四半期報告書-第43期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかに拡大しているものの、海外経済の動向や消費税率引き上げの影響など、依然として先行き不透明な状態が続いております。
消費者金融業界におきましては、大手各社における新規成約件数は引き続き安定して推移しており、これに伴い営業貸付金残高も緩やかに増加しております。一方、業界最大の事業リスクである利息返還請求については、ピーク時からは大きく減少しているものの、足元においては、未だ注視が必要な状況が続いております。
このような環境のもと、当社グループにおきましては、経営の重要課題である利息返還請求へ対応しつつ、金融事業の多角化やグループ全体での営業アセットの拡大に努め、「安全性」「収益性」「成長性」のバランスを重視した経営に取り組んでおります。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの営業収益は93,192百万円(前年同期比8.3%増)となりました。その主な内訳といたしましては、営業貸付金利息が53,363百万円(前年同期比8.9%増)、包括信用購入あっせん収益が13,176百万円(前年同期比8.7%増)、信用保証収益が11,323百万円(前年同期比9.3%増)、買取債権回収高が1,293百万円(前年同期比3.0%減)、償却債権取立益が5,210百万円(前年同期比6.6%増)となっております。
営業費用につきましては、6,265百万円増加の81,686百万円(前年同期比8.3%増)となりました。その主な要因といたしましては、営業アセットの増加などにより、貸倒引当金繰入額が5,171百万円増加の27,626百万円(前年同期比23.0%増)となったことなどによるものであります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの営業利益は11,506百万円(前年同期比8.3%増)、経常利益は12,225百万円(前年同期比7.4%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、非支配株主に帰属する四半期純損失939百万円を計上した結果、11,749百万円(前年同期比10.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(アイフル株式会社)
[ローン事業]
ローン事業につきましては、テレビCMやWEBを中心とした効果的な広告展開のほか、チャットサービスの機能拡充などによるお客様へのサービス向上に取り組み、新規成約件数や営業貸付金残高の増加に努めております。
当第3四半期連結累計期間における当社の無担保ローン新規成約件数は15万2千件(前年同期比0.6%増)、成約率は43.2%(前年同期比2.6ポイント減)となりました。
その結果、当第3四半期連結会計期間末における無担保ローンの営業貸付金残高は408,703百万円(前期末比7.7%増)、有担保ローンの営業貸付金残高は7,322百万円(前期末比21.3%減)、事業者ローンの営業貸付金残高は8,172百万円(前期末比3.2%増)、ローン事業全体の営業貸付金残高は424,198百万円(前期末比7.0%増)となりました(債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金24,576百万円が含まれております。)。
[信用保証事業]
信用保証事業につきましては、個人及び事業者の与信ノウハウや独立系の強みを活かし、保証残高拡大に向けた商品の多様化や新規保証提携の推進に取り組んでまいりました。
その結果、当第3四半期連結会計期間末における個人向け無担保ローンの支払承諾見返残高は93,186百万円(前期末比17.4%増)、事業者向け無担保ローンの支払承諾見返残高は29,871百万円(前期末比11.4%減)となりました。
なお、事業者向け無担保ローンの支払承諾見返残高のうち14,464百万円はビジネクスト株式会社への保証によるものであります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における当社の営業収益は57,354百万円(前年同期比7.4%増)、営業利益は9,097百万円(前年同期比9.9%増)、経常利益は10,026百万円(前年同期比11.1%増)、四半期純利益は10,065百万円(前年同期比12.2%増)となりました。
(ライフカード株式会社)
[包括信用購入あっせん事業]
包括信用購入あっせん事業につきましては、アフィリエイト広告の積極展開や病院・大学との提携カード発行などによる入会申込の拡大に努めるとともに、利用限度額の増額推進や法人・個人事業主向けのサービス拡充など、カード会員の利便性向上に取り組んでまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間における取扱高は609,562百万円(前年同期比8.8%増)、当第3四半期連結会計期間末における包括信用購入あっせん事業に係る割賦売掛金残高は108,377百万円(前期末比4.0%増)となりました(債権の流動化によりオフバランスとなった割賦売掛金3,005百万円が含まれております。)。
[カードキャッシング事業]
カードキャッシング事業における、当第3四半期連結会計期間末の営業貸付金残高は30,749百万円(前期末比3.3%減)となりました(債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金1,340百万円が含まれております。)。
[信用保証事業]
信用保証事業につきましては、個人及び事業者の与信ノウハウや独立系の強みを活かし、保証残高拡大に向けた商品の多様化や新規保証提携の推進に取り組んでまいりました。
その結果、当第3四半期連結会計期間末における個人向け無担保ローンの支払承諾見返残高は22,591百万円(前期末比5.4%増)、事業者向け無担保ローンの支払承諾見返残高は1,620百万円(前期末比0.1%増)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるライフカード株式会社の営業収益は25,605百万円(前年同期比5.6%増)、営業利益は3,357百万円(前年同期比16.6%増)、経常利益は3,456百万円(前年同期比14.9%増)、四半期純利益は2,416百万円(前年同期比6.1%増)となりました。
(AIRA & AIFUL Public Company Limited)
タイ王国の無担保ローンマーケットは、経済成長に伴う消費拡大により引き続き拡大しております。このような中、AIRA & AIFUL Public Company Limitedにおきましては、債権ポートフォリオの良質化を図るため、優良顧客の獲得に取り組んでまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間における営業収益は4,856百万円(前年同期比13.8%増)となり、営業損失は736百万円(前年同期は758百万円の営業損失)、経常損失は707百万円(前年同期は755百万円の経常損失)、四半期純損失は817百万円(前年同期は755百万円の四半期純損失)となりました。
(その他)
当第3四半期連結累計期間における報告セグメントに含まれない連結子会社3社(ビジネクスト株式会社、アストライ債権回収株式会社、AGキャピタル株式会社)の営業収益は5,562百万円(前年同期比29.4%増)、営業損失は96百万円(前年同期は299百万円の営業損失)、経常利益は445百万円(前年同期比195.6%増)、四半期純利益は201百万円(前年同期は203百万円の四半期純損失)となりました。
② 財政状態
当第3四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末に比べ63,284百万円増加の823,872百万円(前期末比8.3%増)となりました。増加の主な要因は、無担保ローンの増加により営業貸付金が41,108百万円増加したことなどによるものであります。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ52,172百万円増加の684,742百万円(前期末比8.2%増)となりました。増加の主な要因は、利息返還損失引当金が10,325百万円減少したものの、社債が14,915百万円、借入金が32,250百万円増加したことなどによるものであります。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ11,112百万円増加の139,129百万円(前期末比8.7%増)となりました。増加の主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことなどによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ2,451百万円増加の38,559百万円(前期末比6.8%増)となりました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは40,725百万円の支出(前年同期比8.2%増)となりました。これは主に、営業貸付金の増加による資金の減少などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは3,098百万円の支出(前年同期比7.6%減)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは46,590百万円の収入(前年同期比17.0%減)となりました。これは主に、社債の発行による収入、借入れによる収入などによるものであります。
(3) 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
① 流動性及び資金需要
当社グループは、以下に掲げる事項に対して流動性のある資金を必要としております。
ア.運転資金
当社グループは、金融事業を主たる事業としており、ローン事業におけるお客様の資金需要に対する資金、信販事業における信用購入あっせんに対する資金、債権管理回収事業における金融機関等からの債権の買い取りに対する資金、ベンチャーキャピタル事業における新興企業に対する投資のための資金を必要としております。
また、支払利息等の金融費用をはじめ、人件費や賃借料等の運転資金を必要としております。
イ.設備投資
当社グループは、事業の営業基盤拡充を目的とした設備やIT機器への投資に対して資金を必要としております。
ウ.法人税等の支払い
当社グループは、法人税等の納付に対する資金を必要としております。
② 資金調達
当社グループの主要な資金需要は、各事業における営業活動、新規事業・海外事業に対する投資及び債務の返済等であります。それらに備え十分な資金を確保するため、資金調達及び流動性の確保に努めております。必要な資金は、主に金融機関等からの借入れや社債の発行によって調達しております。また、調達基盤を強固なものにするべく、資金調達の多様化を図り、調達コストの引き下げに努めております。
当社グループの当連結会計年度の決算日の資金、今後の事業活動によって確保されるであろう将来のキャッシュ・フローは、翌連結会計年度の決算日までの1年間の営業活動を維持するのに十分な水準にあるものと考えております。
③ 契約債務
当社グループは、お客様へのご融資などの営業活動等に対して資金を必要としており、金融機関等からの借入れや社債の発行等により資金調達を行っております。
ア.短期有利子負債
当社グループの短期有利子負債は、金融機関等からの借入れによっております。当第3四半期連結会計期間末の短期有利子負債は94,414百万円であります。その平均利率は1.47%であります。
イ.長期有利子負債
当社グループの長期有利子負債は、社債及び金融機関等からの借入れによっております。当第3四半期連結会計期間末における長期有利子負債(1年以内に返済又は償還が予定されている長期借入金及び社債を含みます。)は371,459百万円であります。長期有利子負債のうち、金融機関等からの借入れは328,929百万円であり、その平均利率は1.36%であります。また社債の発行による資金調達は42,530百万円であり、その平均利率は1.62%であります。社債に係る償還満期までの最長期間は1年9ヶ月(2021年9月)であります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかに拡大しているものの、海外経済の動向や消費税率引き上げの影響など、依然として先行き不透明な状態が続いております。
消費者金融業界におきましては、大手各社における新規成約件数は引き続き安定して推移しており、これに伴い営業貸付金残高も緩やかに増加しております。一方、業界最大の事業リスクである利息返還請求については、ピーク時からは大きく減少しているものの、足元においては、未だ注視が必要な状況が続いております。
このような環境のもと、当社グループにおきましては、経営の重要課題である利息返還請求へ対応しつつ、金融事業の多角化やグループ全体での営業アセットの拡大に努め、「安全性」「収益性」「成長性」のバランスを重視した経営に取り組んでおります。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの営業収益は93,192百万円(前年同期比8.3%増)となりました。その主な内訳といたしましては、営業貸付金利息が53,363百万円(前年同期比8.9%増)、包括信用購入あっせん収益が13,176百万円(前年同期比8.7%増)、信用保証収益が11,323百万円(前年同期比9.3%増)、買取債権回収高が1,293百万円(前年同期比3.0%減)、償却債権取立益が5,210百万円(前年同期比6.6%増)となっております。
営業費用につきましては、6,265百万円増加の81,686百万円(前年同期比8.3%増)となりました。その主な要因といたしましては、営業アセットの増加などにより、貸倒引当金繰入額が5,171百万円増加の27,626百万円(前年同期比23.0%増)となったことなどによるものであります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの営業利益は11,506百万円(前年同期比8.3%増)、経常利益は12,225百万円(前年同期比7.4%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、非支配株主に帰属する四半期純損失939百万円を計上した結果、11,749百万円(前年同期比10.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(アイフル株式会社)
[ローン事業]
ローン事業につきましては、テレビCMやWEBを中心とした効果的な広告展開のほか、チャットサービスの機能拡充などによるお客様へのサービス向上に取り組み、新規成約件数や営業貸付金残高の増加に努めております。
当第3四半期連結累計期間における当社の無担保ローン新規成約件数は15万2千件(前年同期比0.6%増)、成約率は43.2%(前年同期比2.6ポイント減)となりました。
その結果、当第3四半期連結会計期間末における無担保ローンの営業貸付金残高は408,703百万円(前期末比7.7%増)、有担保ローンの営業貸付金残高は7,322百万円(前期末比21.3%減)、事業者ローンの営業貸付金残高は8,172百万円(前期末比3.2%増)、ローン事業全体の営業貸付金残高は424,198百万円(前期末比7.0%増)となりました(債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金24,576百万円が含まれております。)。
[信用保証事業]
信用保証事業につきましては、個人及び事業者の与信ノウハウや独立系の強みを活かし、保証残高拡大に向けた商品の多様化や新規保証提携の推進に取り組んでまいりました。
その結果、当第3四半期連結会計期間末における個人向け無担保ローンの支払承諾見返残高は93,186百万円(前期末比17.4%増)、事業者向け無担保ローンの支払承諾見返残高は29,871百万円(前期末比11.4%減)となりました。
なお、事業者向け無担保ローンの支払承諾見返残高のうち14,464百万円はビジネクスト株式会社への保証によるものであります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における当社の営業収益は57,354百万円(前年同期比7.4%増)、営業利益は9,097百万円(前年同期比9.9%増)、経常利益は10,026百万円(前年同期比11.1%増)、四半期純利益は10,065百万円(前年同期比12.2%増)となりました。
(ライフカード株式会社)
[包括信用購入あっせん事業]
包括信用購入あっせん事業につきましては、アフィリエイト広告の積極展開や病院・大学との提携カード発行などによる入会申込の拡大に努めるとともに、利用限度額の増額推進や法人・個人事業主向けのサービス拡充など、カード会員の利便性向上に取り組んでまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間における取扱高は609,562百万円(前年同期比8.8%増)、当第3四半期連結会計期間末における包括信用購入あっせん事業に係る割賦売掛金残高は108,377百万円(前期末比4.0%増)となりました(債権の流動化によりオフバランスとなった割賦売掛金3,005百万円が含まれております。)。
[カードキャッシング事業]
カードキャッシング事業における、当第3四半期連結会計期間末の営業貸付金残高は30,749百万円(前期末比3.3%減)となりました(債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金1,340百万円が含まれております。)。
[信用保証事業]
信用保証事業につきましては、個人及び事業者の与信ノウハウや独立系の強みを活かし、保証残高拡大に向けた商品の多様化や新規保証提携の推進に取り組んでまいりました。
その結果、当第3四半期連結会計期間末における個人向け無担保ローンの支払承諾見返残高は22,591百万円(前期末比5.4%増)、事業者向け無担保ローンの支払承諾見返残高は1,620百万円(前期末比0.1%増)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるライフカード株式会社の営業収益は25,605百万円(前年同期比5.6%増)、営業利益は3,357百万円(前年同期比16.6%増)、経常利益は3,456百万円(前年同期比14.9%増)、四半期純利益は2,416百万円(前年同期比6.1%増)となりました。
(AIRA & AIFUL Public Company Limited)
タイ王国の無担保ローンマーケットは、経済成長に伴う消費拡大により引き続き拡大しております。このような中、AIRA & AIFUL Public Company Limitedにおきましては、債権ポートフォリオの良質化を図るため、優良顧客の獲得に取り組んでまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間における営業収益は4,856百万円(前年同期比13.8%増)となり、営業損失は736百万円(前年同期は758百万円の営業損失)、経常損失は707百万円(前年同期は755百万円の経常損失)、四半期純損失は817百万円(前年同期は755百万円の四半期純損失)となりました。
(その他)
当第3四半期連結累計期間における報告セグメントに含まれない連結子会社3社(ビジネクスト株式会社、アストライ債権回収株式会社、AGキャピタル株式会社)の営業収益は5,562百万円(前年同期比29.4%増)、営業損失は96百万円(前年同期は299百万円の営業損失)、経常利益は445百万円(前年同期比195.6%増)、四半期純利益は201百万円(前年同期は203百万円の四半期純損失)となりました。
② 財政状態
当第3四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末に比べ63,284百万円増加の823,872百万円(前期末比8.3%増)となりました。増加の主な要因は、無担保ローンの増加により営業貸付金が41,108百万円増加したことなどによるものであります。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ52,172百万円増加の684,742百万円(前期末比8.2%増)となりました。増加の主な要因は、利息返還損失引当金が10,325百万円減少したものの、社債が14,915百万円、借入金が32,250百万円増加したことなどによるものであります。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ11,112百万円増加の139,129百万円(前期末比8.7%増)となりました。増加の主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことなどによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ2,451百万円増加の38,559百万円(前期末比6.8%増)となりました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは40,725百万円の支出(前年同期比8.2%増)となりました。これは主に、営業貸付金の増加による資金の減少などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは3,098百万円の支出(前年同期比7.6%減)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは46,590百万円の収入(前年同期比17.0%減)となりました。これは主に、社債の発行による収入、借入れによる収入などによるものであります。
(3) 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
① 流動性及び資金需要
当社グループは、以下に掲げる事項に対して流動性のある資金を必要としております。
ア.運転資金
当社グループは、金融事業を主たる事業としており、ローン事業におけるお客様の資金需要に対する資金、信販事業における信用購入あっせんに対する資金、債権管理回収事業における金融機関等からの債権の買い取りに対する資金、ベンチャーキャピタル事業における新興企業に対する投資のための資金を必要としております。
また、支払利息等の金融費用をはじめ、人件費や賃借料等の運転資金を必要としております。
イ.設備投資
当社グループは、事業の営業基盤拡充を目的とした設備やIT機器への投資に対して資金を必要としております。
ウ.法人税等の支払い
当社グループは、法人税等の納付に対する資金を必要としております。
② 資金調達
当社グループの主要な資金需要は、各事業における営業活動、新規事業・海外事業に対する投資及び債務の返済等であります。それらに備え十分な資金を確保するため、資金調達及び流動性の確保に努めております。必要な資金は、主に金融機関等からの借入れや社債の発行によって調達しております。また、調達基盤を強固なものにするべく、資金調達の多様化を図り、調達コストの引き下げに努めております。
当社グループの当連結会計年度の決算日の資金、今後の事業活動によって確保されるであろう将来のキャッシュ・フローは、翌連結会計年度の決算日までの1年間の営業活動を維持するのに十分な水準にあるものと考えております。
③ 契約債務
当社グループは、お客様へのご融資などの営業活動等に対して資金を必要としており、金融機関等からの借入れや社債の発行等により資金調達を行っております。
ア.短期有利子負債
当社グループの短期有利子負債は、金融機関等からの借入れによっております。当第3四半期連結会計期間末の短期有利子負債は94,414百万円であります。その平均利率は1.47%であります。
イ.長期有利子負債
当社グループの長期有利子負債は、社債及び金融機関等からの借入れによっております。当第3四半期連結会計期間末における長期有利子負債(1年以内に返済又は償還が予定されている長期借入金及び社債を含みます。)は371,459百万円であります。長期有利子負債のうち、金融機関等からの借入れは328,929百万円であり、その平均利率は1.36%であります。また社債の発行による資金調達は42,530百万円であり、その平均利率は1.62%であります。社債に係る償還満期までの最長期間は1年9ヶ月(2021年9月)であります。