四半期報告書-第68期第1四半期(令和3年1月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/05/14 9:16
【資料】
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【項目】
41項目
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間の主要な取組み
今期も、世界的な新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)拡大により、各種競技大会の中止・延期や規模の縮小、直営店の一時的な閉店、個人消費の冷え込み等、厳しい状況が継続しておりました。しかしながら、中華圏、欧州を中心に主にパフォーマンスランニングが好調に推移したこと等により、当第1四半期連結会計期間において売上高は前年同期比大幅増収、営業利益は黒字化し大幅に増益となりました。
◇ デジタル
全世界におけるECの売上高は大きく伸長し、前年同期比では北米は+106%、欧州は+125%、連結は+86%でした。
カシオ計算機株式会社(以下、カシオ)との協業で開発したランナー向けパーソナルコーチングサービス『Runmetrix(ランメトリックス)』の提供を開始しました。カシオがもつウエアラブルデバイスの開発力やセンシング技術のノウハウと、アシックスがもつスポーツ工学の知見やデータという両社の強みを生かしたアプリと端末で、初心者から上級者まで、ランナーの目的やレベルに合わせたパーソナルコーチングを実現しています。
また、日本において、様々なランニング体験によりランナーのパフォーマンス向上を包括的に支援する「アシックスプレミアムランニングプログラム」の募集を行い、多数の応募をいただきました。
◇パフォーマンスランニング
パフォーマンスランニングの売上高は、前年同期比40%以上の成長となりました。
また、トップアスリート向けのレーシングシューズ「METASPEED Sky(メタスピードスカイ)」を市場投入しました。アシックスが従来から大切にしている、足や身体を怪我から守る機能を搭載しながらも、ランナーたちが鍛錬を重ねて身につけたそれぞれの走法を活かして、最大限のパフォーマンスを引き出します。
なお、「METASPEED Sky(メタスピードスカイ)」を着用した複数のトップランナーが自己ベストを更新しました。国内では、川内優輝選手が第76回びわ湖毎日マラソン大会において8年ぶりに自己ベストを更新しました。
◇オニツカタイガー
オニツカタイガーの売上高は、前年同期比30%の増収となりました。
また、ミラノファッションウィークにブランドとして初めて参加し、21年秋冬コレクションを発表しました。今後はミラノとロンドンを中心にヨーロッパでもブランドの活動範囲を徐々に広げていく予定です。
加えて、北京王府井にて中国で初となるTHE ONITSUKA(ジ・オニツカ)のストアを1月27日に、カリフォルニア州のビバリーヒルズにアメリカ西海岸で初となる旗艦店を3月5日にオープンしました。
◇主要地域の状況
ほぼ全ての主要地域において、前年同期比で増収増益となりました。北米では前年同期比20%、欧州では43%、中華圏では昨年最も大きく感染症の影響を受けたこともあり96%の大幅増収となりました。各地域にて、パフォーマンスランニングが好調に推移したことに起因しております。
◇サステナビリティ
サプライチェーンを通じて気候変動対策に取組み、温室効果ガス排出量の削減活動を実施していることが評価され、国際NPOであるCDPから上位企業7%が獲得する「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー・ボード」に2年連続で選定されました。
また、「METARIDE(メタライド)」からサステナブルな要素を取り入れた新作の発売を開始しました。このシューズは、不要になった衣類を回収して作られたリサイクル糸(再生ポリエステル材)等の環境に配慮した素材を採用し、染色工程を見直すなど、サステナビリティに配慮した商品となっております。
◇ROAツリーマネジメント
中期経営計画の目標指標の一つであるROAの最大化に向けての取組みを実施しました。
まず、ROA改善への施策を社内で浸透させるため、勉強会等を開催し落とし込みを図りました。
そして、収益性向上に対して、コストオーナーによる販管費コントロールの取組みを強化させました。なお、当第1四半期連結会計期間では、前年同期比で25億円、計画比で37億円の販管費を削減しています。
また、資金効率の観点では、前年同期比で在庫が減少する等、在庫抑制に継続的に取り組んだ結果、CCCは前年同期比42日間の短縮となりました。
①売上高
感染症拡大の影響はあったものの、パフォーマンスランニングやオニツカタイガーを中心に好調であったため、売上高は106,549百万円と前年同期比24.8%の増収となりました。
②売上総利益
上記増収の影響により、53,191百万円と前年同期比32.3%の増益となりました。
③営業利益
上記増収の影響に加え、広告宣伝費などの減少もあり営業利益は14,604百万円でした。
④経常利益
上記に加え、新興国通貨の影響による為替差損の縮小などにより、経常利益は14,732百万円となりました。
⑤親会社株主に帰属する四半期純利益
上記増収増益の影響により、親会社株主に帰属する四半期純利益は10,485百万円となりました。
カテゴリー別の業績は、次のとおりであります。
なお、当第1四半期連結累計期間よりカテゴリー経営の更なる深化を目指し、カテゴリーが管理可能な費用を定義した上で、新たに「カテゴリー利益」を前第1四半期連結累計期間の実績と併せて算出しております。
(単位:百万円)

(カテゴリー)売上高カテゴリー利益
前第1四半期
連結累計期間
当第1四半期
連結累計期間
増減額
(△は減)
前第1四半期
連結累計期間
当第1四半期
連結累計期間
増減額
(△は減)
パフォーマンスランニング37,96454,46816,5034,83214,3569,523
コアパフォーマンススポーツ11,46813,5702,1021,4233,0501,626
スポーツスタイル7,3598,8461,4864621,6961,233
アパレル・エクィップメント8,5258,733208△6905811,272
オニツカタイガー7,5969,8792,2829632,0191,056

① パフォーマンスランニング
売上高は、主に日本、北米、欧州、中華圏、オセアニア地域での好調により、54,468百万円と前年同期比43.5%の増収となりました。カテゴリー利益につきましては、増収影響に加え、粗利益率の改善ならびに販売費及び一般管理費の減少により、14,356百万円と前年同期比197.1%の大幅増益となりました。
② コアパフォーマンススポーツ
売上高は、日本、北米、欧州、中華圏での好調により、13,570百万円と前年同期比18.3%の増収となりました。カテゴリー利益につきましては、増収影響に加え、販売費及び一般管理費の減少などにより、3,050百万円と前年同期比114.3%の大幅増益となりました。
③ スポーツスタイル
売上高は、欧州、中華圏、オセアニア地域でのEC売上好調により、8,846百万円と前年同期比20.2%の増収となりました。カテゴリー利益につきましては、粗利益率の改善に加え、販売費及び一般管理費の減少により、1,696百万円と前年同期比266.7%の大幅増益となりました。
④ アパレル・エクィップメント
売上高は、8,733百万円と前年同期比2.4%の増収となりました。カテゴリー利益につきましては、粗利益率の改善ならびに販売費及び一般管理費の減少により、581百万円と黒字に転じました。
⑤ オニツカタイガー
売上高は、中華圏での好調により9,879百万円と前年同期比30.0%の増収となりました。カテゴリー利益につきましては、増収影響に加え、粗利益率の上昇により、2,019百万円と前年同期比109.7%の大幅増益となりました。
報告セグメント別の業績は、次のとおりであります。
① 日本地域
売上高は、感染症拡大の影響はあったものの、30,485百万円と前年同期比0.5%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、販売費及び一般管理費の減少により、2,522百万円と前年同期比134.6%の大幅増益となりました。
② 北米地域
売上高は、パフォーマンスランニングが好調であったことにより、18,820百万円と前年同期比20.1%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、EC売上増加に伴う粗利益率の上昇や直営店での粗利益率の改善により473百万円と黒字に転じました。
③ 欧州地域
売上高は、パフォーマンスランニングが好調であったことにより、31,121百万円と前年同期比43.4%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、EC売上増加に伴う粗利益率の上昇やホールセール向け商品の粗利益率の改善などにより、5,496百万円と前年同期比約10倍の大幅増益となりました。
④ 中華圏地域
売上高は、パフォーマンスランニングやオニツカタイガーを筆頭に全てのカテゴリーが好調であったことにより、13,572百万円と前年同期比95.8%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響に加え、全販売チャネルでの粗利益率の上昇により、3,470百万円と前年同期比714.3%の大幅増益となりました。
⑤ オセアニア地域
売上高は、パフォーマンスランニングやスポーツスタイルが好調であったことにより、7,678百万円と前年同期比61.9%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響などにより、1,416百万円と前年同期比161.0%の大幅増益となりました。
⑥ 東南・南アジア地域
売上高は、感染症拡大の影響もあり、2,506百万円と前年同期比8.8%の減収となりました。
セグメント利益につきましては、上記減収の影響などにより、165百万円と前年同期比18.8%の減益となりました。
⑦ その他地域
売上高は、パフォーマンスランニングが好調であったことにより、7,501百万円と前年同期比2.4%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響に加え、粗利益率の改善により411百万円と黒字に転じました。
(2)財政状態に関する説明
当第1四半期連結会計期間末の財政状態といたしましては、総資産345,564百万円(前連結会計年度末比3.7%増)、負債の部合計202,130百万円(前連結会計年度末比2.1%減)、純資産の部合計143,433百万円(前連結会計年度末比13.2%増)でした。
①流動資産
受取手形及び売掛金の増加などにより、246,284百万円(前連結会計年度末比4.4%増)となりました。
②固定資産
ソフトウエアなどの増加などにより、99,279百万円(前連結会計年度末比2.0%増)となりました。
③流動負債
短期借入金の減少などにより、99,442百万円(前連結会計年度末比2.0%減)となりました。
④固定負債
その他固定負債の減少などにより、102,687百万円(前連結会計年度末比2.1%減)となりました。
⑤純資産
利益剰余金の増加などにより、143,433百万円(前連結会計年度末比13.2%増)となりました。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営成績の現状と見通し
2021年12月期の連結業績予想について、当第1四半期連結累計期間は、北米、欧州、中華圏、オセアニア地域を中心に増収となり、特に主力のパフォーマンスランニングの売上が大きく伸長しました。また、営業利益においても、粗利益率の改善および販管費コントロールにより黒字に転換しました。但し、引き続き感染症や地政学的リスク等もあり、厳しい外部環境が続く見通しです。また、一時的イベント関連の収益も期初想定よりも下回る見込みですが、パフォーマンスランニング等の好調を受け、売上高、営業利益、経常利益については業績予想を上方修正いたしました。但し、現時点では感染症等の外部環境の影響が不透明な状況であることから、特別損失の計上の可能性もあり、親会社株主に帰属する当期純利益については据え置いています。また、2021年12月期の業績については感染症などの不確定要素を考慮した結果、新レンジで業績予想を開示しております。
今回の業績予想においては、感染症による再度の大規模な経済活動の停滞など、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
売上高営業利益又は
営業損失(△)
経常利益又は
経常損失(△)
親会社株主に
帰属する
当期純利益又は
親会社株主に
帰属する
当期純損失(△)
1株当たり
当期純利益又は
1株当たり
当期純損失(△)
2021年度予想百万円
385,000
~395,000
百万円
11,500
~13,500
百万円
10,000
~12,000
百万円
2,000
~3,500
円 銭
10.93
~19.13
2020年度実績328,784△3,953△6,923△16,126△88.17

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1,085百万円(前年同期比13.9%減)であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)従業員の状況
当第1四半期連結累計期間において、連結会社または提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(8)生産、受注及び販売の状況
当第1四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい増減はありません。
(9)設備の状況
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。

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