四半期報告書-第58期第1四半期(令和4年3月1日-令和4年5月31日)

【提出】
2022/07/14 12:57
【資料】
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【項目】
35項目
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2022年3月1日~2022年5月31日)におけるわが国の経済は、3月にまん延防止等重点措置が全面解除されたことで経済活動が正常化に向かい、景気は一時持ち直しの動きが見られました。しかしながら、未だ新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、ロシアによるウクライナ侵攻等の地政学的リスクの高まり、資源の価格高騰や供給面での制約、原油高等の影響により、依然として先行き不透明な状況が続いておりました。
このような経営環境の中、当社グループは経営理念である「しあわせ社会学の確立と実践」のもと、主力事業である定期便事業におきましては、顧客基盤の強化と次代を担う新たなブランドの育成に取り組んでまいりました。顧客基盤強化の一環として、購買経験顧客への再購入の促進に取り組み、期間内の顧客を増加させました。また新たなブランドの育成として、ファッション雑貨ブランド「frauglatt(フラウグラット)」や、生活雑貨ブランドの「SeeMONO(シーモノ)」等のマーケティング活動を積極的に実施し、ブランド認知度を高めたことにより、売上げが前年同期比で上回りました。さらに、鉄道会社や人気キャラクターとのコラボ商品が話題となった「猫部」、ミュージアムグッズを企画販売している「フェリシモミュージアム部」は、「部活動」の取り組みが各種メディアに取り上げられたことにより、売上げも前年同期比で好調に推移いたしました。一方、春先が寒冷であったため春物ファッション商品の受注に影響が出たことに加え、3月下旬に発生した中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)に伴う商品調達の遅れが影響し、顧客への出荷が遅延しました。これらの結果として、平均購入単価は前年同期と同様に高い水準で推移したものの、のべ顧客数が前年同期に比べ減少したことにより売上げが減少しました。
新規事業分野におきましては、当社の定期便プラットフォームに取引先事業者が出品・出稿できる「FELISSIMO PARTNERS(フェリシモパートナーズ)」事業の売上げが前年同期に比べ増加しましたが、「収益認識に関する会計基準」等の適用に伴い、関与した事業について売上高を純額として計上したことが大きく影響し、売上げが減少しました。
これらの活動の結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの売上高は7,964百万円(前年同期比 8.4%減)となり、差引売上総利益は4,252百万円(前年同期比 9.2%減)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、売上高の減少に伴う商品送料や業務手数料等が減少したことにより、4,136百万円(前年同期比 1.9%減)となりました。これらの結果、営業利益は116百万円(前年同期比 75.3%減)となりました。
営業外損益では、為替差益等による営業外収益を148百万円計上したことにより、経常利益は264百万円(前年同期比 53.1%減)となりました。税金等調整前四半期純利益は264百万円(前年同期比 54.0%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は200百万円(前年同期比 56.4%減)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細については、「第4経理の状況 1.四半期連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)」をご参照ください。
② 財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比べ389百万円減少し、31,536百万円となりました。これは主に現金及び預金の減少407百万円によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末と比べ298百万円減少し、12,075百万円となりました。これは主に賞与引当金の増加174百万円に対し、未払金の減少524百万円となったことによるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ90百万円減少し、19,461百万円となりました。これは主に利益剰余金の減少109百万円によるものであります。
(2)経営方針、経営戦略並びに事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営戦略並びに事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更等はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。