四半期報告書-第78期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
経営成績は、次のとおりであります。
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスによる行動制限が緩和・解除の方向にあり、経済活動の正常化に向けた動きが見られました。一方、半導体の需給逼迫、ウクライナ情勢の長期化による原材料・物流費等の高騰、世界的なインフレの進行とインフレに対する各国の金融政策、中国の新型コロナウイルスに対する政策転換などもあり、景気については先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの関連する自動車産業におきましては、半導体不足、中国のロックダウン等の影響によって生産台数は一時落ち込んだものの、緩やかな回復基調にあります。しかし、いまだに半導体不足等の影響は継続しており、予断を許さない状態にあります。
このような状況下において当社グループの売上高は、総じて生産は減少したものの鋼材価格の上昇や円安に伴う換算の影響により、前年同期比29.6%増の115,151百万円となりました。営業利益は、生産の減少や物価の上昇影響があったものの生産量に合わせた「寄せて止める」効率的な生産体制を徹底したことなどにより、前年同期比1,468百万円増の1,589百万円となりました。経常利益は前年同期比603.6%増の1,641百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期の81百万円の損失から499百万円の利益となりました。なお、連結決算における海外子会社損益の円換算には、各子会社決算期の平均レートを使用しており、当第3四半期連結累計期間の米ドルレート(1~9月)は、128.31円/ドル(前第3四半期連結累計期間は108.58円/ドル)であります。
当社グループを取り巻く事業環境は、グローバルレベルでの価格競争力はもとより、グローバル供給能力、システム化/モジュール化製品供給能力でのサバイバルな選別がますます加速されております。
そのような状況下にありまして、ますます製品開発力及び技術力並びに品質システムにおいて競合他社を凌駕することが経営成績に大きく影響を与えるものと認識しております。また、当社グループの経営成績における海外依存度は年毎に増しております。これは、海外戦略の効果の表れであり、国内需要の低迷を海外でカバーしているためであります。
セグメントの状況は、以下のとおりであります。
①日本 売上高は、生産の増加に加え金型売上やロイヤルティ収入の増加などにより、前年同期比37.7%増の35,919百万円となりました。営業利益は、海外からのロイヤルティの増加などにより、前年同期比1,687百万円増の1,857百万円となりました。
②米州
売上高は、生産は減少したものの、円安に伴う換算の影響などにより前年同期比22.6%増の41,271百万円となりました。営業損益は、主にメキシコでのインフレ影響などにより前年同期比223百万円減の1,198百万円の損失となりました。
③アジア
売上高は、鋼材価格の上昇や円安に伴う換算の影響などにより、前年同期比29.7%増の44,119百万円となりました。営業利益は、生産が減少したことや物価の上昇影響などにより前年同期比10.1%減の516百万円となりました。
財政状態は、次のとおりであります。
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末と比べ13,848百万円増加の80,324百万円となりました。これは、「受取手形及び売掛金」が5,315百万円、「仕掛品」が4,587百万円、「その他」が2,072百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末と比べ4,319百万円増加の71,836百万円となりました。これは、「機械装置及び運搬具」が1,631百万円、「その他(純額)」が1,487百万円、「建物及び構築物」が1,221百万円増加したことなどによります。
この結果、総資産は前連結会計年度末と比べ18,167百万円増加の152,160百万円となりました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末と比べ11,492百万円増加の56,085百万円となりました。これは、「その他」が4,279百万円、「支払手形及び買掛金」が2,878百万円、「電子記録債務」が1.977百万円増加したことなどによります。 固定負債は、前連結会計年度末と比べ541百万円減少の18,479百万円となりました。これは、「退職給付に係る負債」が1,020百万円増加したものの、「長期借入金」が1,200百万円、「その他」が361百万円減少したことによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末と比べ10,951百万円増加の74,565百万円となりました。
(純資産の部)
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ7,216百万円増加の77,595百万円となりました。これは、「退職給付に係る調整累計額」が915百万円減少したものの、「為替換算調整勘定」が6,871百万円、「非支配株主持分」が1,186百万円増加したことなどによります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,320百万円(対売上比率2.9%)であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
経営成績は、次のとおりであります。
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスによる行動制限が緩和・解除の方向にあり、経済活動の正常化に向けた動きが見られました。一方、半導体の需給逼迫、ウクライナ情勢の長期化による原材料・物流費等の高騰、世界的なインフレの進行とインフレに対する各国の金融政策、中国の新型コロナウイルスに対する政策転換などもあり、景気については先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの関連する自動車産業におきましては、半導体不足、中国のロックダウン等の影響によって生産台数は一時落ち込んだものの、緩やかな回復基調にあります。しかし、いまだに半導体不足等の影響は継続しており、予断を許さない状態にあります。
このような状況下において当社グループの売上高は、総じて生産は減少したものの鋼材価格の上昇や円安に伴う換算の影響により、前年同期比29.6%増の115,151百万円となりました。営業利益は、生産の減少や物価の上昇影響があったものの生産量に合わせた「寄せて止める」効率的な生産体制を徹底したことなどにより、前年同期比1,468百万円増の1,589百万円となりました。経常利益は前年同期比603.6%増の1,641百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期の81百万円の損失から499百万円の利益となりました。なお、連結決算における海外子会社損益の円換算には、各子会社決算期の平均レートを使用しており、当第3四半期連結累計期間の米ドルレート(1~9月)は、128.31円/ドル(前第3四半期連結累計期間は108.58円/ドル)であります。
当社グループを取り巻く事業環境は、グローバルレベルでの価格競争力はもとより、グローバル供給能力、システム化/モジュール化製品供給能力でのサバイバルな選別がますます加速されております。
そのような状況下にありまして、ますます製品開発力及び技術力並びに品質システムにおいて競合他社を凌駕することが経営成績に大きく影響を与えるものと認識しております。また、当社グループの経営成績における海外依存度は年毎に増しております。これは、海外戦略の効果の表れであり、国内需要の低迷を海外でカバーしているためであります。
セグメントの状況は、以下のとおりであります。
①日本 売上高は、生産の増加に加え金型売上やロイヤルティ収入の増加などにより、前年同期比37.7%増の35,919百万円となりました。営業利益は、海外からのロイヤルティの増加などにより、前年同期比1,687百万円増の1,857百万円となりました。
②米州
売上高は、生産は減少したものの、円安に伴う換算の影響などにより前年同期比22.6%増の41,271百万円となりました。営業損益は、主にメキシコでのインフレ影響などにより前年同期比223百万円減の1,198百万円の損失となりました。
③アジア
売上高は、鋼材価格の上昇や円安に伴う換算の影響などにより、前年同期比29.7%増の44,119百万円となりました。営業利益は、生産が減少したことや物価の上昇影響などにより前年同期比10.1%減の516百万円となりました。
財政状態は、次のとおりであります。
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末と比べ13,848百万円増加の80,324百万円となりました。これは、「受取手形及び売掛金」が5,315百万円、「仕掛品」が4,587百万円、「その他」が2,072百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末と比べ4,319百万円増加の71,836百万円となりました。これは、「機械装置及び運搬具」が1,631百万円、「その他(純額)」が1,487百万円、「建物及び構築物」が1,221百万円増加したことなどによります。
この結果、総資産は前連結会計年度末と比べ18,167百万円増加の152,160百万円となりました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末と比べ11,492百万円増加の56,085百万円となりました。これは、「その他」が4,279百万円、「支払手形及び買掛金」が2,878百万円、「電子記録債務」が1.977百万円増加したことなどによります。 固定負債は、前連結会計年度末と比べ541百万円減少の18,479百万円となりました。これは、「退職給付に係る負債」が1,020百万円増加したものの、「長期借入金」が1,200百万円、「その他」が361百万円減少したことによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末と比べ10,951百万円増加の74,565百万円となりました。
(純資産の部)
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ7,216百万円増加の77,595百万円となりました。これは、「退職給付に係る調整累計額」が915百万円減少したものの、「為替換算調整勘定」が6,871百万円、「非支配株主持分」が1,186百万円増加したことなどによります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,320百万円(対売上比率2.9%)であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。