四半期報告書-第33期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の財政状態につきましては、総資産が342億7百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億19百万円増加いたしました。一方、負債は103億57百万円となり、前連結会計年度末に比べ29億38百万円増加いたしました。また、純資産は238億50百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億18百万円減少いたしました。
②経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、堅調な企業業績や設備投資の拡大、雇用・所得環境の改善などを背景に、概ね緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、米中貿易摩擦が世界経済に与える影響など先行きについては不透明な状況も懸念されます。
このような状況のもと、当社グループにおける当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、半導体や車載関連向けを中心に概ね堅調に推移した結果、売上高135億96百万円(前年同期比5.6%減)、営業利益6億95百万円(同72.8%増)、経常利益9億79百万円(同118.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益6億73百万円(同133.0%増)となりました。
報告セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
[設計開発ソリューション事業]
設計開発ソリューション事業は、高付加価値製商品及びサービスの提供により、新規顧客開拓や既存顧客との関係強化を図るなど積極的な営業活動に努めてまいりました。主力商品の半導体設計用(EDA)ソフトウェアは、既存顧客からの受注や新規顧客開拓及び新規製品の販売が順調に推移いたしました。自社製CPUボードなどの組込み製品は、社会インフラ向けを中心に好調に推移いたしました。また、モデルベース開発は、自動車関連からの引き合い増加などにより収益性の向上が見られました。ガイオ・テクノロジー株式会社の組込みソフト検証ツール及びエンジニアリングサービスも、検証ツールの販売堅調と車載関連向けエンジニアリングサービスの需要増などにより引き続き好調に推移いたしました。アイティアクセス株式会社は、受託開発の原価低減により利益率の改善がみられたほか、新規事業である決済端末の需要が高まりました。一方、三栄ハイテックス株式会社のLSI設計受託ビジネスは、受託プロジェクトの開始時期の遅れにより一時的に稼働率が低下したことなどから前年同期実績には及びませんでした。
その結果、当事業の売上高は87億74百万円(前年同期比4.8%増)、セグメント利益は6億17百万円(同47.3%増)となりました。
[プロダクトソリューション事業]
プロダクトソリューション事業は、半導体メモリー市場、モバイルデバイス市場等の顧客を中心に当社グループのエンジニアリング力を活かし、高付加価値製商品及びサービスの提供、新規アプリケーションの開拓に注力するとともに、顧客ニーズに対応した製品の開発、商品の開拓に積極的に取り組んでまいりました。自社製テストシステムは、主にメモリーテスターの海外向け販売が伸長し前年同期実績を大幅に上回りました。STAr Technologies, Inc.は、テストシステムは前年同期実績には及ばなかったものの、顧客ファウンドリの需要増によりプローブカード販売が好調に推移いたしました。しかしながら、2017年11月に実施したハードディスクドライブ販売事業の譲渡の影響により、当事業の売上高は減少いたしました。
その結果、当事業の売上高は48億21百万円(同20.0%減)、セグメント利益は3億28百万円(同91.1%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、3億90百万円の減少(前年同期は5億53百万円の減少)となりました。これは、財務活動によって3億87百万円を得たものの、営業活動によって1億97百万円、投資活動によって5億29百万円をそれぞれ使用したためであります。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動の結果使用した資金は、1億97百万円(前年同期は5億46百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益を9億79百万円計上し、前受金が8億59百万円増加したものの、たな卸資産及び前渡金が21億13百万円増加したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動の結果使用した資金は、5億29百万円(前年同期比64.2%減)となりました。これは主に、無形固定資産の取得に2億83百万円、投資有価証券の取得に1億84百万円を支出したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動の結果得られた資金は、3億87百万円(同1.6%増)となりました。これは主に、自己株式の取得により13億44百万円を支出したものの、社債の発行により12億円、長期借入れにより5億円を得たことなどによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は4億64百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性
当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の財政状態につきましては、総資産が342億7百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億19百万円増加いたしました。一方、負債は103億57百万円となり、前連結会計年度末に比べ29億38百万円増加いたしました。また、純資産は238億50百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億18百万円減少いたしました。
②経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、堅調な企業業績や設備投資の拡大、雇用・所得環境の改善などを背景に、概ね緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、米中貿易摩擦が世界経済に与える影響など先行きについては不透明な状況も懸念されます。
このような状況のもと、当社グループにおける当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、半導体や車載関連向けを中心に概ね堅調に推移した結果、売上高135億96百万円(前年同期比5.6%減)、営業利益6億95百万円(同72.8%増)、経常利益9億79百万円(同118.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益6億73百万円(同133.0%増)となりました。
報告セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
[設計開発ソリューション事業]
設計開発ソリューション事業は、高付加価値製商品及びサービスの提供により、新規顧客開拓や既存顧客との関係強化を図るなど積極的な営業活動に努めてまいりました。主力商品の半導体設計用(EDA)ソフトウェアは、既存顧客からの受注や新規顧客開拓及び新規製品の販売が順調に推移いたしました。自社製CPUボードなどの組込み製品は、社会インフラ向けを中心に好調に推移いたしました。また、モデルベース開発は、自動車関連からの引き合い増加などにより収益性の向上が見られました。ガイオ・テクノロジー株式会社の組込みソフト検証ツール及びエンジニアリングサービスも、検証ツールの販売堅調と車載関連向けエンジニアリングサービスの需要増などにより引き続き好調に推移いたしました。アイティアクセス株式会社は、受託開発の原価低減により利益率の改善がみられたほか、新規事業である決済端末の需要が高まりました。一方、三栄ハイテックス株式会社のLSI設計受託ビジネスは、受託プロジェクトの開始時期の遅れにより一時的に稼働率が低下したことなどから前年同期実績には及びませんでした。
その結果、当事業の売上高は87億74百万円(前年同期比4.8%増)、セグメント利益は6億17百万円(同47.3%増)となりました。
[プロダクトソリューション事業]
プロダクトソリューション事業は、半導体メモリー市場、モバイルデバイス市場等の顧客を中心に当社グループのエンジニアリング力を活かし、高付加価値製商品及びサービスの提供、新規アプリケーションの開拓に注力するとともに、顧客ニーズに対応した製品の開発、商品の開拓に積極的に取り組んでまいりました。自社製テストシステムは、主にメモリーテスターの海外向け販売が伸長し前年同期実績を大幅に上回りました。STAr Technologies, Inc.は、テストシステムは前年同期実績には及ばなかったものの、顧客ファウンドリの需要増によりプローブカード販売が好調に推移いたしました。しかしながら、2017年11月に実施したハードディスクドライブ販売事業の譲渡の影響により、当事業の売上高は減少いたしました。
その結果、当事業の売上高は48億21百万円(同20.0%減)、セグメント利益は3億28百万円(同91.1%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、3億90百万円の減少(前年同期は5億53百万円の減少)となりました。これは、財務活動によって3億87百万円を得たものの、営業活動によって1億97百万円、投資活動によって5億29百万円をそれぞれ使用したためであります。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動の結果使用した資金は、1億97百万円(前年同期は5億46百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益を9億79百万円計上し、前受金が8億59百万円増加したものの、たな卸資産及び前渡金が21億13百万円増加したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動の結果使用した資金は、5億29百万円(前年同期比64.2%減)となりました。これは主に、無形固定資産の取得に2億83百万円、投資有価証券の取得に1億84百万円を支出したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動の結果得られた資金は、3億87百万円(同1.6%増)となりました。これは主に、自己株式の取得により13億44百万円を支出したものの、社債の発行により12億円、長期借入れにより5億円を得たことなどによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は4億64百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性
当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。