半期報告書-第72期(2025/01/01-2025/12/31)
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当中間連結会計期間の主要な取組み
日本の「駅伝文化」が海外にも広がっています。6月に、イギリスにて「FT Nikkei UK Ekiden Year 2」が開催されました。アシックスはオフィシャルスポンサーとして大会をサポートするほか、日本人学生ランナーとの交流やイギリス国内で駅伝文化を伝える取組みなども行っています。日本の大学を含む大学が16チーム、企業・団体が15チーム、合計31チームが参加し、大変な盛り上がりとなりました。また、CEOの廣田を筆頭にエイリッシュ・マッコルガン選手やベス・ポッター選手にも参加いただき「チームアシックス」として出場しました。多くの外国人ランナーが日本の伝統スポーツとも言える駅伝に強い関心を寄せ、実際に体験している様子を目の当たりにし、「駅伝文化」が更に世界中に広がる日を楽しみにしています。
さて、今回の決算のポイントは3点です。1つ目に、2025年の通期業績予想を上方修正しました。売上高は前回予想の7,800億円から8,000億円の大台に、同じく営業利益は1,200億円から1,360億円、営業利益率は15.4%から17.0%としました。これに伴いROAは16.0%を見込みます。2つ目のポイントは、この上方修正の結果、中期経営計画2026(以下、「中計2026」という。)の営業利益目標(1,300億円以上)、営業利益率目標(17.0%以上)及びROA目標(15.0%前後)を1年前倒しで達成できる見込みであるという点です。3つ目は増配です。通期業績予想の上方修正に伴い期末配当を増額し、年間配当予想額は前回予想の26円から28円とします。
当中間連結会計期間の売上高は4,027億円(前年同期比+17.7%)となり、中間連結会計期間で初めて4,000億円を超える結果となりました。営業利益は811億円、親会社株主に帰属する中間純利益は536億円といずれも過去最高となりました。粗利益率は56.7%(同+1.2ppt)、営業利益率は20.1%(同+2.9ppt)と堅調に推移しています。
カテゴリー別では、全カテゴリーで増収。パフォーマンスランニングでは高付加価値商品にフォーカスしたことで、売上高は前年同期比+8.2%、カテゴリー利益率は25.2%(同+1.2ppt)となりました。スポーツスタイルは、特に北米、欧州、中華圏、東南・南アジアでの成長が牽引し、売上高は同+46.4%、カテゴリー利益率は30.7%(同+2.8ppt)と伸長しています。オニツカタイガーではインバウンド売上が引き続き強く、日本地域で約2倍の増収となりました。売上高は同+50.1%、カテゴリー利益率はカテゴリーの中でも最も高い39.1%(同+1.1ppt)でした。
地域別に見ても、全地域で増収となりました。アシックスジャパンにおいては、売上高は前年同期比+35.4%、オニツカタイガーの好調により粗利益率が良化、販管費率低減の効果もあり、営業利益率は30.0%(同+6.9ppt)と大幅に上昇しています。北米地域では、ランニング専門店での強いモメンタムに加えスポーツスタイルの成長により、売上高は同+9.1%、営業利益率は13.9%(同+4.0ppt)と力強く伸長しています。
なお、バランスシートに関しては、相互関税対策として米国向け早期出荷で、期初計画よりも在庫の積み上げを実施しました。中計2026において新しくKPIとしたDIO(在庫回転期間)においては、連結では前年同期比で11日削減の147日となりました。
昨年より進めていた創業75周年および合併50周年事業のオフィス移転につきまして、2025年5月に、アシックスジャパン本社が東京駅に直結するJPタワーに移転しました。新しいオフィスでは、多様な人財が生き生きと働ける環境で社員エンゲージメントの向上、部門間の連携強化、多様な働き方と成長機会の提供などを推進します。
また、9月に開催される東京2025世界陸上競技選手権大会(以下、「東京2025世界陸上」という。)に向け、アシックスでも様々な取組みを行っています。5月には「Tokyo:Speed:Race」と題し、明治神宮外苑でランナーが自己ベスト更新に挑戦できるレースイベントを行いました。また、7月からは全国各地で5000mのレースイベント「META:Time:Trials」を開催しています。ワールドアスレティックス(世界陸連)のオフィシャルパートナーとして、東京2025世界陸上を盛り上げてまいります!
今後開催されるスポーツイベントに向けても準備を進めています。11月には100周年記念大会となる「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」が日本で初めて開催されます。アシックスはトータルサポートメンバーとして、デフリンピック準備運営本部にスポーツウエアなどを提供するほか、デフスポーツの普及・発展に向けて取り組んでいきます。また、アジアパラリンピック委員会(以下、「APC」という。)と公式サプライヤー契約を締結し「愛知・名古屋 2026 アジアパラ競技大会」では、APCのスタッフが使用するスポーツウエアやシューズ、アクセサリー類を提供するほか、パラスポーツの認知度を高めつつよりインクルーシブなスポーツコミュニティを促進するための活動などをともに行っていきます。
ここからは、外部評価についてご報告します。
1つ目は、経済産業省と東京証券取引所の「デジタルトランスフォーメーション(以下、「DX」という。)銘柄」における「DX銘柄2025」への選定です。「DX銘柄2022」「DX注目企業2023」「DXグランプリ2024」に続き4年連続となります。今回の選定では、デジタル戦略の方向性についてステークホルダーと対話を進めている点や、メンバーシッププログラムである「OneASICS」を起点にした「ランニングエコシステム」の拡充等が企業価値貢献につながり得る点に高い期待が寄せられました。
2つ目は、経済産業省と東京証券取引所が共同で創設した「サステナビリティ・トランスフォーメーション銘柄2025」への初選定です。お客様との直接的な接点を増やし、つながりを深めるための取組みや、戦略的な「知財経営」を実践している点、社内外のステークホルダーとの対話を重視したIR活動など持続的な企業価値向上に向けた施策が評価されました。
3つ目は、国際的な非営利団体CDPが実施する「サプライヤーエンゲージメント評価」における「Aリスト企業」「サプライヤーエンゲージメントリーダー」への選定です。サプライチェーンを通じて気候変動対策に取り組み、温室効果ガス排出量の削減活動を実施している点を評価いただきました。
最後に「統合報告書2024」の発行についてご報告させていただきます。5回目の発行となります今回の統合報告書では、「企業価値向上に向けた取組み」「一般財団法人ASICS Foundationの設立」「グローバル水準のコーポレートガバナンスを追求した資本政策」などについて重要な情報を体系的に整理しました。本年度のテーマは「アシックスは走り続ける」。是非、ご覧いただけますと幸いです。
(統合報告書はこちらhttps://corp.asics.com/jp/investor_relations/library/integrated_report)
今後のアシックスにもご期待ください!

(1)経営成績に関する説明
(単位:百万円)
① 売上高
全てのカテゴリーで好調に推移し、売上高は402,798百万円と前年同期比17.7%の増収となりました。
② 売上総利益
上記増収の影響により、228,442百万円と前年同期比20.2%の増益となりました。
③ 営業利益
上記増収増益の影響により、81,132百万円と前年同期比37.5%の増益となりました。
④ 経常利益
上記増収増益の影響などにより、経常利益は78,626百万円と前年同期比36.0%の増益となりました。
⑤ 親会社株主に帰属する中間純利益
上記増収増益の影響などにより、53,606百万円と前年同期比27.0%の増益となりました。
カテゴリー別の経営成績は、次のとおりであります。
① パフォーマンスランニング
売上高は、主要地域で好調に推移し、184,964百万円と前年同期比8.2%の増収となりました。
カテゴリー利益につきましては、上記増収の影響などにより、46,526百万円と前年同期比13.3%の増益となりました。
② コアパフォーマンススポーツ
売上高は、日本地域以外で好調に推移し、44,118百万円と前年同期比4.8%の増収となりました。
カテゴリー利益につきましては、上記増収の影響や粗利益率の改善などにより、9,351百万円と前年同期比16.5%の増益となりました。
③ アパレル・エクィップメント
売上高は、主に欧州地域が好調に推移したことから、20,003百万円と前年同期比6.9%の増収となりました。
カテゴリー利益につきましては、上記増収の影響や粗利益率の改善などにより、3,066百万円と前年同期比45.1%の増益となりました。
④ スポーツスタイル
売上高は、全ての地域で好調に推移し、67,314百万円と前年同期比46.4%の増収となりました。
カテゴリー利益につきましては、上記増収の影響により、20,656百万円と前年同期比60.9%の増益となりました。
⑤ オニツカタイガー
売上高は、全ての地域で好調に推移し、65,876百万円と前年同期比50.1%の増収となりました。
カテゴリー利益につきましては、上記増収の影響により、25,731百万円と前年同期比54.5%の増益となりました。
報告セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
① 日本地域
売上高は、パフォーマンスランニングやオニツカタイガーが好調だったことにより、99,263百万円と前年同期比24.3%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響や粗利益率の改善などにより、21,635百万円と前年同期比66.2%の増益となりました。
② 北米地域
売上高は、主にスポーツスタイルが好調だったことにより、73,914百万円と前年同期比9.1%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響などにより、10,258百万円と前年同期比52.8%の増益となりました。
③ 欧州地域
売上高は、全てのカテゴリーが好調だったことにより、113,769百万円と前年同期比24.2%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響などにより、21,265百万円と前年同期比41.0%の増益となりました。
④ 中華圏地域
売上高は、全てのカテゴリーが好調だったことにより、62,032百万円と前年同期比16.9%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響や粗利益率の改善などにより、14,994百万円と前年同期比25.4%の増益となりました。
⑤ オセアニア地域
売上高は、ほぼ全てのカテゴリーが堅調に推移したことにより、21,447百万円と前年同期比3.8%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収などの影響はあったものの、粗利益率の悪化や販売費及び一般管理費の増加により、3,355百万円と前年同期比9.8%の減益となりました。
⑥ 東南・南アジア地域
売上高は、全てのカテゴリーが好調だったことにより、23,514百万円と前年同期比33.4%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響などにより、5,435百万円と前年同期比37.4%の増益となりました。
⑦ その他地域
売上高は、オニツカタイガーなどが堅調に推移したことにより、24,698百万円と前年同期比1.3%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、販売費及び一般管理費の増加により、4,357百万円と前年同期比0.4%の減益となりました。
(2)財政状態に関する説明
当中間連結会計期間末の財政状態といたしましては、総資産539,717百万円(前連結会計年度末比4.0%増)、負債の部合計296,504百万円(前連結会計年度末比4.4%増)、純資産の部合計243,213百万円(前連結会計年度末比3.5%増)でした。
① 流動資産
受取手形及び売掛金の増加や現金及び預金の減少などにより、388,255百万円(前連結会計年度末比5.2%増)となりました。
② 固定資産
ソフトウエアの増加や使用権資産の減少などにより、151,461百万円(前連結会計年度末比1.1%増)となりました。
③ 流動負債
未払法人税等の増加や未払費用の減少などにより、206,561百万円(前連結会計年度末比6.1%増)となりました。
④ 固定負債
その他の増加などにより、89,942百万円(前連結会計年度末比0.7%増)となりました。
⑤ 純資産
自己株式の消却による増加や利益剰余金の増加などにより、243,213百万円(前連結会計年度末比3.5%増)となりました。
また、キャッシュ・フローにおきましては、当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、124,619百万円と前連結会計年度末比2,354百万円減少しました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は46,411百万円となり、前年同期間に比べ3,196百万円の収入増加となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前中間純利益80,731百万円、減価償却費11,166百万円であり、支出の主な内訳は、売上債権の増加額24,524百万円、法人税等の支払額14,708百万円であります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は14,312百万円となり、前年同期間に比べ3,971百万円の支出増加となりました。
支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出7,835百万円、無形固定資産の取得による支出6,218百万円であります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は36,841百万円となり、前年同期間に比べ9,364百万円の支出減少となりました。
支出の主な内訳は、配当金の支払額7,143百万円、自己株式の取得による支出20,001百万円であります。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営成績の現状と見通し
2025年12月期通期の連結業績予想につきまして、2025年2月14日に公表いたしました通期連結業績予想を修正しております。詳細につきましては、本日(2025年8月13日)公表いたしました「2025年12月期通期連結業績予想の修正並びに剰余金の配当(中間配当)及び配当予想の修正に関するお知らせ」をご覧ください。
(単位:百万円)
(通期連結業績予想について)
売上高は、カテゴリーではパフォーマンスランニング、スポーツスタイル及びオニツカタイガー、地域では日本地域、北米地域及び欧州地域で好調に推移すると見込んでおり、過去最高となる見通しです。
営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益についても、上記の増収及び粗利益率改善により前回予想を上回り、いずれも過去最高となる見通しです。
(配当金予想について)
当社では、株主の皆様に対する利益還元を経営上の最重要課題のひとつとして認識しております。また「中期経営計画2026」において設定いたしました、中期経営計画期間内の連結総還元性向50%の方針を達成すべく、利益配分の計画を検討しております。
期末配当予想につきましては、当期の業績やキャッシュ・フローの見通しを総合的に勘案した結果、1株につき2円の増配となる、1株当たり16円に修正いたします。これにより、期初時点の過去最高の年間配当予想26円から更に増配し、年間配当予想は1株当たり28円に増額修正いたします。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は3,577百万円(前年同期比1.5%増)であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)従業員の状況
当中間連結会計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(8)生産、受注及び販売の状況
当社グループは、生産実績の割合が僅少であるため記載を省略しております。また、受注状況につきましても、受注生産を行っている割合が僅少であるため記載を省略しております。なお、販売実績につきましては、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご確認ください。
(9)主要な設備
当中間連結会計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。
当中間連結会計期間の主要な取組み
日本の「駅伝文化」が海外にも広がっています。6月に、イギリスにて「FT Nikkei UK Ekiden Year 2」が開催されました。アシックスはオフィシャルスポンサーとして大会をサポートするほか、日本人学生ランナーとの交流やイギリス国内で駅伝文化を伝える取組みなども行っています。日本の大学を含む大学が16チーム、企業・団体が15チーム、合計31チームが参加し、大変な盛り上がりとなりました。また、CEOの廣田を筆頭にエイリッシュ・マッコルガン選手やベス・ポッター選手にも参加いただき「チームアシックス」として出場しました。多くの外国人ランナーが日本の伝統スポーツとも言える駅伝に強い関心を寄せ、実際に体験している様子を目の当たりにし、「駅伝文化」が更に世界中に広がる日を楽しみにしています。
さて、今回の決算のポイントは3点です。1つ目に、2025年の通期業績予想を上方修正しました。売上高は前回予想の7,800億円から8,000億円の大台に、同じく営業利益は1,200億円から1,360億円、営業利益率は15.4%から17.0%としました。これに伴いROAは16.0%を見込みます。2つ目のポイントは、この上方修正の結果、中期経営計画2026(以下、「中計2026」という。)の営業利益目標(1,300億円以上)、営業利益率目標(17.0%以上)及びROA目標(15.0%前後)を1年前倒しで達成できる見込みであるという点です。3つ目は増配です。通期業績予想の上方修正に伴い期末配当を増額し、年間配当予想額は前回予想の26円から28円とします。
当中間連結会計期間の売上高は4,027億円(前年同期比+17.7%)となり、中間連結会計期間で初めて4,000億円を超える結果となりました。営業利益は811億円、親会社株主に帰属する中間純利益は536億円といずれも過去最高となりました。粗利益率は56.7%(同+1.2ppt)、営業利益率は20.1%(同+2.9ppt)と堅調に推移しています。
カテゴリー別では、全カテゴリーで増収。パフォーマンスランニングでは高付加価値商品にフォーカスしたことで、売上高は前年同期比+8.2%、カテゴリー利益率は25.2%(同+1.2ppt)となりました。スポーツスタイルは、特に北米、欧州、中華圏、東南・南アジアでの成長が牽引し、売上高は同+46.4%、カテゴリー利益率は30.7%(同+2.8ppt)と伸長しています。オニツカタイガーではインバウンド売上が引き続き強く、日本地域で約2倍の増収となりました。売上高は同+50.1%、カテゴリー利益率はカテゴリーの中でも最も高い39.1%(同+1.1ppt)でした。
地域別に見ても、全地域で増収となりました。アシックスジャパンにおいては、売上高は前年同期比+35.4%、オニツカタイガーの好調により粗利益率が良化、販管費率低減の効果もあり、営業利益率は30.0%(同+6.9ppt)と大幅に上昇しています。北米地域では、ランニング専門店での強いモメンタムに加えスポーツスタイルの成長により、売上高は同+9.1%、営業利益率は13.9%(同+4.0ppt)と力強く伸長しています。
なお、バランスシートに関しては、相互関税対策として米国向け早期出荷で、期初計画よりも在庫の積み上げを実施しました。中計2026において新しくKPIとしたDIO(在庫回転期間)においては、連結では前年同期比で11日削減の147日となりました。
昨年より進めていた創業75周年および合併50周年事業のオフィス移転につきまして、2025年5月に、アシックスジャパン本社が東京駅に直結するJPタワーに移転しました。新しいオフィスでは、多様な人財が生き生きと働ける環境で社員エンゲージメントの向上、部門間の連携強化、多様な働き方と成長機会の提供などを推進します。
また、9月に開催される東京2025世界陸上競技選手権大会(以下、「東京2025世界陸上」という。)に向け、アシックスでも様々な取組みを行っています。5月には「Tokyo:Speed:Race」と題し、明治神宮外苑でランナーが自己ベスト更新に挑戦できるレースイベントを行いました。また、7月からは全国各地で5000mのレースイベント「META:Time:Trials」を開催しています。ワールドアスレティックス(世界陸連)のオフィシャルパートナーとして、東京2025世界陸上を盛り上げてまいります!
今後開催されるスポーツイベントに向けても準備を進めています。11月には100周年記念大会となる「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」が日本で初めて開催されます。アシックスはトータルサポートメンバーとして、デフリンピック準備運営本部にスポーツウエアなどを提供するほか、デフスポーツの普及・発展に向けて取り組んでいきます。また、アジアパラリンピック委員会(以下、「APC」という。)と公式サプライヤー契約を締結し「愛知・名古屋 2026 アジアパラ競技大会」では、APCのスタッフが使用するスポーツウエアやシューズ、アクセサリー類を提供するほか、パラスポーツの認知度を高めつつよりインクルーシブなスポーツコミュニティを促進するための活動などをともに行っていきます。
ここからは、外部評価についてご報告します。
1つ目は、経済産業省と東京証券取引所の「デジタルトランスフォーメーション(以下、「DX」という。)銘柄」における「DX銘柄2025」への選定です。「DX銘柄2022」「DX注目企業2023」「DXグランプリ2024」に続き4年連続となります。今回の選定では、デジタル戦略の方向性についてステークホルダーと対話を進めている点や、メンバーシッププログラムである「OneASICS」を起点にした「ランニングエコシステム」の拡充等が企業価値貢献につながり得る点に高い期待が寄せられました。
2つ目は、経済産業省と東京証券取引所が共同で創設した「サステナビリティ・トランスフォーメーション銘柄2025」への初選定です。お客様との直接的な接点を増やし、つながりを深めるための取組みや、戦略的な「知財経営」を実践している点、社内外のステークホルダーとの対話を重視したIR活動など持続的な企業価値向上に向けた施策が評価されました。
3つ目は、国際的な非営利団体CDPが実施する「サプライヤーエンゲージメント評価」における「Aリスト企業」「サプライヤーエンゲージメントリーダー」への選定です。サプライチェーンを通じて気候変動対策に取り組み、温室効果ガス排出量の削減活動を実施している点を評価いただきました。
最後に「統合報告書2024」の発行についてご報告させていただきます。5回目の発行となります今回の統合報告書では、「企業価値向上に向けた取組み」「一般財団法人ASICS Foundationの設立」「グローバル水準のコーポレートガバナンスを追求した資本政策」などについて重要な情報を体系的に整理しました。本年度のテーマは「アシックスは走り続ける」。是非、ご覧いただけますと幸いです。
(統合報告書はこちらhttps://corp.asics.com/jp/investor_relations/library/integrated_report)
今後のアシックスにもご期待ください!

(1)経営成績に関する説明
(単位:百万円)
| 前中間 連結会計期間 | 当中間 連結会計期間 | 増減額 (△は減) | 増減率 (%) | 為替影響除く 増減率(%) | |
| 売上高 | 342,199 | 402,798 | 60,598 | 17.7 | 20.7 |
| 売上総利益 | 190,091 | 228,442 | 38,351 | 20.2 | 23.0 |
| 営業利益 | 58,996 | 81,132 | 22,135 | 37.5 | 40.6 |
| 経常利益 | 57,822 | 78,626 | 20,804 | 36.0 | - |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | 42,219 | 53,606 | 11,386 | 27.0 | - |
① 売上高
全てのカテゴリーで好調に推移し、売上高は402,798百万円と前年同期比17.7%の増収となりました。
② 売上総利益
上記増収の影響により、228,442百万円と前年同期比20.2%の増益となりました。
③ 営業利益
上記増収増益の影響により、81,132百万円と前年同期比37.5%の増益となりました。
④ 経常利益
上記増収増益の影響などにより、経常利益は78,626百万円と前年同期比36.0%の増益となりました。
⑤ 親会社株主に帰属する中間純利益
上記増収増益の影響などにより、53,606百万円と前年同期比27.0%の増益となりました。
カテゴリー別の経営成績は、次のとおりであります。
| (単位:百万円) |
| カテゴリー名称 | 前中間 連結会計期間 | 当中間 連結会計期間 | 増減額 (△は減) | 増減率 (%) | 為替影響除く 増減率(%) | |
| パフォーマンス ランニング | 売上高 | 170,903 | 184,964 | 14,061 | 8.2 | 11.6 |
| カテゴリー 利益 | 41,070 | 46,526 | 5,455 | 13.3 | 16.4 | |
| コアパフォーマンス スポーツ | 売上高 | 42,086 | 44,118 | 2,031 | 4.8 | 7.4 |
| カテゴリー 利益 | 8,028 | 9,351 | 1,322 | 16.5 | 19.4 | |
| アパレル・ エクィップメント | 売上高 | 18,713 | 20,003 | 1,289 | 6.9 | 9.5 |
| カテゴリー 利益 | 2,112 | 3,066 | 953 | 45.1 | 50.0 | |
| スポーツスタイル | 売上高 | 45,986 | 67,314 | 21,328 | 46.4 | 50.3 |
| カテゴリー 利益 | 12,839 | 20,656 | 7,817 | 60.9 | 64.3 | |
| オニツカタイガー | 売上高 | 43,884 | 65,876 | 21,992 | 50.1 | 52.2 |
| カテゴリー 利益 | 16,654 | 25,731 | 9,076 | 54.5 | 55.9 |
① パフォーマンスランニング
売上高は、主要地域で好調に推移し、184,964百万円と前年同期比8.2%の増収となりました。
カテゴリー利益につきましては、上記増収の影響などにより、46,526百万円と前年同期比13.3%の増益となりました。
② コアパフォーマンススポーツ
売上高は、日本地域以外で好調に推移し、44,118百万円と前年同期比4.8%の増収となりました。
カテゴリー利益につきましては、上記増収の影響や粗利益率の改善などにより、9,351百万円と前年同期比16.5%の増益となりました。
③ アパレル・エクィップメント
売上高は、主に欧州地域が好調に推移したことから、20,003百万円と前年同期比6.9%の増収となりました。
カテゴリー利益につきましては、上記増収の影響や粗利益率の改善などにより、3,066百万円と前年同期比45.1%の増益となりました。
④ スポーツスタイル
売上高は、全ての地域で好調に推移し、67,314百万円と前年同期比46.4%の増収となりました。
カテゴリー利益につきましては、上記増収の影響により、20,656百万円と前年同期比60.9%の増益となりました。
⑤ オニツカタイガー
売上高は、全ての地域で好調に推移し、65,876百万円と前年同期比50.1%の増収となりました。
カテゴリー利益につきましては、上記増収の影響により、25,731百万円と前年同期比54.5%の増益となりました。
報告セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
| (単位:百万円) |
| セグメント名称 | 前中間 連結会計期間 | 当中間 連結会計期間 | 増減額 (△は減) | 増減率 (%) | 為替影響除く 増減率(%) | |
| 日本地域 | 売上高 | 79,878 | 99,263 | 19,385 | 24.3 | - |
| セグメント利益 | 13,014 | 21,635 | 8,621 | 66.2 | - | |
| 北米地域 | 売上高 | 67,748 | 73,914 | 6,166 | 9.1 | 12.6 |
| セグメント利益 | 6,714 | 10,258 | 3,544 | 52.8 | 58.6 | |
| 欧州地域 | 売上高 | 91,597 | 113,769 | 22,171 | 24.2 | 25.9 |
| セグメント利益 | 15,081 | 21,265 | 6,184 | 41.0 | 43.1 | |
| 中華圏地域 | 売上高 | 53,049 | 62,032 | 8,982 | 16.9 | 20.0 |
| セグメント利益 | 11,954 | 14,994 | 3,039 | 25.4 | 28.6 | |
| オセアニア地域 | 売上高 | 20,662 | 21,447 | 784 | 3.8 | 10.7 |
| セグメント利益 | 3,721 | 3,355 | △366 | △9.8 | △3.6 | |
| 東南・南アジア地域 | 売上高 | 17,631 | 23,514 | 5,883 | 33.4 | 33.8 |
| セグメント利益 | 3,957 | 5,435 | 1,478 | 37.4 | 38.0 | |
| その他地域 | 売上高 | 24,387 | 24,698 | 311 | 1.3 | 13.2 |
| セグメント利益 | 4,372 | 4,357 | △15 | △0.4 | 11.0 |
① 日本地域
売上高は、パフォーマンスランニングやオニツカタイガーが好調だったことにより、99,263百万円と前年同期比24.3%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響や粗利益率の改善などにより、21,635百万円と前年同期比66.2%の増益となりました。
② 北米地域
売上高は、主にスポーツスタイルが好調だったことにより、73,914百万円と前年同期比9.1%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響などにより、10,258百万円と前年同期比52.8%の増益となりました。
③ 欧州地域
売上高は、全てのカテゴリーが好調だったことにより、113,769百万円と前年同期比24.2%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響などにより、21,265百万円と前年同期比41.0%の増益となりました。
④ 中華圏地域
売上高は、全てのカテゴリーが好調だったことにより、62,032百万円と前年同期比16.9%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響や粗利益率の改善などにより、14,994百万円と前年同期比25.4%の増益となりました。
⑤ オセアニア地域
売上高は、ほぼ全てのカテゴリーが堅調に推移したことにより、21,447百万円と前年同期比3.8%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収などの影響はあったものの、粗利益率の悪化や販売費及び一般管理費の増加により、3,355百万円と前年同期比9.8%の減益となりました。
⑥ 東南・南アジア地域
売上高は、全てのカテゴリーが好調だったことにより、23,514百万円と前年同期比33.4%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響などにより、5,435百万円と前年同期比37.4%の増益となりました。
⑦ その他地域
売上高は、オニツカタイガーなどが堅調に推移したことにより、24,698百万円と前年同期比1.3%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、販売費及び一般管理費の増加により、4,357百万円と前年同期比0.4%の減益となりました。
(2)財政状態に関する説明
当中間連結会計期間末の財政状態といたしましては、総資産539,717百万円(前連結会計年度末比4.0%増)、負債の部合計296,504百万円(前連結会計年度末比4.4%増)、純資産の部合計243,213百万円(前連結会計年度末比3.5%増)でした。
① 流動資産
受取手形及び売掛金の増加や現金及び預金の減少などにより、388,255百万円(前連結会計年度末比5.2%増)となりました。
② 固定資産
ソフトウエアの増加や使用権資産の減少などにより、151,461百万円(前連結会計年度末比1.1%増)となりました。
③ 流動負債
未払法人税等の増加や未払費用の減少などにより、206,561百万円(前連結会計年度末比6.1%増)となりました。
④ 固定負債
その他の増加などにより、89,942百万円(前連結会計年度末比0.7%増)となりました。
⑤ 純資産
自己株式の消却による増加や利益剰余金の増加などにより、243,213百万円(前連結会計年度末比3.5%増)となりました。
また、キャッシュ・フローにおきましては、当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、124,619百万円と前連結会計年度末比2,354百万円減少しました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は46,411百万円となり、前年同期間に比べ3,196百万円の収入増加となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前中間純利益80,731百万円、減価償却費11,166百万円であり、支出の主な内訳は、売上債権の増加額24,524百万円、法人税等の支払額14,708百万円であります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は14,312百万円となり、前年同期間に比べ3,971百万円の支出増加となりました。
支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出7,835百万円、無形固定資産の取得による支出6,218百万円であります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は36,841百万円となり、前年同期間に比べ9,364百万円の支出減少となりました。
支出の主な内訳は、配当金の支払額7,143百万円、自己株式の取得による支出20,001百万円であります。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営成績の現状と見通し
2025年12月期通期の連結業績予想につきまして、2025年2月14日に公表いたしました通期連結業績予想を修正しております。詳細につきましては、本日(2025年8月13日)公表いたしました「2025年12月期通期連結業績予想の修正並びに剰余金の配当(中間配当)及び配当予想の修正に関するお知らせ」をご覧ください。
(単位:百万円)
| 2024年12月期実績 | 2025年12月期予想 | 前期比 | ||
| 増減額 | 増減率(%) | |||
| 売上高 | 678,526 | 800,000 | 121,473 | 17.9 |
| 営業利益 | 100,111 | 136,000 | 35,888 | 35.8 |
| 経常利益 | 92,601 | 131,000 | 38,398 | 41.5 |
| 親会社株主に帰属する 当期純利益 | 63,806 | 87,000 | 23,193 | 36.4 |
(通期連結業績予想について)
売上高は、カテゴリーではパフォーマンスランニング、スポーツスタイル及びオニツカタイガー、地域では日本地域、北米地域及び欧州地域で好調に推移すると見込んでおり、過去最高となる見通しです。
営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益についても、上記の増収及び粗利益率改善により前回予想を上回り、いずれも過去最高となる見通しです。
(配当金予想について)
当社では、株主の皆様に対する利益還元を経営上の最重要課題のひとつとして認識しております。また「中期経営計画2026」において設定いたしました、中期経営計画期間内の連結総還元性向50%の方針を達成すべく、利益配分の計画を検討しております。
期末配当予想につきましては、当期の業績やキャッシュ・フローの見通しを総合的に勘案した結果、1株につき2円の増配となる、1株当たり16円に修正いたします。これにより、期初時点の過去最高の年間配当予想26円から更に増配し、年間配当予想は1株当たり28円に増額修正いたします。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は3,577百万円(前年同期比1.5%増)であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)従業員の状況
当中間連結会計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(8)生産、受注及び販売の状況
当社グループは、生産実績の割合が僅少であるため記載を省略しております。また、受注状況につきましても、受注生産を行っている割合が僅少であるため記載を省略しております。なお、販売実績につきましては、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご確認ください。
(9)主要な設備
当中間連結会計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。