴う換算の影響などにより前年同期比1.0%増の12,750百万円となりました。営業損益は、主に米国での収益改善はあったものの生産台数の減少により前年同期比37百万円減の162百万円の損失となりました。
③アジア
売上高は、鋼材価格の上昇や円安に伴う換算の影響などにより、前年同期比21.9%増の13,438百万円となりました。営業損益は、生産台数は前年並みであったことや物価の上昇影響などにより前年同期比652百万円減の221百万円の損失となりました。
財政状態は、次のとおりであります。
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末と比べ6,871百万円増加の73,346百万円となりました。これは、「現金及び預金」が2,335百万円、「受取手形及び売掛金」が1,834百万円、「仕掛品」が930百万円、「その他」が863百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末と比べ1,501百万円増加の69,017百万円となりました。これは、「機械装置及び運搬具」が819百万円、「建物及び構築物」が497百万円、「投資その他の資産」が122百万円増加したことなどによります。
この結果、総資産は前連結会計年度末と比べ8,372百万円増加の142,364百万円となりました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末と比べ5,844百万円増加の50,437百万円となりました。これは、「支払手形及び買掛金」が530百万円、「未払法人税等」が272百万円減少したものの、「その他」が4,634百万円、「1年内返済予定の長期借入金」が739百万円、「賞与引当金」が737百万円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末と比べ900百万円減少の18,120百万円となりました。これは、「退職給付に係る負債」が260百万円増加したものの、「長期借入金」が1,144百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末と比べ4,943百万円増加の68,557百万円となりました。
(純資産の部)
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ3,428百万円増加の73,806百万円となりました。これは、「利益剰余金」が241百万円、「退職給付に係る調整累計額」が197百万円減少したものの、「為替換算調整勘定」が3,261百万円、「非支配株主持分」が695百万円増加したことなどによります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、736百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
経営成績は、次のとおりであります。
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスによる行動制限が緩和され、経済活動の正常化に向けた動きが見られました。一方、半導体供給不足、中国のロックダウンに加え、ウクライナ情勢長期化による原材料・物流費等の高騰もあり、景気については先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの関連する自動車産業におきましては、引き続き半導体不足、コロナ感染再拡大もあり、生産台数が回復に至っておらず予断を許さない状態が続いております。
このような状況下において当社グループの売上高は、総じて生産台数は減少したものの鋼材価格の上昇や円安に伴う換算の影響により、前年同期比9.8%増の33,712百万円となりました。営業利益は、生産量に合わせた「寄せて止める」生産体制の徹底を行っておりますが生産台数が減少したことや物価の上昇影響などにより、前年同期444百万円減の80百万円の損失となりました。経常利益は前年同期比28.7%減ではあったものの、前年同期の為替差損から差益に転じたことで、158百万円の黒字となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期から72百万円改善ではありましたが法人税の計上等により72百万円の損失となりました。
なお、連結決算における海外子会社損益の円換算には、各子会社決算期の平均レートを使用しており、当第1四半期連結累計期間の米ドルレート(1~3月)は、116.34円/ドル(前第1四半期連結累計期間は106.09円/ドル)であります。
当社グループを取り巻く事業環境は、グローバルレベルでの価格競争力はもとより、グローバル供給能力、システム化/モジュール化製品供給能力でのサバイバルな選別がますます加速されております。
そのような状況下にありまして、ますます製品開発力及び技術力並びに品質システムにおいて競合他社を凌駕することが経営成績に大きく影響を与えるものと認識しております。また、当社グループの経営成績における海外依存度は年毎に増しております。これは、海外戦略の効果の表れであり、国内需要の低迷を海外でカバーしているためであります。
セグメントの状況は、以下のとおりであります。
①日本 売上高は、生産台数は減少したものの、金型売上やロイヤルティ収入の増加などにより、前年同期比9.7%増の8,976百万円となりました。営業利益は、海外からのロイヤルティの増加などにより、前年同期比270百万円増の211百万円の黒字となりました。
②米州
売上高は、生産台数は減少したものの、円安に伴う換算の影響などにより前年同期比1.0%増の12,750百万円となりました。営業損益は、主に米国での収益改善はあったものの生産台数の減少により前年同期比37百万円減の162百万円の損失となりました。
③アジア
売上高は、鋼材価格の上昇や円安に伴う換算の影響などにより、前年同期比21.9%増の13,438百万円となりました。営業損益は、生産台数は前年並みであったことや物価の上昇影響などにより前年同期比652百万円減の221百万円の損失となりました。
財政状態は、次のとおりであります。
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末と比べ6,871百万円増加の73,346百万円となりました。これは、「現金及び預金」が2,335百万円、「受取手形及び売掛金」が1,834百万円、「仕掛品」が930百万円、「その他」が863百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末と比べ1,501百万円増加の69,017百万円となりました。これは、「機械装置及び運搬具」が819百万円、「建物及び構築物」が497百万円、「投資その他の資産」が122百万円増加したことなどによります。
この結果、総資産は前連結会計年度末と比べ8,372百万円増加の142,364百万円となりました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末と比べ5,844百万円増加の50,437百万円となりました。これは、「支払手形及び買掛金」が530百万円、「未払法人税等」が272百万円減少したものの、「その他」が4,634百万円、「1年内返済予定の長期借入金」が739百万円、「賞与引当金」が737百万円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末と比べ900百万円減少の18,120百万円となりました。これは、「退職給付に係る負債」が260百万円増加したものの、「長期借入金」が1,144百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末と比べ4,943百万円増加の68,557百万円となりました。
(純資産の部)
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ3,428百万円増加の73,806百万円となりました。これは、「利益剰余金」が241百万円、「退職給付に係る調整累計額」が197百万円減少したものの、「為替換算調整勘定」が3,261百万円、「非支配株主持分」が695百万円増加したことなどによります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、736百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。