有価証券報告書-第25期(平成30年3月1日-平成31年2月28日)

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2019/05/27 14:23
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73項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当社が属するエンターテインメント業界におきましては、国内・海外ともにスマートフォンゲーム市場の継続した成長に加え、国内家庭用ゲーム市場も順調に推移しており、世界的なゲームコンテンツ市場の更なる拡大への期待が高まっております。
このような環境の中、当社は当事業年度におきまして、メインコンテンツ『うたの☆プリンスさまっ♪』のエバーグリーン化・『Z/X(ゼクス)』の復活と、グッズにおきましてはヒットアイテムの創出と高収益化を図ると共に、さらに新規コンテンツの創出にも取り組んでまいりました。
a.経営成績
当事業年度(自 平成30年3月1日 至 平成31年2月28日)の経営成績は以下のとおりです。
『うたの☆プリンスさまっ♪』につきましては、平成30年2月より『Shining Masterpiece Show企画展』(注1)、4月に舞台『JOKER TRAP』公演(注2)、5月『ST☆RISH』初のファンミーティング『Welcome to ST☆RISH world!!』公演(注3)、6月コンセプトショップ『SHINING STORE 2018』開催、9月に8周年記念イベント『うたの☆プリンスさまっ♪ 雪月花 Eternal Moment』開催、同月に舞台『ポラリス』公演(注2)、11月『アニメイトガールズフェスティバル2018』出展(注4)、同月『QUARTET NIGHT LIVE FUTURE 2018』公演(注3)、12月『PRINCE CAT –WINTER HOLIDAY–』開催など、自社イベント開催に加え、各企業とのコラボイベント等に数多く取り組みました。結果として、『うたの☆プリンスさまっ♪』グッズは、前年実績を上回る売上高となりました。
CD売上におきましては、『QUARTET NIGHT LIVE FUTURE 2018』、『うたの☆プリンスさまっ♪ 雪月花 Eternal Moment』関連CDのほか、令和元年6月14日より全国126館にて上映予定の『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム』に先駆けた『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム スペシャルユニットドラマCD』6作品を12月から2月にかけて発売いたしましたが、前年実績には届きませんでした。
ゲームアプリ『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』は、8月に1周年特別イベントも開催し、通期で売上を確保したことで、前年実績を上回るロイヤリティ収入となりました。
トレーディングカードゲーム『Z/X -Zillions of enemy X-(ゼクス ジリオンズ オブ エネミー エックス)』(以下、『Z/X(ゼクス)』)におきましては、9月にシリーズ累計27百万パックを突破いたしました。11月に開催した大型イベント『ゼクストリーム 2018.WINTER in 秋葉原』も大盛況を収めました。また、同11月に発売したEXパック『ゼクステージ!』では、カード内に登場するアイドルユニット『SHiFT(シフト)』のキャラクターボイスを担当する声優5名によるシークレットミニライブ開催など多彩な施策も行った結果、売上高は前年実績を大きく上回り、売上高・営業利益ともにV字回復を果たすことができました。
他社ライセンスグッズにおきましては、当社発のヒットぬいぐるみ『ちゅんコレ』シリーズを筆頭に、ぬいぐるみの新シリーズ発売も貢献し、多数の他社タイトルのライセンス許諾を得られたことでラインナップの大幅強化につながり、上述の『うたの☆プリンスさまっ♪』グッズ同様、前年実績を上回る売上高となりました。
これらの結果、当事業年度の売上高は5,975百万円(前期比10.4%増)、営業利益809百万円(同39.3%増)、経常利益834百万円(同40.3%増)、当期純利益550百万円(同35.8%増)となりました。
新規コンテンツ開発につきましては、令和元年リリース予定のゲームアプリ『マルチポイント×コネクション~稜風学園購買部~』(https://maru-cone.com/)のほか、平成31年3月に、漫画家「石田スイ」氏との新プロジェクト『ジャックジャンヌ』(https://jackjeanne.com/)を発表いたしました。今後の続報につきましては、順次、特設サイト等にて発表させていただきます。また、平成31年4月12日発表の中期経営計画にてお知らせいたしましたとおり、上述以外の新規コンテンツ開発も進行しており、引き続きさらなる企業価値向上に向けて邁進してまいります。
(注1)主催:株式会社東京ドーム
(注2)主催:劇団シャイニング
(注3)主催:うた☆プリ劇場版製作委員会
(注4)主催:アニメイトガールズフェスティバル実行委員会
b.財政状態
(流動資産)
当事業年度末における流動資産の残高は7,958百万円と、前事業年度末に比べ22百万円増加しております。主な内容は、現金及び預金の増加232百万円、商品及び製品の増加17百万円、前渡金の増加87百万円、繰延税金資産の増加3百万円などの増加要因に対し、売掛金の減少258百万円、仕掛品の減少16百万円などの減少要因であります。
(固定資産)
当事業年度末における固定資産の残高は2,324百万円と、前事業年度末に比べ233百万円増加しております。主な内容は、有形固定資産の増加29百万円、ソフトウェア仮勘定の増加194百万円、長期前払費用の増加11百万円などの増加要因であります。
(流動負債)
当事業年度末における流動負債の残高は854百万円と、前事業年度末に比べ63百万円減少しております。主な内容は、役員賞与引当金の増加25百万円、未払消費税等の増加16百万円、前受金の増加12百万円、返品調整引当金の増加10百万円、賞与引当金の増加8百万円などの増加要因に対し、買掛金の減少145百万円などの減少要因であります。
(固定負債)
当事業年度末における固定負債の残高は125百万円と、前事業年度末に比べ11百万円増加しております。主な内容は、退職給付引当金の増加12百万円、役員退職慰労引当金の増加5百万円などの増加要因に対し、リース債務の減少5百万円などの減少要因であります。
(純資産)
当事業年度末における純資産の残高は9,302百万円と、前事業年度末に比べ308百万円増加しております。これは、当期純利益550百万円が計上された一方で、剰余金の配当240百万円が行われたことが主な要因であります。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度においては、営業活動において834百万円の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)を獲得し、投資活動においては355百万円の資金を使用し、財務活動においては246百万円の資金を使用しました。この結果、資金は当事業年度末に4,056百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは834百万円の資金の増加(前事業年度は485百万円の資金の増加)となりました。主な内容は、税引前当期純利益の計上による803百万円、減価償却費の計上による95百万円、売上債権の減少額252百万円、役員賞与引当金の増加額25百万円、退職給付引当金の増加額12百万円、固定資産除売却損18百万円、固定資産処分損12百万円、返品調整引当金の増加額10百万円などのプラス要因と、仕入債務の減少額145百万円、法人税等の支払額255百万円などのマイナス要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは355百万円の資金の減少(前事業年度は102百万円の資金の減少)となりました。主な内容は、有形固定資産の取得による支出111百万円、同処分による支出12百万円、無形固定資産の取得による支出220百万円などのマイナス要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは246百万円の資金の減少(前事業年度は183百万円の資金の減少)となりました。主な内容は、配当金の支払額239百万円、リース債務の返済による支出7百万円であります。
③ 生産、仕入及び販売の状況
当社は、エンターテインメント事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
なお、当事業年度の外注、仕入、受注、販売の実績は以下のとおりであります。
a. 外注実績
当事業年度の外注実績を製品の品目別に示すと、以下のとおりであります。
品 目 別金額(千円)前年同期比(%)
CD133,406△29.0
DVD
ゲーム41,564△72.2
トレーディングカード364,009+4.6
グッズ・その他2,371,262+24.5
合計2,910,242+12.4

(注) 金額には、消費税等は含まれておりません。
b. 仕入実績
当事業年度の仕入実績を商品の品目別に示すと、以下のとおりであります。
品目別金額(千円)前年同期比(%)
CD
DVD
ゲーム
トレーディングカード
グッズ・その他43,350+153.4
合計43,350+153.4

(注) 1 金額には、消費税等は含まれておりません。
2 金額は実際仕入額によっております。
c. 受注実績
当社は見込生産を行っているため、該当事項はありません。
d. 販売実績
当事業年度の販売実績を製商品別、品目別に示すと以下のとおりであります。
製商品別品目別金額(千円)前年同期比(%)
製品
CD461,904△18.0
DVD
ゲーム52,663△74.0
トレーディングカード657,358+34.4
グッズ・その他4,006,034+16.5
製品計5,177,961+10.3
商品
CD
DVD
ゲーム
トレーディングカード
グッズ・その他59,308+131.1
商品計59,308+131.1
ロイヤリティ収入・請負426,890+2.2
アプリ収入311,040+13.6
合計5,975,201+10.4

(注) 1 金額には、消費税等は含まれておりません。
2 前事業年度において、「ロイヤリティ収入・請負」に含まれていた「ゲームアプリ関連のロイヤリティ収入等」は「アプリ収入」として区分掲記しております。
3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先第24期
(自 平成29年3月1日
至 平成30年2月28日)
第25期
(自 平成30年3月1日
至 平成31年2月28日)
販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)
㈱スターコーポレーション628,30511.6
㈱バンダイナムコライブクリエイティブ546,23210.1888,70414.9

(注) 1 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2 第25期の販売実績における㈱スターコーポレーションの総販売実績に対する割合は10%未満であるため、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。財務諸表の作成にあたっては、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、これらについては、過去の実績や現在の状況等を勘案し、合理的と考えられる見積り及び判断を行っております。ただし、これらには見積り特有の不確実性が伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
なお、当社が財務諸表を作成するにあたり採用した重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載のとおりであります。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容
a. 売上高
当事業年度の売上高は、前事業年度に比べて564百万円増加し5,975百万円(前期比10.4%増)となりました。売上高の分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績」に記載のとおりです。
b. 売上原価、売上総利益
売上原価は、前事業年度に比べて299百万円増加し3,781百万円(前期比8.6%増)となりました。売上原価の主な増加要因は、売上高の増加に伴い製造原価が増加したためであります。
以上の結果、売上総利益は前事業年度に比べて264百万円増加し2,193百万円(前期比13.7%増)となりました。
c. 販売費及び一般管理費、営業利益
販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べて36百万円増加し1,384百万円(前期比2.7%増)となりました。主な要因は、人員拡充による人件費の増加等によるものであります。
以上の結果、営業利益は前事業年度に比べて228百万円増加し809百万円(前期比39.3%増)となりました。
d. 営業外損益、経常利益
営業外収益は、前事業年度に比べ5百万円増加し83百万円(前期比7.5%増)となりました。主な要因は、本社ビルの一部についてオフィスとして賃貸していることによる不動産賃貸料の増加2百万円などによるものであります。
営業外費用は、前事業年度に比べ5百万円減少し59百万円(前期比8.8%減)となりました。主な要因は、同賃貸における不動産賃貸費用の減少5百万円などによるものであります。
以上の結果、経常利益は834百万円(前期比40.3%増)となりました。
e. 当期純利益
当事業年度の法人税、住民税及び事業税は259百万円、法人税等調整額は△6百万円となりました。
以上の結果、当期純利益は550百万円(前期比35.8%増)となりました。
③ 財政状態の状況
「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 b.財政状態」に記載のとおりです。
④ 資本の財源及び資金の流動性
当社の資金の流動性につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。
資本の財源につきましては、自己資金を運転資金として充当し、平成27年11月に株式会社ハピネットから第三者割当増資により資金調達した約4,000百万円を、新規コンテンツ開発、及びアニメ・ゲーム・カードゲーム・CD・グッズ・フィギュア・周辺サプライ製品等の各新製品の展開といった将来に向けた有望な事業分野に対して積極的に活用し、企業価値の向上に努めております。
そのため、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しておりますとおり、当社は令和2年2月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を策定し、この中期経営計画における3つの基本戦略の推進にあたり、1.新規コンテンツの開発、2.プロモーション強化、3.既存コンテンツの深化、4.人員拡充、5.社内環境、の5点の拡充を図るため、令和2年2月期から令和4年2月期までの3ヵ年で総額3,000百万円の資金を投下する投資計画を掲げております。
戦略的投資と、その加速により「事業の成長」を促進し「さらなるステージへの成長」を目指してまいります。

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