四半期報告書-第21期第3四半期(平成30年9月1日-平成30年11月30日)

【提出】
2019/01/11 15:39
【資料】
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【項目】
21項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景とした緩やかな回復基調で推移したものの、海外経済の不確実性の高まりや物価上昇等による消費意欲の不安定さなどから、景気の先行きは依然として不透明な状況のまま推移いたしました。
外食産業におきましては、労働需給逼迫による人件費や物流費の上昇に加え、働き方改革などの社会構造の変化や消費嗜好の多様化等による業種業態を越えた顧客獲得競争が一層激化するなど、引き続き厳しい経営環境となりました。
このような状況のもと、「中期経営計画(2016年~2018年)」の最終年度となる当事業年度におきましては、「変革せよ。変革を迫られる前に~Change before you have to.~」を年度方針に定め、従業員一人ひとりが現状の殻を打ち破り、お客様をワクワクドキドキさせ続けるアイデアを店舗から創出し、真にイノベーションが起こる風土の醸成を目指した取り組みを推進いたしました。また、原材料価格及び人件費の上昇が常態化した社会環境のもと業種業態を問わず多くの企業で値上げの動きがみられるなか、当年6月よりHUBブランド、10月より82(エイティトゥ)ブランドにおきまして、ワンコイン(500円)以下でお買い求めいただける高品質・低価格なメニューをドリンク・フード共に大幅に拡充することにより、さらにリーズナブルな価格で、より一層選ぶ楽しみを充実させたメニューラインナップといたしましたところ、お客様から大変ご好評をいただきました。さらに、6~7月に実施し大きな盛り上がりをみせたスポーツイベント、早い時間帯での飲酒需要の積極的な取り込み、当社初となるプロ野球チームやラグビートップリーグチームとのタイアップ、店舗毎の特性を精査し更なる効率的な店舗運営の実現を図った一部店舗の営業時間変更等の施策が奏功し、当第3四半期累計期間の既存店対前年同期比につきましては、売上高102.5%、客数102.7%となりました。
一方、常態化している原材料価格及び人件費の上昇や当第3四半期会計期間における悪天候による売上高減等により、利益面においては厳しい影響を受けることになりました。
店舗につきましては、「HUB仙台マーブルロード店」、「HUB飯田橋東口店」を出店し、当第3四半期会計期間末現在における店舗数は106店舗となりました。
これらの結果、当第3四半期累計期間の売上高は8,664百万円(前年同期比5.4%増)、営業利益は538百万円(前年同期比6.8%減)、経常利益は538百万円(前年同期比6.8%減)、四半期純利益は357百万円(前年同期比7.7%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べて112百万円増加し、5,723百万円となりました。
流動資産は前事業年度末に比べて126百万円増加し、2,375百万円となりました。これは主に現金及び預金が増加したことによるものであります。
固定資産は前事業年度末に比べて14百万円減少し、3,348百万円となりました。これは主に減価償却等に伴い有形固定資産が減少したことによるものであります。
負債は前事業年度末に比べて98百万円減少し、1,679百万円となりました。これは主に賞与引当金及び買掛金が増加したものの、未払法人税等及び未払金が減少したことによるものであります。
純資産は前事業年度末に比べて211百万円増加し、4,044百万円となりました。これは主に配当金の支払により146百万円減少したものの、四半期純利益357百万円を計上したことによるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。