四半期報告書-第32期第1四半期(平成30年9月1日-平成30年11月30日)
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(平成30年9月1日~平成30年11月30日)における国内経済は、相次ぐ自然災害を背景にした消費者マインドの低下及びインバウンド需要の減少があったものの、平成30年10月以降は個人消費も回復が見られ緩やかに持ち直しつつあります。一方、世界経済に目を向けると、依然として米国を中心とした貿易摩擦の深刻化の懸念があり、中国における景気の減速が顕著となっているものの、全体として緩やかな景気回復傾向が続きました。
また、国内眼鏡小売市場(視力矯正眼鏡)は、平成28年3月以降、前年同期比マイナスの傾向が継続しており、足元は引き続き弱含みに推移しております。
このような市場環境の中で、当社グループのアイウエア事業では、経営課題として掲げている商品ラインアップの多様化及び接客力、店舗オペレーション力の向上などの取り組みを継続的に推進しております。
また国内アイウエア事業において更なる成長を実現していくために、イノベーティブなプロダクトの開発やショールーミング化をはじめとした店舗オペレーションの効率化に注力しております。店舗戦略につきましては、ショッピングモール形態での出店を継続しながらも郊外ロードサイドへの出店を加速し、更なる店舗基盤の強化に努めてまいりました。
なお、前連結会計年度まで当社の非連結子会社でありました台灣睛姿股份有限公司につきましては、重要性が増したため、当第1四半期連結会計期間より連結の範囲に含めており、報告セグメントは「海外アイウエア事業」であります。
店舗展開につきましては、当第1四半期連結会計期間末におけるアイウエア専門ショップの店舗数は、国内直営店362店舗、海外直営店164店舗(中国136店舗、台湾22店舗、香港1店舗、米国5店舗)の合計526店舗となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は既存店売上高が好調だったこと等により13,506百万円(前年同期比15.5%増)となり、営業利益は売上高の増加に伴い売上総利益が増加したこと及び広告宣伝費を前期と比べて使用しなかったこと等により1,005百万円(前年同期比83.6%増)、経常利益900百万円(前年同期比111.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益501百万円(前年同期比201.0%増)となりました。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
セグメント業績の概況
〈国内アイウエア事業〉
国内アイウエア事業につきましては、秋冬物の新作として発売した「Classic」シリーズやイタリアを代表する建築家Michele De Lucchi(ミケーレ・デ・ルッキ)氏と協業した「JINS×Michele De Lucchi」といった商品を展開するとともに、好評につき第2弾を発売した英国リバティ社との「LIBERTY PRINT」、フランスの石鹸ブランド2社との「JINS×LE BAIGNEUR(ル・ベヌール)」「JINS×Senteur et Beaute(サンタール・エ・ボーテ)」を始めとしたコラボレーション商品が好評を博し、売上を牽引しました。
店舗展開につきましては、概ね計画通りに進捗し、国内直営店舗数は362店舗(出店13店舗、退店なし)となりました。
以上の結果、国内アイウエア事業の業績は、売上高10,389百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益1,037百万円(前年同期比75.9%増)となりました。
〈海外アイウエア事業〉
海外アイウエア事業につきましては、中国においては、出店数及び既存店売上高は順調に増加しておりますが、為替環境が見込みより元安だったこと等により利益の押し下げ要因となりました。
当第1四半期連結会計期間より連結の範囲に追加いたしました台湾においては、平成27年11月の台湾1号店の出店から順調に伸長しております。
香港においては、平成30年9月に香港特別行政区九龍区に香港1号店を出店しました。これにより、出店費用が先行して発生しております。
米国においては、引き続き既存店売上高の高成長が継続していることから出店を再開し、平成30年8月にカリフォルニア州トーランス市に新店を出店しました。
店舗展開につきましては、中国直営店136店舗(出店8店舗、退店2店舗)、台湾直営店22店舗(出店1店舗、退店なし)、香港直営店1店舗(出店1店舗、退店なし)、米国直営店5店舗(出店1店舗、退店なし)の合計164店舗となりました。
以上の結果、海外アイウエア事業の業績は、売上高2,571百万円(前年同期比57.2%増)、営業利益35百万円(前年同期比34.4%減)となりました。
〈雑貨事業〉
雑貨事業を取り巻く環境は、引き続き通販サイト及び中古市場の台頭等により厳しさが増しており、市況の変化に対応できるよう店舗オペレーション及び商品戦略の見直しを行い、業績の回復に注力してまいります。
店舗につきましては、メンズ雑貨専門ショップ21店舗(出店、退店なし)、レディス雑貨専門ショップ19店舗(出店、退店なし)となっております。
以上の結果、雑貨事業の業績は、売上高545百万円(前年同期比3.2%減)、営業損失66百万円(前年同期は営業損失95百万円)となりました。
財政状態の分析
(イ)資産
流動資産は、16,129百万円となり、前連結会計年度末に比べ637百万円増加いたしました。
これは主に、商品及び製品が894百万円増加したことによるものであります。
固定資産は、16,465百万円となり、前連結会計年度末に比べ518百万円増加いたしました。
これは主に、新規出店等に伴い建物及び構築物等の有形固定資産が860百万円増加したことによるものであります。
以上により、総資産は32,649百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,149百万円増加いたしました。
(ロ)負債
流動負債は、10,004百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,552百万円増加いたしました。
これは主に、短期借入金が1,937百万円増加したことによるものであります。
固定負債は、3,612百万円となり、前連結会計年度末に比べ273百万円増加いたしました。
これは主に、新規出店に伴いリース債務が267百万円増加したことによるものであります。
以上により、負債合計は13,617百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,825百万円増加いたしました。
(ハ)純資産
純資産合計は、19,032百万円となり、前連結会計年度末に比べ675百万円減少いたしました。
これは主に、配当金の支払い1,150百万円があったことによるものであります。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(平成30年9月1日~平成30年11月30日)における国内経済は、相次ぐ自然災害を背景にした消費者マインドの低下及びインバウンド需要の減少があったものの、平成30年10月以降は個人消費も回復が見られ緩やかに持ち直しつつあります。一方、世界経済に目を向けると、依然として米国を中心とした貿易摩擦の深刻化の懸念があり、中国における景気の減速が顕著となっているものの、全体として緩やかな景気回復傾向が続きました。
また、国内眼鏡小売市場(視力矯正眼鏡)は、平成28年3月以降、前年同期比マイナスの傾向が継続しており、足元は引き続き弱含みに推移しております。
このような市場環境の中で、当社グループのアイウエア事業では、経営課題として掲げている商品ラインアップの多様化及び接客力、店舗オペレーション力の向上などの取り組みを継続的に推進しております。
また国内アイウエア事業において更なる成長を実現していくために、イノベーティブなプロダクトの開発やショールーミング化をはじめとした店舗オペレーションの効率化に注力しております。店舗戦略につきましては、ショッピングモール形態での出店を継続しながらも郊外ロードサイドへの出店を加速し、更なる店舗基盤の強化に努めてまいりました。
なお、前連結会計年度まで当社の非連結子会社でありました台灣睛姿股份有限公司につきましては、重要性が増したため、当第1四半期連結会計期間より連結の範囲に含めており、報告セグメントは「海外アイウエア事業」であります。
店舗展開につきましては、当第1四半期連結会計期間末におけるアイウエア専門ショップの店舗数は、国内直営店362店舗、海外直営店164店舗(中国136店舗、台湾22店舗、香港1店舗、米国5店舗)の合計526店舗となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は既存店売上高が好調だったこと等により13,506百万円(前年同期比15.5%増)となり、営業利益は売上高の増加に伴い売上総利益が増加したこと及び広告宣伝費を前期と比べて使用しなかったこと等により1,005百万円(前年同期比83.6%増)、経常利益900百万円(前年同期比111.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益501百万円(前年同期比201.0%増)となりました。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
セグメント業績の概況
〈国内アイウエア事業〉
国内アイウエア事業につきましては、秋冬物の新作として発売した「Classic」シリーズやイタリアを代表する建築家Michele De Lucchi(ミケーレ・デ・ルッキ)氏と協業した「JINS×Michele De Lucchi」といった商品を展開するとともに、好評につき第2弾を発売した英国リバティ社との「LIBERTY PRINT」、フランスの石鹸ブランド2社との「JINS×LE BAIGNEUR(ル・ベヌール)」「JINS×Senteur et Beaute(サンタール・エ・ボーテ)」を始めとしたコラボレーション商品が好評を博し、売上を牽引しました。
店舗展開につきましては、概ね計画通りに進捗し、国内直営店舗数は362店舗(出店13店舗、退店なし)となりました。
以上の結果、国内アイウエア事業の業績は、売上高10,389百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益1,037百万円(前年同期比75.9%増)となりました。
〈海外アイウエア事業〉
海外アイウエア事業につきましては、中国においては、出店数及び既存店売上高は順調に増加しておりますが、為替環境が見込みより元安だったこと等により利益の押し下げ要因となりました。
当第1四半期連結会計期間より連結の範囲に追加いたしました台湾においては、平成27年11月の台湾1号店の出店から順調に伸長しております。
香港においては、平成30年9月に香港特別行政区九龍区に香港1号店を出店しました。これにより、出店費用が先行して発生しております。
米国においては、引き続き既存店売上高の高成長が継続していることから出店を再開し、平成30年8月にカリフォルニア州トーランス市に新店を出店しました。
店舗展開につきましては、中国直営店136店舗(出店8店舗、退店2店舗)、台湾直営店22店舗(出店1店舗、退店なし)、香港直営店1店舗(出店1店舗、退店なし)、米国直営店5店舗(出店1店舗、退店なし)の合計164店舗となりました。
以上の結果、海外アイウエア事業の業績は、売上高2,571百万円(前年同期比57.2%増)、営業利益35百万円(前年同期比34.4%減)となりました。
〈雑貨事業〉
雑貨事業を取り巻く環境は、引き続き通販サイト及び中古市場の台頭等により厳しさが増しており、市況の変化に対応できるよう店舗オペレーション及び商品戦略の見直しを行い、業績の回復に注力してまいります。
店舗につきましては、メンズ雑貨専門ショップ21店舗(出店、退店なし)、レディス雑貨専門ショップ19店舗(出店、退店なし)となっております。
以上の結果、雑貨事業の業績は、売上高545百万円(前年同期比3.2%減)、営業損失66百万円(前年同期は営業損失95百万円)となりました。
財政状態の分析
(イ)資産
流動資産は、16,129百万円となり、前連結会計年度末に比べ637百万円増加いたしました。
これは主に、商品及び製品が894百万円増加したことによるものであります。
固定資産は、16,465百万円となり、前連結会計年度末に比べ518百万円増加いたしました。
これは主に、新規出店等に伴い建物及び構築物等の有形固定資産が860百万円増加したことによるものであります。
以上により、総資産は32,649百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,149百万円増加いたしました。
(ロ)負債
流動負債は、10,004百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,552百万円増加いたしました。
これは主に、短期借入金が1,937百万円増加したことによるものであります。
固定負債は、3,612百万円となり、前連結会計年度末に比べ273百万円増加いたしました。
これは主に、新規出店に伴いリース債務が267百万円増加したことによるものであります。
以上により、負債合計は13,617百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,825百万円増加いたしました。
(ハ)純資産
純資産合計は、19,032百万円となり、前連結会計年度末に比べ675百万円減少いたしました。
これは主に、配当金の支払い1,150百万円があったことによるものであります。