四半期報告書-第19期第1四半期(平成31年3月1日-令和1年5月31日)

【提出】
2019/07/11 15:16
【資料】
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【項目】
33項目
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業業績や雇用環境の改善を背景に景気は緩やかな回復基調が続いてまいりましたが、米中貿易摩擦の影響など海外の政治動向は不確実性を増しており、景気の先行きは不透明な状況で推移しております。
外食業界におきましては、依然として消費者の節約志向が続く中で、原材料価格の上昇や人材不足による人件費関連コストの上昇も続いており、厳しい経営環境となっております。
このような環境のもと、当社グループでは、飲食事業において、「光蔵(ミツクラ)」や「Mou Mou Cafe(モーモーカフェ)」、「ほろほろ」などの新業態が好調に推移していることから、直営既存店のリニューアルに注力するとともに、「博多かわ屋」のフランチャイズ事業の推進に注力いたしました。直営店の出退店におきましては、1店舗を新規出店し、7店舗をリニューアルするとともに、1店舗を閉店いたしました。これらにより、2019年5月末日現在の業態数及び店舗数は、75業態150店舗(国内148店舗、海外2店舗)となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は3,579百万円(前年同期比5.2%減)、営業損失は23百万円(前年同期は営業利益28百万円)、経常損失は48百万円(前年同期は経常利益41百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は38百万円(前年同期は四半期純利益22百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 飲食事業
原価及び人件費のコストコントロールに注力するとともに、既存店のリニューアルに取り組みました。
新規出店といたしましては、2019年3月に「八光(ハチミツ)」(京都市中京区)を新規オープンいたしました。リニューアルでは、2019年3月に直営の飲食店ビル「G-SEVEN(ジーセブン)豊田」(愛知県豊田市)内の5店舗を一斉リニューアルし、「北海道バル MOU MOU(モーモー)」、「芋蔵GIRI(イモゾウギリ)」、「吟醸マグロ豊田店」、「金べこ(キンベコ)」、「頂(イタダキ)」をオープンするとともに、同月に「LEAF GREENS(リーフグリーンズ)」(埼玉県志木市)を「月のうさぎ」に、5月に「PELLICANO(ペリカーノ)」(静岡市葵区)を「MOU MOU バル(モーモーバル)」にリニューアルオープンいたしました。また、「燦家(サンヤ)大曽根店」(名古屋市北区)を閉店いたしました。
その結果、飲食事業における売上高は3,236百万円(前年同期比6.2%減)、営業利益は150百万円(同31.4%減)となりました。
② 不動産事業
テナントビル「ダイヤモンドウェイ」や「G-SEVENS刈谷」、「jG金山」などの賃貸収入が安定的な収益に寄与いたしました。その結果、不動産事業における売上高は505百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は43百万円(同0.3%減)となりました。
③ ブライダル事業
前連結会計年度に改装いたしました名古屋ルーセントタワー別棟のレストランウェディング施設「LA ETERNITA(ラ・エテルニータ)」(名古屋市西区)を中心に受注件数の増加に取り組みました。その結果、婚礼件数が増加いたしましたが、当第1四半期の法人宴会が微減となったこと等により、ブライダル事業における売上高は172百万円(前年同期比3.3%減)、営業損失は0百万円(前年同期は営業利益0百万円)となりました。
④ その他の事業
販促制作事業及び卸売業等のその他の事業における売上高は229百万円(前年同期比2.4%増)、営業利益は5百万円(同33.0%減)となりました。
(2) 財政状態
当第1四半期連結会計期間末における総資産は11,364百万円(前連結会計年度末比45百万円増加)となり、負債は8,961百万円(同49百万円減少)、純資産は2,403百万円(同94百万円増加)となりました。
流動資産につきましては、前連結会計年度末に比べ総額で187百万円減少し1,200百万円となりました。これは、現金及び預金が328百万円減少し、売掛金が76百万円増加したことなどが主な要因であります。
固定資産につきましては、前連結会計年度末に比べ234百万円増加し10,145百万円となりました。これは、不動産事業の設備投資等により有形固定資産が220百万円増加したことなどが主な要因であります。
繰延資産につきましては、社債発行費が前連結会計年度末に比べ1百万円減少し18百万円となりました。
流動負債につきましては、前連結会計年度末に比べ180百万円減少し2,689百万円となりました。これは、買掛金が52百万円、短期借入金が32百万円それぞれ増加し、1年内返済予定の長期借入金が82百万円、未払金が58百万円、未払法人税等が71百万円、それぞれ減少したことなどが主な要因であります。
固定負債につきましては、前連結会計年度末に比べ131百万円増加し6,272百万円となりました。これは、長期借入金が131百万円増加したことなどが主な要因であります。
純資産につきましては、新株予約権の権利行使により資本金76百万円、資本剰余金が新株予約権の権利行使及び海外子会社株式の追加取得により70百万円それぞれ増加し、利益剰余金が52百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ94百万円増加し2,403百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
特記すべき事項はありません。