四半期報告書-第24期第3四半期(令和1年5月1日-令和1年7月31日)

【提出】
2019/09/13 11:13
【資料】
PDFをみる
【項目】
25項目
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(2018年11月1日から2019年7月31日)におけるわが国経済は、堅調な雇用・所得環境等から緩やかな景気回復基調が続きました。
一方、米中貿易摩擦の激化による世界経済の減速懸念や、今後の消費税率の引き上げによる消費への影響など、景気の先行きは不透明な状況となりました。
外食産業におきましては、原材料価格の高止まりや労働需給ひっ迫に伴う人件費の上昇に加え、中食市場の伸長もあり、引き続き厳しい環境が続いております。
このような環境のなか、当社グループは、より新鮮でおいしく安全なお食事をしていただけるよう、さまざまな取り組みをしてまいりました。2019年3月より高級な旬の食材をお届けする「旬の極みシリーズ」をスタートいたしました。「国産天然くえ」や「厚切り桜鯛」、「厚切り藁焼き初鰹」、「炙りたてうなぎ」など、当社が10年以上にわたり関係を築いた100以上の漁業協同組合との連携により、新鮮な食材を、おいしく栄養価の高い「旬」の季節ごとに提案してまいります。
また、2019年7月にはくら寿司店舗において、お客様のスマートフォンを使って商品をお選びいただける「スマホdeくら」のサービスを開始いたしました。お客様のスマートフォンアプリがタッチパネルと連動し、多言語対応したメニューから商品の注文が出来るうえ、順番待ち時間に事前にご注文いただくと、着席後に座席登録するだけで自動注文する機能が付いております。また、スマートフォンアプリから麺類やデザートなどのサイドメニューをご注文いただくことにより、景品が当たるゲーム「ビッくらポン!」がご注文500円(税抜)ごとに遊べるようになりました。お客様のご来店をもっと楽しく快適にするため順次導入してまいります。
店舗開発につきましては、国内17店舗、米国4店舗、台湾4店舗の計25店舗を出店いたしました。米国、台湾とも引き続き戦略的な出店を行い、日本の食文化の海外発信に努めてまいります。
当第3四半期連結会計期間末の店舗数は、全て直営で478店舗(「無添蔵」4店舗、「くら天然魚市場」1店舗、米国21店舗、台湾18店舗を含む)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,005億70百万円、経常利益43億64百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は26億20百万円となりました。
なお、当社グループは飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産総額は、617億1百万円となり、前連結会計年度末と比較して26億33百万円の増加となりました。これは、主に売掛金が4億17百万円、原材料及び貯蔵品が3億98百万円、有形固定資産が20億33百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末と比較して74百万円減少し、197億18百万円となりました。これは、主に買掛金が2億74百万円、短期借入金が2億94百万円、未払金が1億92百万円増加した一方で、未払法人税等が8億45百万円減少したこと等によるものであります。
純資産につきましては、利益剰余金が20億28百万円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して27億8百万円増加し、419億83百万円となりました。
(3)事業上及び財政上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。