四半期報告書-第37期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の財政状態につきましては、総資産が42,396百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,855百万円増加いたしました。一方、負債は19,286百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,912百万円増加いたしました。また、純資産は23,110百万円となり、前連結会計年度末に比べ56百万円減少いたしました。
②経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策の緩和に伴い社会経済活動の正常化が徐々に進み、個人消費の回復などにより景気に持ち直しの動きがみられたものの、サプライチェーンの混乱による部材供給難、急激な円安の進行やウクライナ情勢等を背景とした資源価格の高騰や物価高が懸念されるなど、依然として予断を許さない状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループにおける当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、半導体設計関連や決済端末の販売が概ね堅調に推移したものの、主に自社製テストシステムの販売が前年同期実績には及ばなかったことなどから、売上高9,036百万円(前年同期比2.1%減)、営業利益343百万円(同57.8%減)、経常利益550百万円(同42.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益265百万円(同58.4%減)となりました。
報告セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
[テストソリューション事業]
テストソリューション事業は、半導体メモリー市場等の顧客を中心に当社グループのエンジニアリング力を活かし、高付加価値製品の提供に注力するとともに、顧客ニーズに対応した製品の開発、新規市場の開拓に積極的に取り組んでまいりました。当事業においては、半導体不足に伴う一部部材の長納期化や価格高騰の影響を受けましたが、設計変更による代替部品への切り替えや新規調達先開拓などの対応により影響の最小化に努めてまいりました。自社製テストシステムは、メモリー向けテスターの国内販売が堅調に推移したものの、海外向けの減少などにより、前年同期実績には及びませんでした。台湾のSTAr Technologies, Inc.は、プローブカードの需要が堅調に推移したものの、部材調達難や研究開発投資、事業拡大に伴う人員増などにより収益性は低下しました。
その結果、当事業の売上高は3,208百万円(前年同期比10.1%減)、セグメント利益は150百万円(同71.4%減)となりました。
[半導体設計関連事業]
半導体設計関連事業は、新型コロナウイルス感染症対策の緩和により社会経済活動の正常化が徐々に進んでいるなか、インターネット等を活用した営業活動に加え、対面での営業活動を徐々に再開し、売上拡大及び収益の安定化に努めてまいりました。主力商品の半導体設計用(EDA)ソフトウェアは、新規顧客への販売が増加したほか、既存顧客からの受注が伸長したことなどにより増収となりました。三栄ハイテックス株式会社のLSI設計受託ビジネスは、海外事業が増収となったことに加え、国内における主力顧客の需要も高水準が続いたことにより堅調に推移いたしました。また、株式会社モーデックのシミュレーションモデル製品販売や設計支援サービスも半導体や自動車関連向けを中心に概ね堅調に推移いたしました。
その結果、当事業の売上高は3,343百万円(前年同期比13.5%増)、セグメント利益は164百万円(同0.6%減)となりました。
[システム・サービス事業]
システム・サービス事業は、当社グループのエンジニアリング力を活かし、特徴ある製品の開発やサービスの提供に注力してまいりました。当事業においても、半導体不足やサプライチェーンの混乱等による一部部材の長納期化や価格の高騰が続いておりますが、先行手配や新規調達先開拓、代替部品への変更などの対応により影響の最小化に努め、また、引き続き感染防止対策を徹底した上で展示会へ出展するなど積極的な営業活動を行ってまいりました。アイティアクセス株式会社は、社会経済活動の正常化などに伴い決済端末の需要が回復し増収となりました。一方、自社製CPUボードやBOX型コンピューターなどの組込み製品は、一部部材調達の遅れなどにより減収となりました。ガイオ・テクノロジー株式会社は、自動車関連の需要が本格的な回復に至らないなか、車載向け組込みソフト検証ツール販売は堅調に推移したものの、エンジニアリングサービスが伸び悩み前年同期実績には及びませんでした。株式会社レグラスは、AIカメラシステムの量産販売が低迷し減収となりました。
その結果、当事業の売上高は2,484百万円(前年同期比8.4%減)、セグメント利益は191百万円(同43.1%減)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、458百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の財政状態につきましては、総資産が42,396百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,855百万円増加いたしました。一方、負債は19,286百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,912百万円増加いたしました。また、純資産は23,110百万円となり、前連結会計年度末に比べ56百万円減少いたしました。
②経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策の緩和に伴い社会経済活動の正常化が徐々に進み、個人消費の回復などにより景気に持ち直しの動きがみられたものの、サプライチェーンの混乱による部材供給難、急激な円安の進行やウクライナ情勢等を背景とした資源価格の高騰や物価高が懸念されるなど、依然として予断を許さない状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループにおける当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、半導体設計関連や決済端末の販売が概ね堅調に推移したものの、主に自社製テストシステムの販売が前年同期実績には及ばなかったことなどから、売上高9,036百万円(前年同期比2.1%減)、営業利益343百万円(同57.8%減)、経常利益550百万円(同42.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益265百万円(同58.4%減)となりました。
報告セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
[テストソリューション事業]
テストソリューション事業は、半導体メモリー市場等の顧客を中心に当社グループのエンジニアリング力を活かし、高付加価値製品の提供に注力するとともに、顧客ニーズに対応した製品の開発、新規市場の開拓に積極的に取り組んでまいりました。当事業においては、半導体不足に伴う一部部材の長納期化や価格高騰の影響を受けましたが、設計変更による代替部品への切り替えや新規調達先開拓などの対応により影響の最小化に努めてまいりました。自社製テストシステムは、メモリー向けテスターの国内販売が堅調に推移したものの、海外向けの減少などにより、前年同期実績には及びませんでした。台湾のSTAr Technologies, Inc.は、プローブカードの需要が堅調に推移したものの、部材調達難や研究開発投資、事業拡大に伴う人員増などにより収益性は低下しました。
その結果、当事業の売上高は3,208百万円(前年同期比10.1%減)、セグメント利益は150百万円(同71.4%減)となりました。
[半導体設計関連事業]
半導体設計関連事業は、新型コロナウイルス感染症対策の緩和により社会経済活動の正常化が徐々に進んでいるなか、インターネット等を活用した営業活動に加え、対面での営業活動を徐々に再開し、売上拡大及び収益の安定化に努めてまいりました。主力商品の半導体設計用(EDA)ソフトウェアは、新規顧客への販売が増加したほか、既存顧客からの受注が伸長したことなどにより増収となりました。三栄ハイテックス株式会社のLSI設計受託ビジネスは、海外事業が増収となったことに加え、国内における主力顧客の需要も高水準が続いたことにより堅調に推移いたしました。また、株式会社モーデックのシミュレーションモデル製品販売や設計支援サービスも半導体や自動車関連向けを中心に概ね堅調に推移いたしました。
その結果、当事業の売上高は3,343百万円(前年同期比13.5%増)、セグメント利益は164百万円(同0.6%減)となりました。
[システム・サービス事業]
システム・サービス事業は、当社グループのエンジニアリング力を活かし、特徴ある製品の開発やサービスの提供に注力してまいりました。当事業においても、半導体不足やサプライチェーンの混乱等による一部部材の長納期化や価格の高騰が続いておりますが、先行手配や新規調達先開拓、代替部品への変更などの対応により影響の最小化に努め、また、引き続き感染防止対策を徹底した上で展示会へ出展するなど積極的な営業活動を行ってまいりました。アイティアクセス株式会社は、社会経済活動の正常化などに伴い決済端末の需要が回復し増収となりました。一方、自社製CPUボードやBOX型コンピューターなどの組込み製品は、一部部材調達の遅れなどにより減収となりました。ガイオ・テクノロジー株式会社は、自動車関連の需要が本格的な回復に至らないなか、車載向け組込みソフト検証ツール販売は堅調に推移したものの、エンジニアリングサービスが伸び悩み前年同期実績には及びませんでした。株式会社レグラスは、AIカメラシステムの量産販売が低迷し減収となりました。
その結果、当事業の売上高は2,484百万円(前年同期比8.4%減)、セグメント利益は191百万円(同43.1%減)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、458百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。