四半期報告書-第77期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/11 11:11
【資料】
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【項目】
36項目
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなか、緩やかな回復基調で推移しましたが、米中貿易摩擦や中国経済の成長鈍化等により世界経済の不確実性が高まるなど、先行きの不透明な状況が続きました。
当社グループを取り巻く事業環境につきましては、生産設備分野において半導体関連の設備投資の抑制が続いておりますが、首都圏の再開発案件など建設関連投資は順調に推移しました。
このような状況の中、当社グループは持続的成長と企業価値向上の実現に向けて、中期経営計画の基本方針に基づきグループ総合力の発揮、財務体質の改善等に取り組んでまいりました。
当第2四半期連結累計期間の売上高は473億6百万円(前年同期比2.0%増)、営業利益は10億19百万円(前年同期比8.7%増)、経常利益は10億35百万円(前年同期比4.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億75百万円(前年同期比4.0%増)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
(電機関連事業)
電機関連事業では、生産設備関連において半導体メーカーによる設備投資抑制の影響を受けましたが、建築設備関連において高水準が続く首都圏の設備需要を取り込み、制御機器等の機器製品の販売が伸長しました。
以上の結果、売上高は113億93百万円(前年同期比0.0%増)、セグメント利益は5億65百万円(前年同期比13.2%増)となりました。
(機械関連事業)
機械関連事業では、バイオマス熱電併給施設の受渡しなどにより増収となりました。一方、利益面では、工事遅延やコスト増加による影響を受け、苦戦を強いられました。
以上の結果、売上高は48億25百万円(前年同期比12.3%増)、セグメント損失59百万円(前年同期はセグメント損失40百万円)となりました。
(建材・燃料関連事業)
建材関連事業では、北海道新幹線関連工事等に伴う生コンの出荷や建築資材における外壁工事等の受渡しが伸長し、燃料関連事業では、ガソリン等の販売が堅調に推移しました。
以上の結果、売上高は201億11百万円(前年同期比1.3%増)、セグメント利益は3億1百万円(前年同期比26.8%増)となりました。
(海運関連事業)
連結子会社のナラサキスタックス㈱では、効率配船や作業効率改善に努めましたが、天候不順などの影響により貨物取扱量が減少し、収益面も低調に推移しました。
以上の結果、売上高は84億48百万円(前年同期比5.0%減)、セグメント利益は1億54百万円(前年同期比22.8%減)となりました。
(建設機械関連事業)
建設機械関連事業では、首都圏再開発や東京五輪関連等の工事が継続しており、コンクリートポンプ車や切削機の販売が好調に推移しました。
以上の結果、売上高は25億27百万円(前年同期比31.1%増)、セグメント利益は86百万円(前年同期比16.8%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は457億26百万円となり、前連結会計年度末に比べて68億40百万円の減少となりました。主な要因は、受取手形及び売掛金の減少55億9百万円、現金及び預金の減少16億92百万円、有形固定資産の増加13億23百万円であります。
負債は294億71百万円となり、前連結会計年度末に比べて75億4百万円の減少となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金の減少68億10百万円、借入金の減少5億72百万円であります。
純資産は162億54百万円となり、前連結会計年度末に比べて6億64百万円の増加となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べて5.8ポイント増加し、34.7%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は77億26百万円(前年同期は103億3百万円)となり、前連結会計年度末に比べ16億92百万円の減少となりました。
各キャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、3億98百万円の支出(前年同期は22億43百万円の収入)となりました。主な収入項目は、税金等調整前四半期純利益10億36百万円及び売上債権の減少額54億96百万円であり、主な支出項目は、仕入債務の減少額68億10百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、3億34百万円の支出(前年同期は1億97百万円の支出)となりました。主な支出項目は、有形固定資産の取得による支出2億79百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、9億58百万円の支出(前年同期は10億45百万円の支出)となりました。主な支出項目は、借入金の純減少額5億72百万円及び配当金の支払額2億94百万円であります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
特記すべき事項はありません。