四半期報告書-第68期第3四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/08 9:05
【資料】
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【項目】
42項目
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間の主要な取り組み
今期も、世界的な新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)の影響により、各種競技大会の中止・延期や規模の縮小、直営店の臨時休業等の状況が一部継続しておりました。しかしながら、北米、欧州、中華圏を中心に主にパフォーマンスランニングが好調に推移したこと等により、当第3四半期連結累計期間において売上高および営業利益は前年同期比大幅増収増益となりました。
◇東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
アシックスは、ゴールドパートナー(スポーツ用品)として、参加アスリートおよびボランティアの方々に向けたサポートを行いました。無観客開催とはなりましたが、日本を始め多くの国々の選手の活躍によりアシックスブランドを全世界に発信することができました。
・全国の皆さまから回収した思い出が詰まったスポーツウェアを活用し再生する「ASICS REBORN WEAR PROJECT(アシックス リボーン ウェア プロジェクト)」によって作られた日本代表選手団オフィシャルスポーツウェアを提供しました。
・大会スタッフやボランティアの方々に機能面で優れたユニフォームやシューズ等を提供しました。
・東京2020パラリンピック競技大会において、難民選手団を支援し、オフィシャルスポーツウェア・シューズ等を提供しました。また、アシックスから3名の社員が出場し活躍しました。今後も真の共生社会の実現に向け貢献してまいります。
◇デジタル
全世界におけるECの売上高は伸長し、前年同期比では北米は+12%、欧州は+47%、中華圏は+23%、連結は+28%でした。
日本において、一般ランナーのパフォーマンス向上を目的に、さまざまなランニング体験が得られる新しいサービス「アシックスプレミアムランニングプログラム」を提供しました。
また、昨年に引き続き、バーチャル駅伝レース「ASICS World Ekiden 2021(アシックスワールドエキデン2021)」の開催を発表しました。オンライン上で結成されたチームで「デジタルたすき」を繋ぐ新しい形のランニングイベントとなっており、昨年は5万人以上の方にご参加いただきました。全世界の人々と共にランニングを楽しむことができる機会を提供します。
◇パフォーマンスランニング
パフォーマンスランニングの売上高は、全地域において大幅増収となり、前年同期比30%以上成長しました。特に、中華圏では中国本部の製品戦略が奏功し中国国内の需要取り込みに成功したことで、46%と最も成長しております。
また、ストライド型、ピッチ型(※)の走法に応じて設計したトップアスリート向けのレーシングシューズである「METASPEED Sky(メタスピードスカイ)」を3月に、「METASPEED Edge(メタスピードエッジ)」を6月に市場投入しました。これらのシューズを着用した国内外のトップランナーの活躍により、9月末時点で130を超える自己ベストが出ています。
※ 長距離走における走法は、スピードを上げるに従い主に一歩の歩幅(ステップ長)が変化するストライド型と、スピードを上げるに従い一歩の歩幅も足の回転数(ピッチ)も変化するピッチ型の2つに分類することができます。また、走行スピードは歩幅の長さ×足の回転数の式で求められ、ストライド型では歩幅をより伸長させること、ピッチ型では歩幅の伸長に加え足の回転数を上げることが走速度向上に重要であることが当社の研究で分かりました。
◇オニツカタイガー
オニツカタイガーの売上高は、前年同期比20%の増収となりました。
2月にミラノファッションウィークにブランドとして初めて参加、9月にも参加し、22年春夏コレクションを発表しました。今後はミラノとロンドンを中心にヨーロッパでもブランドの活動範囲を徐々に広げていく予定です。
加えて、北京王府井にて中国で初となるTHE ONITSUKA(ジ・オニツカ)のストアを1月に、カリフォルニア州のビバリーヒルズにアメリカ西海岸で初となる旗艦店を3月に、世界屈指のショッピングストリートであるロンドンのリージェントストリートに世界最大の旗艦店を5月にオープンしました。
◇主要地域の状況
全ての主要地域において、主にパフォーマンスランニングが好調に推移したことにより、前年同期比で増収増益となりました。北米では前年同期比36%、欧州で33%、中華圏では33%の大幅増収となりました。
◇サステナビリティ
サプライチェーンを通じて気候変動対策に取組み、温室効果ガス排出量の削減活動を実施していることが評価され、国際NPOであるCDPから上位企業7%が獲得する「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー・ボード」に2年連続で選定されました。
◇ROAツリーマネジメント
中期経営計画の目標指標の一つであるROAの最大化に向けての取組みを実施しました。
まず、ROA改善への施策を社内で浸透させるため、勉強会等を開催し落とし込みを図りました。そして、収益性向上に対して、コストオーナーによる販管費コントロールの取組みを強化させました。前年同期比で販管費率は46%から39%と約7%低減しました。
また、資金効率の観点では、前年同月末比で在庫が減少する等、在庫抑制に継続的に取り組んだ結果、CCCは前年同月末比で206日から157日と49日間の短縮となりました。
① 売上高
感染症の影響はあったものの、パフォーマンスランニングやコアパフォーマンススポーツを中心に、全ての地域で好調に推移し、売上高は322,207百万円と前年同期比29.8%の増収となりました。
② 売上総利益
上記増収の影響により、161,276百万円と前年同期比38.9%の増益となりました。
③ 営業利益
上記増収の影響に加え、粗利益率の改善などにより、営業利益は35,785百万円と前年同期比991.2%の大幅増益となりました。
④ 経常利益
上記増収増益の影響などにより、経常利益は35,681百万円となりました。
⑤ 親会社株主に帰属する四半期純利益
上記増収増益の影響により、親会社株主に帰属する四半期純利益は19,073百万円となりました。
カテゴリー別の業績は、次のとおりであります。
なお、一部カテゴリーについて算出方法を変更したことに伴い、前第3四半期連結累計期間の売上高の実績を組み替えて表示しております。
また、第1四半期連結累計期間よりカテゴリー経営の更なる深化を目指し、カテゴリーが管理可能な費用を定義した上で、新たに「カテゴリー利益」を前第3四半期連結累計期間の実績と併せて算出しております。
(単位:百万円)

(カテゴリー)売上高カテゴリー利益
前第3四半期
連結累計期間
当第3四半期
連結累計期間
増減額
(△は減)
前第3四半期
連結累計期間
当第3四半期
連結累計期間
増減額
(△は減)
パフォーマンスランニング121,331167,42646,09420,32540,06019,735
コアパフォーマンススポーツ27,18635,2698,0832,6896,6193,929
スポーツスタイル22,23226,5614,3291,6164,7223,106
アパレル・エクィップメント21,39525,3753,979△3,259△673,191
オニツカタイガー25,43230,3864,9543,8845,3791,495

① パフォーマンスランニング
売上高は、全ての地域で好調に推移し、167,426百万円と前年同期比38.0%の増収となりました。カテゴリー利益につきましては、増収影響に加え、粗利益率の改善により、40,060百万円と前年同期比97.1%の増益となりました。
② コアパフォーマンススポーツ
売上高は、全ての地域で好調に推移し、35,269百万円と前年同期比29.7%の増収となりました。カテゴリー利益につきましては、増収影響に加え、粗利益率の改善ならびに販売費及び一般管理費率の減少により、6,619百万円と前年同期比146.1%の大幅増益となりました。
③ スポーツスタイル
売上高は、日本、欧州、オセアニア地域での好調により、26,561百万円と前年同期比19.5%の増収となりました。カテゴリー利益につきましては、増収影響に加え、粗利益率の改善により、4,722百万円と前年同期比192.2%の大幅増益となりました。
④ アパレル・エクィップメント
売上高は、日本、北米、欧州地域での好調により、25,375百万円と前年同期比18.6%の増収となりました。カテゴリー損失につきましては、粗利益率の改善により、67百万円と前年同期に比べ損失は大幅に縮小しました。
⑤ オニツカタイガー
売上高は、中華圏、東南・南アジア地域での好調により、30,386百万円と前年同期比19.5%の増収となりました。カテゴリー利益につきましては、増収影響により、5,379百万円と前年同期比38.5%の増益となりました。
報告セグメント別の業績は、次のとおりであります。
① 日本地域
売上高は、パフォーマンスランニングやコアパフォーマンススポーツが好調であったことにより、86,356百万円と前年同期比21.7%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響および粗利益率の改善などにより、4,407百万円と黒字に転じました。
② 北米地域
売上高は、パフォーマンスランニングやコアパフォーマンススポーツが好調であったことにより、66,267百万円と前年同期比35.8%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響および粗利益率の改善などにより、2,748百万円と黒字に転じました。
③ 欧州地域
売上高は、パフォーマンスランニングやスポーツスタイルが好調であったことにより、90,959百万円と前年同期比32.9%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響および粗利益率の改善などにより、14,576百万円と前年同期比167.6%の大幅増益となりました。
④ 中華圏地域
売上高は、パフォーマンスランニングやオニツカタイガーが好調であったことにより、41,046百万円と前年同期比32.6%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響に加え、ホールセールやリテール向け商品の粗利益率の改善などにより、9,181百万円と前年同期比115.6%の大幅増益となりました。
⑤ オセアニア地域
売上高は、パフォーマンスランニングやスポーツスタイルが好調であったことにより、19,232百万円と前年同期比36.4%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、リテール向け商品の粗利益率の改善などにより、2,925百万円と前年同期比52.2%の増益となりました。
⑥ 東南・南アジア地域
売上高は、パフォーマンスランニングやオニツカタイガーが好調であったことにより、7,753百万円と前年同期比26.1%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、上記増収の影響に加え、粗利益率の改善などにより、726百万円と前年同期比477.6%の大幅増益となりました。
⑦ その他地域
売上高は、パフォーマンスランニングやスポーツスタイルが好調であったことにより、26,229百万円と前年同期比27.6%の増収となりました。
セグメント利益につきましては、1,843百万円と前年同期比435.9%の大幅増益となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の財政状態といたしましては、総資産347,505百万円(前連結会計年度末比4.3%増)、負債の部合計195,482百万円(前連結会計年度末比5.3%減)、純資産の部合計152,022百万円(前連結会計年度末比19.9%増)でした。
① 流動資産
受取手形及び売掛金の増加などにより、248,497百万円(前連結会計年度末比5.4%増)となりました。
② 固定資産
ソフトウエアの増加などにより、99,007百万円(前連結会計年度末比1.7%増)となりました。
③ 流動負債
支払手形及び買掛金の減少などにより、94,894百万円(前連結会計年度末比6.5%減)となりました。
④ 固定負債
その他固定負債の減少などにより、100,587百万円(前連結会計年度末比4.1%減)となりました。
⑤ 純資産
利益剰余金の増加などにより、152,022百万円(前連結会計年度末比19.9%増)となりました。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営成績の現状と見通し
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
カテゴリーではパフォーマンスランニングが、地域では北米、欧州が前回予想を上回る業績で推移しております。また、販管費コントロールの強化等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の連結業績予想を修正いたしました。
本連結業績予想にあたっては、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
売上高営業利益又は
営業損失(△)
経常利益又は
経常損失(△)
親会社株主に
帰属する
当期純利益又は
親会社株主に
帰属する
当期純損失(△)
1株当たり
当期純利益又は
1株当たり
当期純損失(△)
2021年度予想百万円
395,000
百万円
20,000
百万円
19,000
百万円
4,000
円 銭
21.86
2020年度実績328,784△3,953△6,923△16,126△88.17

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は3,532百万円(前年同期比1.5%減)であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)従業員の状況
当第3四半期連結累計期間において、連結会社または提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(8)生産、受注及び販売の状況
①生産の状況
当第3四半期連結累計期間において、生産実績の著しい増減はありません。
②受注及び販売の状況
当第3四半期連結累計期間における受注及び販売実績の著しい増減はありません。
(9)設備の状況
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。

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