四半期報告書-第19期第3四半期(令和1年9月1日-令和1年11月30日)

【提出】
2020/01/14 16:10
【資料】
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【項目】
35項目
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業業績や雇用環境の改善を背景に景気は緩やかな回復基調が続いてまいりましたが、消費増税による消費マインドへの影響が懸念されることに加え、米中貿易摩擦や英国のEU離脱による影響など海外の政治動向は不確実性を増しており、景気の先行きは不透明な状況で推移しております。
外食業界におきましては、依然として消費者の節約志向が続く中で、原材料価格の上昇や人材不足による人件費関連コストの上昇も続いており、厳しい経営環境となっております。
このような環境のもと、当社グループでは、飲食事業において直営既存店のリニューアルに注力するとともに、「博多かわ屋」のフランチャイズ事業の推進に注力いたしました。また、消費増税後の景気動向を見極めるため、新規出店を抑制し既存店のサービス強化や組織体制の見直しに取り組みました。直営店の出退店におきましては、2店舗を新規出店し、8店舗をリニューアルするとともに、4店舗を閉店いたしました。これらにより、2019年11月末日現在の業態数及び店舗数は、74業態149店舗(国内146店舗、海外3店舗)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は10,242百万円(前年同期比7.1%減)、営業損失は211百万円(前年同期は営業損失223百万円)となりました。また、不動産事業の新規案件の長期借入金において、支払金利の固定化を図り金利上昇リスクをヘッジするために締結している金利スワップ契約の評価損を計上したことなどから、経常損失は224百万円(前年同期は経常損失161百万円)となり、保険解約返戻金を特別利益に計上したことなどから、親会社株主に帰属する四半期純損失は141百万円(前年同期は四半期純損失191百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 飲食事業
既存店のリニューアル及び原価、人件費のコストコントロールに注力するとともに、組織体制の見直しに着手いたしました。新規出店といたしましては、2019年3月に「八光(ハチミツ)」(京都市中京区)を新規オープンいたしました。また、11月にスペインバルセロナに「大治郎」をオープンいたしました。リニューアルでは、2019年3月に直営の飲食店ビル「G-SEVEN(ジーセブン)豊田」(愛知県豊田市)内の5店舗を一斉リニューアルし、「北海道バル MOU MOU(モーモー)」、「芋蔵GIRI(イモゾウギリ)」、「吟醸マグロ豊田店」、「金べこ(キンベコ)」、「頂(イタダキ)」をオープンするとともに、同月に「LEAF GREENS(リーフグリーンズ)」(埼玉県志木市)を「月のうさぎ」に、5月に「PELLICANO(ペリカーノ)」(静岡市葵区)を「MOU MOU バル(モーモーバル)」に、6月に「SARUBARUSA(サルバルサ)」(愛知県豊橋市)を「Mou Mou Cafe(モーモーカフェ)豊橋店」にリニューアルオープンいたしました。また、「燦家(サンヤ)大曽根店」(名古屋市北区)、「猿Cafe(サルカフェ)名駅桜通店」(名古屋市中村区)、「芋蔵(イモゾウ)金山店」(名古屋市熱田区)、「静岡パルシェビアガーデン」(静岡市葵区)を閉店いたしました。
その結果、飲食事業における売上高は9,210百万円(前年同期比8.5%減)、営業利益は313百万円(同2.5%減)となりました。
② 不動産事業
テナントビル「ダイヤモンドウェイ」や「jG金山」などの賃貸収入が安定的な収益に寄与いたしました。その結果、不動産事業における売上高は1,526百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益は132百万円(同3.5%増)となりました。
③ ブライダル事業
前連結会計年度に改装いたしました名古屋ルーセントタワー別棟のレストランウェディング施設「LA ETERNITA(ラ・エテルニータ)」(名古屋市西区)を中心に受注件数の増加に取り組みました。その結果、ブライダル事業における売上高は560百万円(前年同期比13.5%増)、営業利益は1百万円(前年同期は営業損失14百万円)となりました。
④ その他の事業
販促制作事業及び卸売業等のその他の事業における売上高は560百万円(前年同期比17.7%減)、営業損失は0百万円(前年同期は営業利益25百万円)となりました。
(2) 財政状態
当第3四半期連結会計期間末における総資産は11,769百万円(前連結会計年度末比450百万円増加)となり、負債は9,346百万円(同335百万円増加)、純資産は2,423百万円(同115百万円増加)となりました。
流動資産につきましては、前連結会計年度末に比べ147百万円増加し1,535百万円となりました。これは、売掛金が77百万円、商品及び製品が52百万円、それぞれ増加したことなどが主な要因であります。
固定資産につきましては、前連結会計年度末に比べ306百万円増加し10,217百万円となりました。これは、建設仮勘定の増加に伴い有形固定資産が477百万円増加したことなどが主な要因であります。
繰延資産につきましては、社債発行費が3百万円減少し16百万円となりました。
流動負債につきましては、前連結会計年度末に比べ153百万円増加し3,024百万円となりました。これは、買掛金が88百万円、短期借入金が237百万円それぞれ増加し、1年内返済予定の長期借入金が92百万円、未払法人税等が61百万円それぞれ減少したことなどが主な要因であります。
固定負債につきましては、前連結会計年度末に比べ181百万円増加し6,322百万円となりました。これは、長期借入金が226百万円増加したことなどが主な要因であります。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ115百万円増加し2,423百万円となりました。これは主に、資本金が新株予約権の権利行使により144百万円、資本剰余金が新株予約権の権利行使及び海外子会社株式の追加取得により138百万円それぞれ増加し、四半期純損失の計上及び剰余金の配当により利益剰余金が168百万円減少したことなどが主な要因であります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
特記すべき事項はありません。