四半期報告書-第20期第3四半期(平成29年9月1日-平成29年11月30日)

【提出】
2018/01/12 10:27
【資料】
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【項目】
21項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、人手不足を背景とした雇用及び所得環境の改善が進み、企業収益の改善も継続するなど緩やかな景気回復傾向にある一方、海外経済の不確実性や地政学的リスクの高まりによる影響が懸念されるなど、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
外食産業におきましては、継続的な人件費の上昇に加え一部商材の更なる価格上昇の影響が懸念され、少子高齢化や働き方改革などの社会構造の変化を背景とした消費嗜好の多様化による業種・業態を越えた顧客獲得競争が一層激化するなど、取り巻く環境は引き続き厳しいものとなっております。
このような状況のもと、「中期経営計画(2016年~2018年)」の2年目となる当事業年度におきましては、「リーディングカンパニーとしての地位確立」を年度方針に定め、断然ダントツのサービスレベル実現を目指した取り組みを推進しております。
その一環として実施しております本部での集合研修によるクルー(アルバイト)教育や品質・衛生管理の強化といったQ・S・C・Aの磨き上げ、スポーツイベント等における確実な集客が奏功し、当第3四半期累計期間の既存店の対前年比につきましては、売上高100.0%、客数101.5%となりました。
店舗につきましては、4月27日、ビル建替えのため一時休業しておりましたHUBブランド2店舗(上野店、渋谷2号店)を同時に再出店し、この結果当社は100店舗の規模に到達いたしました。さらに、HUBブランド2店舗(チョムチョム秋葉原店、西武新宿駅前店)を新規に出店し、当第3四半期末現在における店舗数は103店舗となりました。
これらの結果、当第3四半期累計期間の売上高は8,216百万円(前年同期比9.0%増)、営業利益は577百万円(前年同期比15.2%増)、経常利益は577百万円(前年同期比15.1%増)、四半期純利益は387百万円(前年同期比20.9%増)となりました。
当社は、昭和55年の創業以来、英国PUBの文化を日本に広めることにより、日本の暮らし・社会をより一層豊かなものにするとの創業者(故 中内 㓛 氏)の想いを実現すべく、「感動文化創造事業」を展開してまいりました。そして、平成29年11月27日、当社は株式会社東京証券取引所の承認を受け、平成29年12月4日をもちまして、当社株式が東京証券取引所市場第二部から同市場第一部銘柄に指定されることとなりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べて485百万円増加し、5,600百万円となりました。
流動資産は前事業年度末に比べて298百万円増加し、2,204百万円となりました。これは主に現金及び預金が増加したことによるものであります。
固定資産は前事業年度末に比べて187百万円増加し、3,395百万円となりました。これは主に有形固定資産が増加したことによるものであります。
負債は前事業年度末に比べて230百万円増加し、1,877百万円となりました。これは主に未払法人税等、賞与引当金及び未払費用が増加したことによるものであります。
純資産は前事業年度末に比べて255百万円増加し、3,723百万円となりました。これは主に配当金の支払により131百万円減少したものの、四半期純利益387百万円を計上したことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。