四半期報告書-第96期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染拡大に対して「感染拡大抑止最優先」により経済活動が制限され、大幅なマイナス成長に至った最悪期を脱しつつあるものの、感染再拡大への懸念から下押し圧力は残っており、景気回復のペースは緩やかなものにとどまっています。「感染拡大抑止と経済活動維持との両立」を図ったことにより、輸出・生産は中国や米国向けを中心に回復への動きが見受けられました。業種別では、半導体関連事業や自動車関連事業が、コロナ禍前の水準に回復するには至らないものの持ち直しつつありました。一方、設備投資に関しては、新型コロナウイルスを巡る不透明感が高く、おしなべて慎重な姿勢が続いています。
このような状況のもと当社グループは、創業100周年(2021年)に向けた第二次中期経営計画『Sincerity to 100』の基本的な考え方である「対面営業、課題解決型の提案営業の充実・拡大を図ると同時に顧客の業務効率化ニーズにも対応できるインフラを整備・活用する。」との方針は堅持しつつ、従業員及び顧客の安全と健康確保を最優先命題に感染リスク対策に万全を尽くしながら、新規出店及び新規顧客獲得、顧客深耕、新規商品投入及び重点取扱商品拡大等の重点施策を、営業活動に工夫を重ねて推進し、企業価値の一層の向上に取り組んでまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間は、売上高297億5百万円(前年同期比10.8%減)、経常利益17億84百万円(前年同期比22.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益12億6百万円(前年同期比19.9%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
①東部
東部では、新型コロナウイルス感染拡大の中、製鉄関連や自動車、半導体関連の不調が長引いていましたが、一部の自動車関連や半導体関連に回復の兆しが見えてきており部材等の調達が進みました。しかし、営業の訪問は規制をかけられており、思うような営業活動はできず、全体として低調に推移いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は70億85百万円(前年同期比12.3%減)、セグメント利益3億62百万円(前年同期比21.7%減)となりました。
②中部
中部では、新型コロナウイルス感染症に伴う生産活動の縮小と設備投資の抑制の影響を受け、主要業界の自動車業界、鉄鋼業界、工作機械業界、航空業界で大きく落ち込む結果となりました。一方、半導体、電子業界は好調を維持、鉄鋼業界、自動車業界の一部では回復の兆しは見られましたが、全体的に低調に推移いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は81億35百万円(前年同期比12.7%減)、セグメント利益は3億78百万円(前年同期比30.3%減)となりました。
③西部
西部では、自動車業界、鉄鋼業界、半導体業界において回復に向けての動きがあるものの、新型コロナウイルス感染症の長期化により、製造業全般における生産稼働率の低下、設備投資の抑制、企業における従業員の出社制限などがあり、全体としては低調に推移いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は137億46百万円(前年同期比9.0%減)、セグメント利益は7億37百万円(前年同期比22.8%減)となりました。
④海外
海外では、新型コロナウイルスの感染拡大により世界的に厳しい状況が続いておりますが、主力国のひとつである中国では回復の動きが顕著であり、増加傾向で推移いたしました。しかし、韓国などのその他の主力国は依然回復の足取りが鈍く、輸出全体としては低調に推移いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は7億37百万円(前年同期比8.9%減)、セグメント利益は60百万円(前年同期比7.2%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間末における総資産は373億14百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億78百万円増加しております。これは主に現金及び預金が6億53万円増加、投資有価証券が7億5百万円増加する一方、受取手形及び売掛金が1億86百万円減少、電子記録債権が1億60百万円減少したためであります。負債は58億14百万円となり前連結会計年度末に比べ3億71百万円増加しております。これは主に買掛金が5億72百万円増加、繰延税金負債が2億46百万円増加する一方、未払法人税等が3億58百万円、未払費用が1億91百万円減少したためであります。純資産は314億99百万円となり前連結会計年度末に比べ4億6百万円増加しております。これは利益剰余金が4億67百万円増加、その他有価証券評価差額金が4億80百万円増加する一方、自己株式の取得により自己株式が5億40百万円減少したためであります。
(2) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染拡大に対して「感染拡大抑止最優先」により経済活動が制限され、大幅なマイナス成長に至った最悪期を脱しつつあるものの、感染再拡大への懸念から下押し圧力は残っており、景気回復のペースは緩やかなものにとどまっています。「感染拡大抑止と経済活動維持との両立」を図ったことにより、輸出・生産は中国や米国向けを中心に回復への動きが見受けられました。業種別では、半導体関連事業や自動車関連事業が、コロナ禍前の水準に回復するには至らないものの持ち直しつつありました。一方、設備投資に関しては、新型コロナウイルスを巡る不透明感が高く、おしなべて慎重な姿勢が続いています。
このような状況のもと当社グループは、創業100周年(2021年)に向けた第二次中期経営計画『Sincerity to 100』の基本的な考え方である「対面営業、課題解決型の提案営業の充実・拡大を図ると同時に顧客の業務効率化ニーズにも対応できるインフラを整備・活用する。」との方針は堅持しつつ、従業員及び顧客の安全と健康確保を最優先命題に感染リスク対策に万全を尽くしながら、新規出店及び新規顧客獲得、顧客深耕、新規商品投入及び重点取扱商品拡大等の重点施策を、営業活動に工夫を重ねて推進し、企業価値の一層の向上に取り組んでまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間は、売上高297億5百万円(前年同期比10.8%減)、経常利益17億84百万円(前年同期比22.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益12億6百万円(前年同期比19.9%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
①東部
東部では、新型コロナウイルス感染拡大の中、製鉄関連や自動車、半導体関連の不調が長引いていましたが、一部の自動車関連や半導体関連に回復の兆しが見えてきており部材等の調達が進みました。しかし、営業の訪問は規制をかけられており、思うような営業活動はできず、全体として低調に推移いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は70億85百万円(前年同期比12.3%減)、セグメント利益3億62百万円(前年同期比21.7%減)となりました。
②中部
中部では、新型コロナウイルス感染症に伴う生産活動の縮小と設備投資の抑制の影響を受け、主要業界の自動車業界、鉄鋼業界、工作機械業界、航空業界で大きく落ち込む結果となりました。一方、半導体、電子業界は好調を維持、鉄鋼業界、自動車業界の一部では回復の兆しは見られましたが、全体的に低調に推移いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は81億35百万円(前年同期比12.7%減)、セグメント利益は3億78百万円(前年同期比30.3%減)となりました。
③西部
西部では、自動車業界、鉄鋼業界、半導体業界において回復に向けての動きがあるものの、新型コロナウイルス感染症の長期化により、製造業全般における生産稼働率の低下、設備投資の抑制、企業における従業員の出社制限などがあり、全体としては低調に推移いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は137億46百万円(前年同期比9.0%減)、セグメント利益は7億37百万円(前年同期比22.8%減)となりました。
④海外
海外では、新型コロナウイルスの感染拡大により世界的に厳しい状況が続いておりますが、主力国のひとつである中国では回復の動きが顕著であり、増加傾向で推移いたしました。しかし、韓国などのその他の主力国は依然回復の足取りが鈍く、輸出全体としては低調に推移いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は7億37百万円(前年同期比8.9%減)、セグメント利益は60百万円(前年同期比7.2%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間末における総資産は373億14百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億78百万円増加しております。これは主に現金及び預金が6億53万円増加、投資有価証券が7億5百万円増加する一方、受取手形及び売掛金が1億86百万円減少、電子記録債権が1億60百万円減少したためであります。負債は58億14百万円となり前連結会計年度末に比べ3億71百万円増加しております。これは主に買掛金が5億72百万円増加、繰延税金負債が2億46百万円増加する一方、未払法人税等が3億58百万円、未払費用が1億91百万円減少したためであります。純資産は314億99百万円となり前連結会計年度末に比べ4億6百万円増加しております。これは利益剰余金が4億67百万円増加、その他有価証券評価差額金が4億80百万円増加する一方、自己株式の取得により自己株式が5億40百万円減少したためであります。
(2) 研究開発活動
該当事項はありません。