四半期報告書-第58期第2四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2022年3月1日~2022年8月31日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続いている中、ワクチン接種の普及や各種政策の効果により、段階的に経済活動が再開に向かいました。しかしながら、オミクロン株による感染症再拡大の影響に加え、各国の金融政策等による急激な円安、原油価格や原材料価格の高騰等、依然として先行きが不透明な状況が続いておりました。
このような経営環境の中、当社グループは経営理念である「しあわせ社会学の確立と実践」のもと、主力事業である定期便事業におきましては、顧客基盤の強化と次代を担う新たなブランドの育成に取り組んでまいりました。顧客基盤強化の一環として、既存のファッションブランド「Live in comfort(リブインコンフォート)」が、ぽんわりパンツ、シューティ等のヒット商品を開発し、安定した売上げを確保しました。また新たなブランドの育成として、ファッション雑貨ブランド「frauglatt(フラウグラット)」や、インテリアブランド「am&be(アンビィ)」、生活雑貨ブランドの「SeeMONO(シーモノ)」等のマーケティング活動を積極的に実施し、ブランド認知度を高めたことにより、これらの新たなブランドの売上げが前年同期比で上回りました。一方、春先が寒冷であったため春物ファッション商品の受注に影響が出たことに加え、3月下旬に発生した中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)に伴う商品調達の遅れが影響し、顧客への出荷数が減少しました。これらの結果として、平均購入単価は前年同期と同様に高い水準で推移したものの、のべ顧客数が前年同期に比べ減少したことにより売上げが減少しました。
新規事業分野におきましては、当社の定期便プラットフォームに取引先事業者が出品・出稿できる「FELISSIMO PARTNERS(フェリシモパートナーズ)」事業において、「産地直送マルシェ」、全農との共同事業「純農」ブランドの受注が好調に推移したことにより、取扱高は前年同期に比べ増加しましたが、収益認識に関する会計基準等の適用に伴い、関連事業売上を純額計上したことが大きく影響し、売上高が減少しました。
これらの活動の結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの売上高は16,066百万円(前年同期比4.9%減)となり、差引売上総利益は8,625百万円(前年同期比 5.8%減)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、売上高の減少に伴う商品送料や業務手数料等が減少したものの、顧客基盤の強化とブランドの育成を目的とした広告費を積極的に投入したことなどにより8,185百万円(前年同期比 0.5%減)となりました。これらの結果、営業利益は439百万円(前年同期比 52.7%減)となりました。
営業外損益では、為替差益等による営業外収益を292百万円計上したことにより、経常利益は732百万円(前年同期比 30.9%減)となりました。税金等調整前四半期純利益は732百万円(前年同期比 31.6%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は622百万円(前年同期比 33.4%減)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細については、「第4経理の状況 1.四半期連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)」をご参照ください。
② 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比べ354百万円減少し、31,571百万円となりました。これは主に満期償還により有価証券が1,000百万円減少した一方で、現金及び預金が536百万円、社債の新規購入により投資有価証券が517百万円それぞれ増加したほか、季節変動により売掛金が251百万円、減価償却が進んだことにより有形固定資産及び無形固定資産が170百万円それぞれ減少したことによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末と比べ680百万円減少し、11,694百万円となりました。これは主に決済手段を支払手形から変更したこと等により電子記録債務が119百万円増加した一方で、季節変動により支払信託が434百万円、設備費等の支払いにより未払金が506百万円それぞれ減少したことによるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ326百万円増加し、19,877百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益を622百万円計上したことに対し、収益認識に関する会計基準等を当連結会計年度より適用したことにより期首利益剰余金が203百万円減少したほか、利益剰余金の配当106百万円を行ったことにより利益剰余金が312百万円増加したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて228百万円増加し、10,933百万円となりました。
営業活動の結果増加した資金は340百万円(前年同期比 70.7%減)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上732百万円、減価償却費の計上324百万円及び売上債権の減少251百万円に対し、仕入債務の減少223百万円、未払金の減少188百万円及び為替差益の計上187百万円となったことによるものであります。
投資活動の結果減少した資金は2百万円(前年同期比 99.9%減)となりました。これは主に有価証券の償還による収入1,000百万円に対し、投資有価証券の取得による支出521百万円、有形固定資産の取得による支出130百万円及び無形固定資産の取得による支出342百万円となったことによるものであります。
財務活動の結果減少した資金は109百万円(前年同期比 2.8%増)となりました。これは主に配当金の支払いによるものであります。
(2)経営方針、経営戦略並びに事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営戦略並びに事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。
① 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2022年3月1日~2022年8月31日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続いている中、ワクチン接種の普及や各種政策の効果により、段階的に経済活動が再開に向かいました。しかしながら、オミクロン株による感染症再拡大の影響に加え、各国の金融政策等による急激な円安、原油価格や原材料価格の高騰等、依然として先行きが不透明な状況が続いておりました。
このような経営環境の中、当社グループは経営理念である「しあわせ社会学の確立と実践」のもと、主力事業である定期便事業におきましては、顧客基盤の強化と次代を担う新たなブランドの育成に取り組んでまいりました。顧客基盤強化の一環として、既存のファッションブランド「Live in comfort(リブインコンフォート)」が、ぽんわりパンツ、シューティ等のヒット商品を開発し、安定した売上げを確保しました。また新たなブランドの育成として、ファッション雑貨ブランド「frauglatt(フラウグラット)」や、インテリアブランド「am&be(アンビィ)」、生活雑貨ブランドの「SeeMONO(シーモノ)」等のマーケティング活動を積極的に実施し、ブランド認知度を高めたことにより、これらの新たなブランドの売上げが前年同期比で上回りました。一方、春先が寒冷であったため春物ファッション商品の受注に影響が出たことに加え、3月下旬に発生した中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)に伴う商品調達の遅れが影響し、顧客への出荷数が減少しました。これらの結果として、平均購入単価は前年同期と同様に高い水準で推移したものの、のべ顧客数が前年同期に比べ減少したことにより売上げが減少しました。
新規事業分野におきましては、当社の定期便プラットフォームに取引先事業者が出品・出稿できる「FELISSIMO PARTNERS(フェリシモパートナーズ)」事業において、「産地直送マルシェ」、全農との共同事業「純農」ブランドの受注が好調に推移したことにより、取扱高は前年同期に比べ増加しましたが、収益認識に関する会計基準等の適用に伴い、関連事業売上を純額計上したことが大きく影響し、売上高が減少しました。
これらの活動の結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの売上高は16,066百万円(前年同期比4.9%減)となり、差引売上総利益は8,625百万円(前年同期比 5.8%減)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、売上高の減少に伴う商品送料や業務手数料等が減少したものの、顧客基盤の強化とブランドの育成を目的とした広告費を積極的に投入したことなどにより8,185百万円(前年同期比 0.5%減)となりました。これらの結果、営業利益は439百万円(前年同期比 52.7%減)となりました。
営業外損益では、為替差益等による営業外収益を292百万円計上したことにより、経常利益は732百万円(前年同期比 30.9%減)となりました。税金等調整前四半期純利益は732百万円(前年同期比 31.6%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は622百万円(前年同期比 33.4%減)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細については、「第4経理の状況 1.四半期連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)」をご参照ください。
② 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比べ354百万円減少し、31,571百万円となりました。これは主に満期償還により有価証券が1,000百万円減少した一方で、現金及び預金が536百万円、社債の新規購入により投資有価証券が517百万円それぞれ増加したほか、季節変動により売掛金が251百万円、減価償却が進んだことにより有形固定資産及び無形固定資産が170百万円それぞれ減少したことによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末と比べ680百万円減少し、11,694百万円となりました。これは主に決済手段を支払手形から変更したこと等により電子記録債務が119百万円増加した一方で、季節変動により支払信託が434百万円、設備費等の支払いにより未払金が506百万円それぞれ減少したことによるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ326百万円増加し、19,877百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益を622百万円計上したことに対し、収益認識に関する会計基準等を当連結会計年度より適用したことにより期首利益剰余金が203百万円減少したほか、利益剰余金の配当106百万円を行ったことにより利益剰余金が312百万円増加したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて228百万円増加し、10,933百万円となりました。
営業活動の結果増加した資金は340百万円(前年同期比 70.7%減)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上732百万円、減価償却費の計上324百万円及び売上債権の減少251百万円に対し、仕入債務の減少223百万円、未払金の減少188百万円及び為替差益の計上187百万円となったことによるものであります。
投資活動の結果減少した資金は2百万円(前年同期比 99.9%減)となりました。これは主に有価証券の償還による収入1,000百万円に対し、投資有価証券の取得による支出521百万円、有形固定資産の取得による支出130百万円及び無形固定資産の取得による支出342百万円となったことによるものであります。
財務活動の結果減少した資金は109百万円(前年同期比 2.8%増)となりました。これは主に配当金の支払いによるものであります。
(2)経営方針、経営戦略並びに事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営戦略並びに事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。