四半期報告書-第77期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/07 11:11
【資料】
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【項目】
35項目
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなか、緩やかな回復基調で推移しましたが、米中貿易摩擦の動向や中国経済の先行き不安等により、依然として先行きの不透明な状況が続いております。
当社グループを取り巻く事業環境につきましては、生産設備分野において半導体関連の設備投資抑制が続きましたが、5G関連需要に本格化の兆しが見え始め、建築設備分野においては首都圏の再開発案件など建設関連投資が順調に推移しました。
このような状況の中、当社グループは持続的成長と企業価値向上の実現に向けて、中期経営計画の基本方針に基づきグループ総合力の発揮、財務体質の改善等に取り組んでまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は718億36百万円(前年同期比2.3%減)、営業利益は15億6百万円(前年同期比1.3%減)、経常利益は15億68百万円(前年同期比2.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億20百万円(前年同期比10.1%減)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
(電機関連事業)
電機関連事業では、生産設備関連において半導体メーカーによる設備投資抑制の影響が続きました。一方、建築設備関連においては首都圏の設備需要を取り込み、制御機器等の機器製品の販売が順調に推移しました。
以上の結果、売上高は173億89百万円(前年同期比0.6%減)、セグメント利益は8億33百万円(前年同期比0.1%増)となりました。
(機械関連事業)
機械関連事業では、産業機械において工業機械関連設備の納入が順調に推移しましたが、農業施設における設備投資の減少等により、苦戦を強いられました。
以上の結果、売上高は64億4百万円(前年同期比1.3%減)、セグメント損失1億7百万円(前年同期はセグメント損失76百万円)となりました。
(建材・燃料関連事業)
建材関連事業では、北海道新幹線関連工事等に伴うセメント、生コンの出荷が伸長するとともに、建築資材における外壁工事等の受渡しが順調に推移しました。燃料関連事業では、暖冬の影響により灯油の販売は低調でしたが、ガソリンの販売は安定した推移となりました。
以上の結果、売上高は320億16百万円(前年同期比2.7%減)、セグメント利益は5億49百万円(前年同期比6.6%増)となりました。
(海運関連事業)
連結子会社のナラサキスタックス(株)では、天候不順等の影響により貨物の取扱量が減少したものの、作業効率化によるコスト削減に努め、収益面は底堅く推移しました。
以上の結果、売上高は126億38百万円(前年同期比6.4%減)、セグメント利益は1億74百万円(前年同期比4.8%減)となりました。
(建設機械関連事業)
建設機械関連事業では、首都圏再開発による建設工事や道路工事が継続しており、コンクリートポンプ車や切削機の販売が堅調に推移しました。
以上の結果、売上高は33億88百万円(前年同期比6.5%増)、セグメント利益は1億6百万円(前年同期比16.3%減)となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は509億10百万円となり、前連結会計年度末に比べ16億56百万円の減少となりました。主な要因は、受取手形及び売掛金の減少23億97百万円、有形固定資産の増加13億19百万円であります。
負債は340億61百万円となり、前連結会計年度末に比べ29億15百万円の減少となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金の減少29億78百万円であります。
純資産は168億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億59百万円の増加となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ3.4ポイント増加し、32.3%となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
特記すべき事項はありません。