四半期報告書-第57期第3四半期(令和3年9月1日-令和3年11月30日)

【提出】
2022/01/14 11:32
【資料】
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【項目】
35項目
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2021年3月1日~2021年11月30日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大による厳しい状況が依然として続く一方で、緊急事態宣言の解除により個人消費については持ち直しの動きがみられました。
このような経営環境の中、当社グループは経営理念である「しあわせ社会学の確立と実践」のもと、主力事業である定期便事業の構造強化と次代を担う新たな事業の育成に取り組んでまいりました。
当第3四半期連結累計期間、主力事業である定期便事業におきましては、自社開発商品が大きな反響を呼び、新規顧客の獲得に貢献いたしました。また、顧客の定期便継続利用を促進するため、継続購入型の商品提案を積極的に進めたことにより、継続顧客数は前年同期に比べて増加いたしました。各ブランドの商品売上げについては、「MEDE19F(メデ・ジュウキュウ)」や「avecmoi(アヴェクモワ)」といった新しいファッションブランドの売上げが前年同期に比べて大きく伸長いたしました。また、ヨガ気分ブラやフラットブラが好調だったインナーブランド「flufeel(フラフィール)」や、西陣織の技術から生まれた京織で仕立てたがま口などが好評いただいたファッションと雑貨のブランド「el:ment(エル:メント)」の売上げも、前年同期に比べて増加いたしました。生活雑貨商品では、「予防家事」という新習慣を提案するハウスキーピングブランド「Once a day(ワンスアデイ)」や、カラフルで楽しい柄ものをそろえたオリジナル商品ブランド「ガラフル」の売上げが好調に推移いたしました。また、SNS上で大きな反響を呼んだ「人懐っこいプテラノドンタオル」や「ハムスターのボックスティッシュカバー」など、個性あふれる商品を展開する「YOU+MORE!(ユーモア)」の売上げも、前年同期比で増加いたしました。
新規事業分野におきましては、当社の定期便プラットフォームに取引先事業者が出品・出稿できる「FELISSIMO PARTNERS(フェリシモパートナーズ)」事業において、新鮮な果物やスイーツなどを産地直送でお届けする「産地直送マルシェ」のウェブ受注を本格的に開始したことにより、売上げが前年同期に比べて大きく伸長いたしました。また、当社の保有リソースや資産を活用した他社の物流やECを支援する事業の売上げについても、前年同期に比べて増加いたしました。
これらの活動の結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高は25,102百万円(前年同期比 2.6%増)となりました。返品調整引当金繰入額及び戻入額調整後の売上総利益は、13,552百万円(前年同期比 2.1%増)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、出荷件数の増加に伴い商品送料等の販売費が増加したことや、新規顧客の獲得および顧客との継続関係を強化するための各種施策を実施したことにより広告費が増加いたしました。また、本社新社屋の建設によって減価償却費が増加したことにより、販売費及び一般管理費は12,474百万円(前年同期比 3.3%増)となりました。これらの結果、営業利益は1,078百万円(前年同期比 9.4%減)となりました。
営業外損益では、為替差益等による営業外収益を231百万円計上したことにより、経常利益は1,306百万円(前年同期比 13.1%増)となりました。これらの結果、税金等調整前四半期純利益は1,322百万円(前年同期比 15.5%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,130百万円(前年同期比 20.7%増)となりました。
② 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比べ4,492百万円減少し、31,231百万円となりました。これは主に長期借入金の返済及び前連結会計年度の本社新社屋建設に係る債務の支払い等による現金及び預金の減少が4,877百万円となったことによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末と比べ5,501百万円減少し、12,160百万円となりました。これは主に返済期日到来による1年内返済予定の長期借入金の減少が3,000百万円及び前連結会計年度の本社新社屋建設に係る債務の支払い等による未払金の減少が2,752百万円となったことによるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ1,009百万円増加し、19,070百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上1,130百万円に対し、剰余金の配当106百万円を行ったこと等により利益剰余金の増加が1,031百万円となったことによるものであります。
(2)経営方針、経営戦略並びに事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営戦略並びに事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。