四半期報告書-第55期第3四半期(令和1年9月1日-令和1年11月30日)

【提出】
2020/01/14 9:55
【資料】
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【項目】
27項目
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2019年3月1日~2019年11月30日)におけるわが国の経済は、輸出を中心に弱さが続いているものの、雇用・所得環境の改善が続くなかで全体としては緩やかな回復基調が続いていました。しかしながら、通商問題の動向や中国経済の先行き等による海外経済の不確実性、また、消費税率引上げによる消費者マインドの動向等により、不透明な状況にありました。
このような状況の中、当社グループは経営理念である「しあわせ社会学の確立と実践」のもと、主力事業である定期便(コレクション)事業の収益力改善と次代を担う新たな事業の育成に取り組んでまいりました。
定期便(コレクション)事業では、引き続き顧客との共感をベースにした価値の提供と継続的な関係性を軸としたクラスターマーケティングへの転換を進めており、当第3四半期連結累計期間も顧客との関係性を重視したマーケティング・コミュニケーションを実施してまいりました。
当第3四半期連結累計期間におきましては、「Sunny clouds(サニークラウズ)」や「Live in comfort(リブ イン コンフォート)」、「IEDIT(イディット)」、「MEDE19F(メデ・ジュウキュウ)」といったファッションブランドの受注が引き続き好調に推移し、売上げも前年同期を上回りました。また、水族館等の施設や国内外人気キャラクターとのコラボレーションによって誕生した雑貨商品の受注も好調に推移し、売上げも前年同期に比べて伸長いたしました。
定期便(コレクション)事業全体におきましては、新規・復活顧客の獲得数が前年同期を上回ったことや顧客の購入単価が上昇したことにより、当第3四半期連結累計期間の売上げは前年同期に比べて増加いたしました。
新規事業分野では、当社の保有リソースや資産を活用した物流及びEC支援事業が前年同期に比べて売上げを大きく伸長させました。また、当社の定期便プラットフォームに取引先事業者が出品・出稿できる「FELISSIMO PARTNERS(フェリシモパートナーズ)」事業の売上げも前年同期に比べて伸長しましたが、その他の事業の売上げが減少したため、新規事業分野全体の売上げは前年同期を下回りました。
これらの活動の結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高は20,926百万円(前年同期比 0.3%増)となり、前年同期とほぼ同額となりました。また、返品調整引当金繰入額及び戻入額調整後の売上総利益は11,248百万円(前年同期比 0.6%増)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、配送単価の上昇に伴う販売費の増加や減価償却費等の設備費が増加したことにより、11,151百万円(前年同期比 1.5%増)となりました。これらの結果、営業利益は97百万円(前年同期比 48.5%減)となりました。
営業外損益では、受取利息等による営業外収益を75百万円計上した一方、為替差損等による営業外費用を16百万円計上したことにより、経常利益は156百万円(前年同期比 59.2%減)となりました。税金等調整前四半期純利益は164百万円(前年同期比 57.1%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は158百万円(前年同期比 57.8%減)となりました。
② 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比べ504百万円増加し、31,163百万円となりました。これは主に季節的要因による売掛金の増加241百万円及び商品の増加473百万円に対して、現金及び預金の減少が627百万円となったことによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末と比べ353百万円増加し、14,203百万円となりました。これは主に季節的要因による支払手形及び買掛金の増加308百万円及び賞与引当金の増加156百万円に対して、支払信託の減少233百万円となったことによるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ151百万円増加し、16,959百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等による利益剰余金の増加123百万円となったことによるものであります。
(2)経営方針、経営戦略並びに事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営戦略並びに事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。