四半期報告書-第19期第2四半期(令和1年6月1日-令和1年8月31日)

【提出】
2019/10/10 16:06
【資料】
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【項目】
35項目
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業業績や雇用環境の改善を背景に景気は緩やかな回復基調が続いてまいりましたが、米中貿易摩擦の影響など海外の政治動向は不確実性を増しており、景気の先行きは不透明な状況で推移しております。
外食業界におきましては、依然として消費者の節約志向が続く中で、原材料価格の上昇や人材不足による人件費関連コストの上昇も続いており、厳しい経営環境となっております。
このような環境のもと、当社グループでは、飲食事業において直営既存店のリニューアルに注力するとともに、「博多かわ屋」のフランチャイズ事業の推進に注力いたしました。また、10月以降には消費増税も控えていることから、新規出店を抑制し既存店のサービス強化や組織体制の見直しに取り組みました。直営店の出退店におきましては、1店舗を新規出店し、8店舗をリニューアルするとともに、2店舗を閉店いたしました。これらにより、2019年8月末日現在の業態数及び店舗数は、74業態149店舗(国内147店舗、海外2店舗)となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は7,062百万円(前年同期比5.6%減)、営業損失は34百万円(前年同期は営業損失31百万円)となりました。また、不動産事業の新規案件の長期借入金において、支払金利の固定化を図り金利上昇リスクをヘッジするために締結している金利スワップ契約の評価損を計上したことなどから、経常損失は101百万円(前年同期は経常利益11百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は88百万円(前年同期は四半期純損失20百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 飲食事業
既存店のリニューアル及び原価、人件費のコストコントロールに注力するとともに、組織体制の見直しに着手いたしました。新規出店といたしましては、2019年3月に「八光(ハチミツ)」(京都市中京区)を新規オープンいたしました。リニューアルでは、2019年3月に直営の飲食店ビル「G-SEVEN(ジーセブン)豊田」(愛知県豊田市)内の5店舗を一斉リニューアルし、「北海道バル MOU MOU(モーモー)」、「芋蔵GIRI(イモゾウギリ)」、「吟醸マグロ豊田店」、「金べこ(キンベコ)」、「頂(イタダキ)」をオープンするとともに、同月に「LEAF GREENS(リーフグリーンズ)」(埼玉県志木市)を「月のうさぎ」に、5月に「PELLICANO(ペリカーノ)」(静岡市葵区)を「MOU MOU バル(モーモーバル)」に、6月に「SARUBARUSA(サルバルサ)」(愛知県豊橋市)を「Mou Mou Cafe(モーモーカフェ)豊橋店」にリニューアルオープンいたしました。また、「燦家(サンヤ)大曽根店」(名古屋市北区)、「猿Cafe(サルカフェ)名駅桜通店」(名古屋市中村区)を閉店いたしました。
その結果、飲食事業における売上高は6,400百万円(前年同期比6.7%減)、営業利益は288百万円(同15.3%減)となりました。
② 不動産事業
テナントビル「ダイヤモンドウェイ」や「G-SEVENS刈谷」、「jG金山」などの賃貸収入が安定的な収益に寄与いたしました。その結果、不動産事業における売上高は1,024百万円(前年同期比2.6%増)、営業利益は98百万円(同19.9%増)となりました。
③ ブライダル事業
前連結会計年度に改装いたしました名古屋ルーセントタワー別棟のレストランウェディング施設「LA ETERNITA(ラ・エテルニータ)」(名古屋市西区)を中心に受注件数の増加に取り組みました。その結果、ブライダル事業における売上高は333百万円(前年同期比3.1%増)、営業損失は8百万円(前年同期は営業損失13百万円)となりました。
④ その他の事業
販促制作事業及び卸売業等のその他の事業における売上高は444百万円(前年同期比0.4%減)、営業利益は12百万円(同14.6%減)となりました。
(2) 財政状態
当第2四半期連結会計期間末における総資産は12,077百万円(前連結会計年度末比758百万円増加)となり、負債は9,676百万円(同665百万円増加)、純資産は2,400百万円(同92百万円増加)となりました。
流動資産につきましては、前連結会計年度末に比べ381百万円増加し1,769百万円となりました。これは、現金及び預金が249百万円、売掛金が55百万円、商品及び製品が35百万円、それぞれ増加したことなどが主な要因であります。
固定資産につきましては、前連結会計年度末に比べ378百万円増加し10,289百万円となりました。これは、建設仮勘定の増加に伴い有形固定資産が363百万円増加したことなどが主な要因であります。
繰延資産につきましては、社債発行費が2百万円減少し18百万円となりました。
流動負債につきましては、前連結会計年度末に比べ395百万円増加し3,265百万円となりました。これは、買掛金が210百万円、短期借入金が249百万円、それぞれ増加したことなどが主な要因であります。
固定負債につきましては、前連結会計年度末に比べ269百万円増加し6,410百万円となりました。これは、長期借入金が222百万円、社債が30百万円、それぞれ増加したことなどが主な要因であります。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ92百万円増加し2,400百万円となりました。これは主に、資本金が新株予約権の権利行使により98百万円、資本剰余金が新株予約権の権利行使及び海外子会社株式の追加取得により92百万円それぞれ増加し、四半期純損失の計上及び剰余金の配当により利益剰余金が101百万円減少したことなどが主な要因であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが317百万円の資金増(前年同期比7.6%減)、投資活動によるキャッシュ・フローが686百万円(同166.6%増)の資金減、財務活動によるキャッシュ・フローが618百万円の資金増(前年同期は208百万円の資金減)となりました。
その結果、当第2四半期連結会計期間末の資金残高は786百万円となり、前連結会計年度末の537百万円に比べ249百万円増加しております。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は317百万円(前年同期比7.6%減)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失を88百万円、非資金項目である減価償却費を325百万円、のれん償却額を18百万円、金利スワップ評価損を83百万円それぞれ計上したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は686百万円(前年同期比166.6%増)となりました。これは主に、不動産事業における有形固定資産の取得による支出が724百万円あったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、増加した資金は618百万円(前年同期は208百万円の資金減)となりました。これは主に、短期借入金の純増額が249百万円、長期借入れによる収入が734百万円、新株予約権の行使による株式の発行による収入が194百万円、長期借入金の返済による支出が545百万円あったことなどによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
特記すべき事項はありません。